岩木山 お山参詣



 お山参詣は国の重要無形文化財に指定されている津軽地方最大の秋祭りです。
 五穀豊穣を願い津軽一円から集まってきた参拝者達が集団で岩木山神社を参拝し、旧暦の8月1日には岩木山山頂まで登り御来光を拝みます。
 祭りの最中に唱えられる「サイギ サイギ」のかけ声は津軽地方に秋の訪れを告げる風物詩となっています。
 なお祭りの歴史は古く鎌倉時代まで遡ることができるそうですが、当時お山(岩木山)は女人禁制の聖地であり、修験者など一部の限られた人で行われていたそうです。江戸時代になると津軽藩主がお山参詣を行い、現在のように広く一般の方々が参加するようになったのは明治時代になってからといわれています。

お山参詣問い合わせ先:弘前市観光政策課  TEL 0172-35-1128


初日 向山


お山参詣 向山 お山参詣の初日の行事、向山。多くの参拝者が集まり参拝します。 境内では太鼓や笛で登山囃子が奏でられ、多くの露天も出店し賑やかな光景となります。



二日目 宵山(よいやま)


お山参詣 宵山 二日目の行事、宵山。白装束に身を包んだ大勢の参拝者が「サイギ サイギ」のかけ声の下、色鮮やかな御幣や幟(のぼり)を掲げ岩木山神社に向かって練り歩く。

最終日 朔日山(ついたちやま)


お山参詣 朔日山 旧暦の8月1日にあたる日に、御来光を拝みに未明から山頂を目指して登山し、山頂付近から御来光を拝む行事。写真の光景は下山途中のもの。

岩木山山頂の御来光


お山参詣 岩木山山頂の御来光 岩木山の山頂から拝む御来光。この一連の行事には一般の方も参加できるほか地元のテレビ局も取材に訪れるので、かなりの人数でまだ暗い登山道を登ることになる。