五色沼 自然探勝路



 五色沼ではビジターセンターから物産館までの約3.6kmに渡って自然探勝路が整備されており、裏磐梯を代表する観光名所となっています。その理由としてあげられるのがコースが比較的平坦で初心者でもゆっくりと散策できることや池ごとに異なる水の色や時間と共に変化する湖沼群の光景を誰でも簡単に体感できることなどがあります。このページではビジターセンター側から自然探勝路を散策した場合に登場する湖沼群について、別途紹介している毘沙門沼以外の湖沼群を順番に紹介してみました。


五色沼自然探勝路 各所要時間 約1時間10分


裏磐梯ビジターセンター 10分 毘沙門沼 25分 赤沼 3分 みどろ沼 5分 竜沼 4分 弁天沼 5分 瑠璃沼 3分 青沼 10分 柳沼 4分 裏磐梯高原駅



赤沼


五色沼の赤沼  五色沼の赤沼。赤沼の由来は沼の土が沈殿物である酸化鉄(簡単にいうと「錆び」)の影響で赤く、周囲の草木や苔も赤い鉄錆色に染まっていることからきているそうです。ちなみに水の色は美しい緑色でした(後で確認したところ天気がよい日は水面がエメラルドグリーンに輝くのだそうです)。




みどろ沼


五色沼のみどろ沼 五色沼のみどろ沼。写真ではわからないが、沼の色は赤・青・緑の三色の色に分かれており、これは水深、水質により植物の繁茂の状態が微妙に異なるから。このみどろ沼の美しさを見るには木々が生い茂る前の早春に訪れるのがよいといわれています。


竜沼


五色沼の竜沼(たつぬま) 五色沼の竜沼(たつぬま)。五色沼自然探勝路のほぼ中間点に位置する。年々視界を遮る木々が生い茂ってきており、みどろ沼同様早春に訪れると竜沼の全景を眺めることができる。


弁天沼


エメラルドブルーの弁天沼 五色沼の弁天沼。自然探勝路にある展望台からの光景。エメラルドブルーの湖面に裏磐梯の木々が映えている。なお太陽の光の反射具合で緑色や濃い碧色に見える時もある、赤松林の探勝路を歩いて行くと突如視界がひらけ姿を現す沼です。

裏磐梯 五色沼の弁天沼  こちらは五色沼自然探勝路からの光景。散策路と沼との高低差はほとんど無いので、木々が生い茂る初夏から紅葉の時期にかけては葉っぱの隙間からのぞき見るようなかっこうになります。

瑠璃沼


五色沼のるり沼 五色沼の瑠璃沼(るり沼)。見る場所や時間毎に水の色が変化するといわれている沼です。るり沼の畔にはベンチが用意されており、沼を眺めながら休憩する事ができます。


青沼


五色沼の青沼 五色沼の青沼。青沼ではカエデなどの枝が風でゆれて葉が強酸性の沼につかり、漂白されて白くなる。変色は初夏から始まり秋に白が濃くなる。現在のところ青沼だけで見られる神秘的な光景。

柳沼


五色沼の柳沼 五色沼の柳沼。五色沼自然探勝路の一番西側にあり、すぐ裏にはお土産店や駐車場がある。この沼は比較的普通の池でウグイやワカサギ、フナ等の魚も生息しているそうです。