嶽きみ

 弘前市の岩木山のふもと嶽地区で採れるトウモロコシでメロンより甘い糖度と生でも食べられる瑞々しさが特徴。
 嶽地区は岩木山神社がある鰺ヶ沢街道沿いのエリアで昼夜の寒暖差が非常に激しい為、このように糖度の高いトウモロコシが育ちます。晩夏から初秋にかけては鰺ヶ沢街道沿いで取れたての嶽きみを販売する農家の直売店が軒をつらね津軽地方の風物詩となっています。
 嶽きみは弘前市周辺の観光名所で食べることができますが、一口食べるとその甘さと水分の多さに驚かされます。
 筆者は以前嶽きみを食べたときに食べこぼし地面に落ちたトウモロコシの粒にあっという間に無数の蟻がむらがる様を見て「虫でも嶽きみの甘さが分かるのだな」と感心してしまったことがあります。
 旬は9月で収穫・販売も9月上旬頃が最盛期。

嶽きみ