弘前城の桜



 日本一の規模を誇ると言われる弘前城の桜は、正徳5年(1715)津軽藩士が25本のカスミザクラなどを京都から取り寄せ城内に植えたのが始まりと云われ、現在公園内にはソメイヨシノを中心に、シダレザクラ、八重桜など、約50種類2600本の桜が植えられてます。なかには「日本最古のソメイヨシノ」や「正徳5年のカスミサクラ」といった歴史ある貴重な桜の木も多く見られます。
 これらの桜は毎年満開の時期になると城内の至る所で一斉に咲き誇り、夜桜も美しくまさに日本一の桜と呼ばれるにふさわしい光景で観光客を楽しませてくれます。なお弘前城では大正時代までは桜よりも松の木の方が多く当時は「松の城」と呼ばれていました。桜が植えられるようになったのは大正時代の石垣の大改修を行った辺りからで、以後桜の数は増え続け現在のような光景となったのです。


花筏(はないかだ)


花いかだ 弘前市役所前にある弘前城公園南側の外堀の桜。花びらがお濠に浮かび「花筏」となっています。市役所前の通りは観光館など弘前城の南側にある駐車場に車を駐めた場合真っ先に通る場所。朝方の光景ですが、見事な桜と花筏に道行く観光客も足を止めていました。このスポットは天気がよければ濠の直線上に津軽の名峰岩木山を見ることもできます。
 




鷹岡橋付近


鷹丘橋付近から見た弘前城天守 弘前城の鷹丘橋付近から見た弘前城天守と下乗橋。天守閣の眺めは下乗橋からのものが有名ですが、鷹丘橋からの眺めもなかなか見事で、道行く観光客も足を止めていました。


西の郭につづく小道


弘前城西の郭に続く小道 弘前城の西の郭に続く小道。この道のすぐ西隣には有名な弘前城の桜のトンネルがあり観光客用にベンチや照明も設置されています。このベンチからは西濠の桜も眺めることができます。

三の丸付近


三の丸付近から見た弘前城天守 弘前城の三の丸付近から見た弘前城天守。桜の木々の上から姿を現した光景は絶好の撮影ポイントになっているようで、たくさんの観光客が記念撮影をしていました。

 

弘前城の天守と桜


弘前城二の丸から見た天守 弘前城の二の丸付近から見た櫓。内堀沿いを歩いていると桜並木の隙間から壮麗な姿を見せてくれる。桜並木にたたずむ櫓は3箇所ほどあり、それぞれ方位にちなんだ名前がつけられています。

西の郭付近の桜


弘前城 西の郭付近 弘前城西濠南西部にある西の郭付近。水路に満開の桜が映えています。ここは弘前公園でも外れの方に位置しており普段は閑散としていますが、弘前城さくらまつりの期間中はたくさんの観光客で賑わいます。