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網走市 旅行記「博物館網走監獄」


  博物館網走監獄はその昔最果ての監獄と呼ばれ、当時もっとも脱獄が難しいとされた網走刑務所が老朽化とした為、1974年に立て直した際に、明治時代から使われてきた従来の木造建築物を網走刑務所より南に2kmほどの所にある天都山の裾野に移築し博物館として一般公開しているもので2016年には国の重要文化財に指定され道東を代表する観光スポットのひとつとなっています。
 網走監獄は明治維新後の混乱期には政治犯も収容され、受刑者達は北海道開拓の為に農地や道路の整備など過酷な労働を強いられた歴史をもち、どことなく強制収容所のようなイメージを思い浮かべますが、現在は環境も改善され短期の受刑者が多く収容される刑務所となっています。


営業時間:5月〜9月 8:30〜18:00、10月〜4月 9:00〜17:00  ※最終入館は閉館の1時間前

休館日:不定休

入場料:大人 1,100円、大学・高校生 770円、 小中学生 550円 ※団体割引あり

駐車場:あり

アクセス:網走駅より車で約10分

地図で所在地を確認する北海道網走市字呼人1-1

備考:館内の食堂では名物「体験!監獄食」が食べられる。
 
博物館網走監獄

網走監獄(刑務所)。明治時代の監獄所をそのまま移築したもので、網走市と女満別空港のちょうど中間地点にある。網走市を代表する最大の観光施設といっても過言ではなく、毎年多くの観光客が訪れる。

博物館網走監獄
五翼放射状平屋舎房

博物館網走監獄内にある「五翼放射状平屋舎房」。このように細長い舎房が放射状に5つ配置された作りはベルギーのルーバン監獄をモデルにしており、中心部には見張り部屋が設けられています。画面に見える脱獄風景を再現した人形はがなんともいえず印象に残りました。
博物館 網走監獄の五翼放射状平屋舎房
網走監獄と網走湖

天都山から見た網走監獄と網走湖。なお観光名所として名高い網走監獄の正式名称は「博物館 網走監獄」で本物の網走監獄は博物館網走監獄から北に2kmほどの所にある。


網走刑務所と網走湖
体験 監獄食!

監獄食とは現在の網走刑務所の昼食として出されている食事メニューです。お値段は720円〜820円で内容は麦飯(麦3:白米7)、焼き魚(さんま or ホッケ)、小皿、中皿、みそ汁となっています。※本来は、みそ汁ではなく番茶が出されています。 
監獄食
写真提供:網走市観光協会
故 高倉健さんと網走監獄
 一般の人が監獄内を見るということはまずできません。そんななかここ博物館網走監獄は刑務所内の様子が直に見れるということで、映画監督、テレビドラマの制作者、はたまた漫画家まで多くの方が訪れ作品の参考にしているといわれています。この網走監獄を一躍有名にしたのが故高倉健さん主演の映画「網走番外地シリーズ」です。番外地シリーズは博物館として移築される前の監獄だった頃に撮影が行われており(外観のみ)。当時の映画をみてみると現役時代の網走監獄の様子をうかがい知ることができます。
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