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知床 旅行記「流氷」


 知床半島は地形的に流氷が吹きだまりのように接岸する地域で、流氷の南限域にありながら日本領海では密度が濃くもっとも接岸する確率の高い地域となっています(流氷は漂流物なので風向きや海流の向きによっては流氷がまったくない日もあります)。この為、流氷の上を歩く流氷ウォーク等も企画され冬場の知床観光の一役を担っているのです。

流氷ウォーク
 保湿性と浮力のあるドライスーツを着てガイドと共に流氷の上を散策するのもので、流氷の隙間から海に入りプカプカ浮かぶこともできる。船の上から流氷を眺める場合と異なり流氷を間近にふれることができ、船だとエンジン音でかき消されてしまう流氷同士が衝突し擦れあうギーコ、ギーコという音もはっきりと聞くことができます(音の有無は場所やタイミングにより異なります)。
開催期間:2月〜3月(流氷の接岸状況や悪天候などの理由で中止となる日もあります)
所要時間:1時間30分
料金:大人 6,000円 
申込先:SHINRA(知床ナチュラリスト協会) TEL:0152-22-5522
 
ウトロ港の流氷

知床半島の観光拠点、ウトロ港に押し寄せた流氷。夏場観光船が停泊し知床クルーズの拠点となるウトロも冬場はごらんの通りの光景となる。なおこの時期近くの網走市では「網走流氷観光砕氷船 おーろら」が運行し人気を集めている。

知床の流氷
知床の流氷

知床の海を覆い尽くす流氷。遠くに見える山々は知床連山。知床の海に流氷がたどり着くのは1月下旬から2月にかけてで、流氷と共にオットセイやアザラシの他、海に浮かぶことができないオジロワシやキタキツネなども流氷に乗って遠くシベリアからやってくる。
知床の流氷
知床のアザラシ

アザラシはオホーツク沿岸に数多く生息しており、知床クルーズでもたまに見かける事がある。流氷が押し寄せる冬場はよく見かけるが知床クルーズは冬場休業している。
知床半島のアザラシ
流氷と夕日

夕日に染まる知床の流氷。知床は夕日の名所としても有名なところで真っ白い流氷が赤く染まる冬の光景はなんともいえず幻想的な光景。
知床の流氷と夕日
流氷ウォーク

流氷が接岸する時期、オホーツク海沿岸では流氷観光船が出港するが、知床では流氷の上を歩いたり、海に入ったりする事ができる流氷ウォークが企画される。
知床の流氷ウォーク
 知床連山

雪で真っ白に染まった知床連山。沿岸で白い波しぶきのように見えるのが接岸した流氷。沖合の方では択捉島との間を縫うように流氷がただよっている。
冬の知床連山
知床半島の流氷
 毎年冬になると北海道北東部に押し寄せる流氷群。この流氷は一番寒いはずの北海道最北の地稚内ではあまり見られず、稚内より緯度の低い知床半島周辺でよく見られます。これは何故でしょう?一般的に流氷は海水が冬の寒さの為に凍ったものと思っている方も多いようですが、実は塩分濃度が高い海水は氷点が低くなかなか凍りません。北海道沿岸に押し寄せる流氷のほとんどはアムール川から流れ出た真水が海水と混じり塩分濃度が低くなった海水がアムール川河口付近で凍ったものなのです。アムール川の前には樺太があるため、流氷達は稚内方面に進む事ができず樺太を大きく迂回しやがて千島列島や知床をはじめとした北海道北東部に流れ着くのです。 
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