仏ヶ浦の見所・歩き方



仏ヶ浦の奇岩と観光客 仏ヶ浦は青森県下北半島西岸の下北郡佐井村南部にある高さ90m級の岩が2km以上にわたり並び連なる景勝地で古くは仏宇陀(ほとけうた、ほとけうだ)と言われてました(なお「うだ」とはアイヌ語で浜という意味)。 仏ヶ浦に見られる数々の奇岩は団結の程度が低いグリーンタフと呼ばれる太古の火山活動に由来する岩が下北半島に打ち寄せる荒波と風雨によって浸食され造り上げられたもので、その美しさとスケールの大きさは訪れる観光客達が皆口をそろえて「とても日本とは思えない景色と海の色」と称するほど。これらの数多くある奇岩・巨岩には 如来の首、五百羅漢、一ツ仏、親子岩、十三仏観音岩、天竜岩、蓮華岩、極楽浜などと名前が付けられていますが、それらの岩々の総称をまとめて仏ヶ浦と称しています。歴史的には1922年(大正11年)に紀行家の大町桂月によって全国に紹介され、1968年に下北半島国定公園の一部となり、更に1975年には周辺の海域が仏ヶ浦海中公園に指定されました。近年は観光船の接岸を目的に小規模な桟橋が建設され(仏ヶ浦港)、2007年には日本の地質百選にも選定されています。

 散策ルートとしては牛滝や佐井村等周囲の港から出港する遊覧船で来る方法と国道沿いにある駐車場から直接降りてくる方法がありますが、おすすめは遊覧船でのアクセス。なぜなら仏ヶ浦と国道338号線は100mほど高低差があり駐車場からは20分ほどかけて急な階段を下りて行かなければならないからです。かたや遊覧船の場合は海上から仏ヶ浦の景色を眺めることができるうえに、上陸して散策することもできます。仏ヶ浦を形成している緑色凝灰岩と呼ばれる緑色の岩石が織りなす海の色も遊覧船ならではの光景です。時間的にも駐車場を往復する時間を考慮すると遊覧船観光と同程度となりますし、費用を節約したい人は別にして仏ヶ浦を観光する際は遊覧船の利用を強くおすすめします。


仏ヶ浦へのアクセス・行き方


 アクセスは国道338号線の駐車場から徒歩で下ってくる陸路と佐井港や脇ノ沢から出ている遊覧船で訪れる海路の2種類あります。陸路の場合国道338号線(通称「海峡ライン」)を走っていると仏ヶ浦駐車場入り口の看板が見えてくるのでそこに車を駐め駐車場から急な山道を徒歩で20分ほど下ると仏ヶ浦に到着します。海路の場合佐井及び脇ノ沢、牛滝の各港から連絡船(遊覧船)が運航しており、観光船から直接仏ヶ浦の桟橋に上陸することができます。駐車場からの山道はとにかく急なので足腰の弱い方は観光船を利用した方が無難です。また東京方面から訪れる場合青森港から下北半島の各港を結ぶ高速船が運航しているのでそちらを利用されると便利です。これら海路によるアクセスの詳細は別途「仏ヶ浦 観光遊覧船」のページを参照。

地図


※下北半島は地形が険峻なうえに鉄道が大湊駅までしか整備されていない為、半島内の移動は車によるものがメインとなります。また交通困難地域である半島西側は船も重要な交通手段の1つである為、青森港〜佐井村を結ぶ高速連絡船も運航しているのです。

※定期遊覧船は4月上旬から11月上旬(注:その年により運行期間が違うので要確認)までの運行となります。




仏ヶ浦までの所要時間

 八戸自動車道八戸ICより車で約4時間30分
 東北自動車道青森ICより車で約4時間20分
 下北半島大間崎より車で約1時間
 むつ市より車で約1時間30分

連絡船(遊覧船)による所用時間
  佐井港〜仏ヶ浦〜佐井港(共に下北半島) 約1時間30分
  佐井及び脇ノ沢より連絡船(遊覧船)が運航している。


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 下北半島のアクセスに一番便利な空港は三沢空港と青森空港です。 また運航便は、
 三沢空港:東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(丘幌)
 青森空港:東京(羽田)、大阪(伊丹)、新千歳
が運行しています。
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 下北半島のアクセスに1番近い便利な新幹線発着駅は八戸駅及び新青森駅で、最寄りのJR駅は大湊駅です。

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仏ヶ浦の観光所用時間


 仏ヶ浦の観光には約30分ほど要します。遊覧船を利用する場合は佐井村から往復で1時間30分。また周囲には大間崎薬研温泉恐山といった有名な観光名所があるので車で訪れた場合は足を伸ばして観光するのもおすすめです。

※仏ヶ浦を組み入れた青森県の観光モデルコースは別途「青森空港」「三沢空港」及び「新青森駅」「八戸駅」の各ページを参照。


仏ヶ浦 おすすめの時期 ベストシーズン


 仏ヶ浦の観光シーズンは5月上旬から11月上旬までで連絡船(遊覧船)もこの期間に運行している。特に晴天が続く9月は絶好の観光シーズンとなります。一方で5月、6月は濃霧が発生しやすく8月はこの地方特有の大きな虻が発生し何も知らない観光客を驚かせることがあります。また冬場は周辺道路が通行止めになる事や、下北半島特有の寒冷な気候の為、観光には適しませんが、近年冬の良さも見てもらおうと行政が冬の観光を色々模索しています。


仏ヶ浦の観光スポット


 仏ヶ浦には所々に遊歩道が整備されていますが、奥の方は未整備となっている。この為、観光客達は切り立った巨大な岩の間を縫うように歩いて散策するスタイルとなります。なお仏ヶ浦の散策に要する時間は30分ほど。

仏ヶ浦の海

仏ヶ浦の海  仏ヶ浦港の桟橋から眺めた海の光景。切り立った地形は海中にも続いているようで、すぐ目の前の海は底が見えないほど深かったです。また下北の峰々には霧がかかり幻想的な光景となっています。




仁王の顔

仏ヶ浦 仁王の顔  仏ヶ浦の仁王の顔。上から睨み付ける仁王様ような形をしている仏ヶ浦を代表する岩です。なお仁王の顔は人の背丈の何倍もある巨大な岩で仏ヶ浦の散策路を歩いていると視界に飛び込んできます。

如来の首

仏ヶ浦 如来の首  仏ヶ浦の如来の首と呼ばれる岩。人の顔のように見える巨岩が砂浜にただ一本だけ立っています。この地上に突き出た岩の形が如来像に似ていることから「如来の首」と名付けられたとされています。散策路上にあり仏ヶ浦では一番目につく岩です。なお仏ヶ浦では他にも仁王、魚、蓮等に似た奇岩を多数見ることができますが、中でも如来の首は人の背丈の何倍もある巨大な岩となっています。

極楽浜

仏ヶ浦 極楽浜  極楽浜と呼ばれる仏ヶ浦の砂浜。下北半島の陸奥湾に面した西側では断崖絶壁が続きこのような砂浜はほとんど見ることができません。ちなみに下北半島は海に面した西側が高く東側に行くにつれ低くなる地形となっています。 

蓬莱山

仏ヶ浦 十三仏  仏ヶ浦の蓬莱山。長い年月をもって浸食された緑色凝灰岩(りょくしょくぎょうかいがん)に名付けられた名前。縦に筋状に入った模様は刻まれた年月の長さを物語っています。なお山の中央上部は猿の顔のように浸食されているのでもし機会があったら注意して眺めてみてください。




仏ヶ浦の奇岩

仏ヶ浦にころがっている岩  仏ヶ浦の砂浜にゴロンと転がっているトゲトゲした岩。一見カエルのような変わった形をしていますが、これは長い年月かけて浸食され形成されたもの。変わった形なのでおそらく何らかの名前がついていると思うのですが現時点では不明。なおこの岩は人の背丈2倍以上の大きさです。
仏ヶ浦の奇岩 空を見上げる人の顔のように見える岩。仏ヶ浦には長年に渡って風化し、このように小さく丸い穴があいた岩がよく見られます。そしてそれは時として人の造形物のような形になるのです。 

蓮華岩

仏ヶ浦 蓮華岩  仏ヶ浦の蓮華岩。蓮華とはハスのこと。この辺りでは蓮のような形をした岩が多数見られ、なぜ重たいのに砂に埋もれず地表に転がっているか疑問に思ってしまいました。なお蓮華の中央にお釈迦様が立っている姿は仏教美術でよく見られる絵です。

魚の形をした岩

仏ヶ浦 魚の形の岩  仏ヶ浦にある魚の形をした岩。砂浜の波打ち際に転がっていました。仏ヶ浦には直径5cmほどの穴が空いた岩が多くみられ、なぜこのように穴ができるのか、原因はよく分かっていないそうです。

一ツ仏

仏ヶ浦 一ツ仏  仏ヶ浦の一ツ仏。陸路で散策するのはこの辺りが限界。この時間は引き潮だったからさらに奥までいけましたが、それでも目の前に見える一ツ仏までは行くことはできません。




仏ヶ浦の巨岩

仏ヶ浦の巨岩 仏ヶ浦の巨岩。駐車場遊覧船乗り場から南に向かって歩いて行くとまず最初に出くわす巨岩です。観光客が豆粒ほどの大きさにみえてしまう岩の大きさには驚かされますが、このような巨岩は仏ヶ浦では無造作に散らばっています。

鳥のような形をした岩

仏ヶ浦 鶏のような岩 仏ヶ浦ではふと上を見ると岩が様々な形をしている事に気がつきますが、写真の岩は特に顕著でまるで鶏の頭のように見えます。まさに自然が長年にかけて作り上げた造形美ですが。このような岩は巨大な断崖の頂上付近でよく見られる。

天龍岩

仏ヶ浦 天龍岩  仏ヶ浦の天龍岩。岩の頂上が天に昇る龍のように見えます。遊覧船乗り場におりてから南の方角に歩いて行くとすぐに見えてくる巨岩で高さが20m以上もあり下から見上げる光景は圧巻。下に見える観光客と比べると天龍岩の大きさが分かります。

五百羅漢

仏ヶ浦 五百羅漢  仏ヶ浦の五百羅漢。遊覧船乗り場から見た光景。緑色凝灰岩(りょくしょくぎょうかいがん)が浸食されて形成されてできたもので岩の姿が羅漢像に似ていることから五百羅漢と名付けられました。仏ヶ浦の北側にそびえ立っていますが、徒歩で行くことは少々難しく、遠くから眺めるのが一番。

屏風岩

仏ヶ浦 屏風岩  仏ヶ浦の屏風岩(中央)。駐車場から仏ヶ浦に歩いて降りてくると一番先に目に入る巨岩で、その名の通り屏風のようにそびえ立っています。また正面に見える遊歩道は観光遊覧船乗り場まで続いています。なお屏風岩の右にあるフクロウのような岩は「観音岩」、左側の岩は「岩竜岩」と呼ばれているそうです。

青森県の観光地一覧


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