猪苗代湖 観光案内 「湖水浴」



 猪苗代湖では湖のほぼ全域にわたって湖水浴場が整備されており、おおよそ「浜」と名がつく所ではトイレや浮き輪のレンタル、シャワーのサービス等が整備され湖水浴が可能となっています。
 なお猪苗代湖では同水域でプレジャーボートや水上スキーなども航行可能となっている為、岸に近い沿岸では湖水浴専用、沖合(100m〜150m以上)では船舶専用と細かく区分されています。事故を防止するためにも湖水浴を楽しむ場合は湖水浴専用水域内で遊ぶよう各浜に掲示されている案内看板を見て確認してから遊ぶようにして下さい。
 なお湖水浴が可能な期間は7月中旬から9月中旬までの所が多く、地元の方の話では一番人気でおすすめの浜は「志田浜」と言っていました。

猪苗代湖の湖水浴場一覧はこちらを参照→猪苗代観光協会

翁島の伝説
 弘法大師(真言宗の開祖 空海)が猪苗代湖を通りかかった際、はたを織っていた女に水を乞いますが断られてしまいます。そこで別の村に行き米をといでいた翁という名前の貧しい女に米のとぎ水を乞うと、快く飲ませてもらえました。その翌日、磐梯山が噴火して周囲の52の村が陥没して湖底に沈んでしまいましたが、弘法大師に水を飲ませた翁の家だけは湖底に沈まず、島となった。これが今の世に残る翁島だと伝わっています。

猪苗代湖のビーチ


猪苗代湖のビーチ  猪苗代湖湖水浴場の光景。砂浜にパラソルを立てて夏の日差しを防いでいる。正面に見えるのは会津磐梯山で左側には猪苗代湖の遊覧船の姿も確認できます。




湖水浴


 猪苗代湖で湖水浴を楽しむ人達。猪苗代湖の水質は非常に良い事になっているのだが、湖底が火山灰の泥炭質の為か実際に入ってみると砂や泥で濁っている所も結構あります。 
猪苗代湖 湖水浴場

猪苗代湖畔の光景


磐梯山と猪苗代湖 磐梯山と猪苗代湖。猪苗代湖の湖畔から眺めた会津磐梯山。翁島周辺から見た光景。猪苗代湖の水質の良さは日本トップレベルで毎年多くの家族連れが湖水浴に訪れます。

猪苗代湖の水質  猪苗代湖湖畔の光景。透き通った透明な水が印象的。平成14年〜17年の4年間は連続して水質日本一だった。近年は大腸菌の数が増え一位の座は明け渡しています。

日本有数の水質の良さを誇る猪苗代湖


 猪苗代湖での遊びといえば釣り、ボート遊びなど色々思い浮かびますが、やはり一番人気の遊びは湖水浴です。しかし猪苗代湖自体標高が高く水温もけっして温かくはありません。そんな環境でなぜ猪苗代湖の湖水浴が人気なのでしょうか?
 理由は色々あるとは思いますが一番の理由は澄んだキレイな水質にあるといわれています。これはこの地域特有の火山性活動に由来するもので、地下水や長瀬川といった流入水が強酸性であることからプランクトンが少ないうえに、湖の水には鉄イオンとアルミニウムイオンが大量に含まれており有機物が吸着し沈殿してしまうのです。
 他の湖に比べて人間の生活圏が間近にあるにもかかわらず水質が良好なのは以上のような理由があるのです。