安家洞 観光案内 「洞内の光景」
安家洞は安家の森の中にある日本最大の鍾乳洞で最近は地底湖も発見されました。控えめの照明に照らされた洞窟の中を時には腰をかがめながら進んでいく様は日本各地にある他の鍾乳洞とは趣が異なり観光客にも人気があります。
安家洞を形作っている石灰岩は長年の浸食により石灰分が鍾乳洞に多く溶け出しており、代わりに泥の流入が多くなってきています。このように鍾乳洞は流入してきた泥にやがて埋没しその生涯を終えるのですが、安家洞は年齢的には「老齢期」にさしかかっているといわれています。その為、地面は土もしくはコンクリートとなっており他の鍾乳洞では見られない光景となっています。
洞窟内の階段
安家洞の階段。鍾乳石が覆い被さってきているように見えるがコンクリートに鍾乳石を埋め込むように生コンを打ったのだろう。なお階段先の通路は腰を屈めないと通ることができないほどの低さでした。
通路に突き出た鍾乳石
通路に突き出た鍾乳石。一見コンクリートを突き破って鍾乳石が生えているようにも見えますが、これも鍾乳石を巻き込んで生コンを打ちこんだもの。
安家洞のヘルメット
安家洞は洞窟内が低く、所によってはかがみながらじゃないと通過できない所もあります。このためヘルメットは必需品で、筆者は洞窟内の散策では2回ほど頭をヘルメットに守ってもらいました。なおヘルメットは中に紙でできた帽子がセットされており、誰か使用するとその紙を交換するようになっています。
非常電話
安家洞に非常電話。観光洞内では最深部にあたる折り返し地点付近に設けられています。洞内が停電になっても分かるように赤いランプが灯されている。
安家洞の鍾乳石
安家洞の鍾乳石。安家洞の近くにある
龍泉洞は
地底湖が有名だが鍾乳石の種類、形等の多さでは安家洞の方に軍配があがると思います。ただし通路が狭いので足腰が弱いお年寄りや幼い子供には少々キツイかもしれません。