浄土ヶ浜 遊覧船
浄土ヶ浜遊覧船は船の老朽化の為に、2021年に営業を終了しましたが、新たな船を建造し2022年7月より再び営業を開始しました。
本ページの写真や記事は古い遊覧船のものです。最新の情報につきましては別途「
宮古うみねこ丸」のHPをご参照ください。
浄土ヶ浜では東日本大震災や津波の被害を受けしばらく遊覧船の運行を休止していましたが、2011年7月に遊覧船の運航を開始し、宮古湾北端の姉ヶ崎を往復する浄土ヶ浜遊覧コースが運行されるようになりました。また小型のボートで観光名所を案内してくれる浄土ヶ浜マリンハウスも営業を再開し現在は震災前の状況に戻っております。
浄土ヶ浜マリンハウスの詳細については別途「
青の洞窟」のページでご紹介していますので、本ページでは岩手県北自動車が運営している大型の観光遊覧船についてご紹介していきます。
みやこ浄土ヶ浜遊覧船
「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」は岩手県北自動車が運営している観光遊覧船です。震災前は浄土ヶ浜を中心にそれぞれ南北に遊覧するコースの他、田老方面へも運行していましたが、震災後はロウソク岩や潮吹き岩といった景勝地を遊覧する北航路を定期運行コースとし、宮古湾を一周する南コースなどは団体予約が入ったときや特別企画時などに運行されています。
この浄土ヶ浜遊覧船の名物はロウソク岩や潮吹き穴などの奇岩絶景の他にエサを求めて遊覧船を追いかけてくるウミネコたち。遊覧船ではウミネコのエサ用に「うみねこパン」を販売しており、パンを求めて人のすぐ間近まで近寄ってくるウミネコ達の大群は圧巻です。
遊覧船からの光景
浄土ヶ浜観光の主役のひとつである浄土ヶ浜遊覧船。
三陸沿岸の遊覧船ではウミネコがエサをねだりに船を追いかけてくる光景がよく見られますが、ここ浄土ヶ浜でもウミネコ達が元気にどこまでも遊覧船を追いかけてきて浄土ヶ浜遊覧の名物となっています。三陸の奇岩絶景を眺めながらのウミネコの餌付けは女性や子供達に大人気で旅の思い出作りにはもってこいのメニューです。
ローソク岩
岩手県宮古市にあるローソク岩。高さ40メートル、幅は上部で7メートル、下部で3メートル。陸上からは見ることができず、遊覧船等に乗り海上からでしか見ることができません。
潮吹穴
岩手県宮古市にある潮吹穴。海が荒れ波風が強いときは30mほどの高さになるときもあるそうです。光景は
浄土ヶ浜マリンハウスのモーターボートからのものですが、陸上部には駐車場があり歩いて潮吹穴まで来ることができます。
パンを狙うウミネコ
ウミネコのエサ用のパンを頭にのせシャッターチャンスをうかがう親子。ちなみに東日本大震災時、遊覧船と共に沖合に避難していた船長さんはこのウミネコ用のパンを食べて空腹をしのいでいたそうです。
遊覧船から見た浄土ヶ浜海水浴場
遊覧船からみた
浄土ヶ浜の海水浴場。たくさんの人達が海水浴を楽しんでいましたが、写真では米粒ほどにしか写ってなく確認しにくい。
遊覧船から見た奇岩
遊覧船からみた浄土ヶ浜の奇岩。沈降したのか隆起したのか分かりませんが、岩の上に平らな岩が覆い被さるようにのっかています。
遊覧船乗り場
浄土ヶ浜の遊覧船は東日本大震災時はいち早く沖合に避難し津波の難を免れました。この為、
三陸沿岸の遊覧船のなかではもっとも早く運行を開始しました。
遊覧船の乗り場は
ビジターセンター方面から
海水浴場に向かう途中にあり、吉永小百合さんが一緒に写っている「2012年 JR大人の休日倶楽部のポスター」の光景はこの浄土ヶ浜遊覧船乗り場の光景です。
遊覧船乗り場の光景
浄土ヶ浜の遊覧船乗り場。遊覧船乗り場は海水浴場から徒歩で10分程度、また第1駐車場からすぐのところにある。震災前は手こぎボートの乗り場もあったと記憶していましたが、震災以降は無くなったようです(
マリンハウスでペダルボートをレンタルしています)。
こちらは2012年当時の古い写真ですが、浄土ヶ浜の遊覧船のすぐ後ろでは東日本大震災で被災した港の復旧作業が行われていました。水中作業をするダイバーの方もいて、ダイバーだと分からなかった乗客は「大きな魚がいる」と勘違いして大騒ぎになりました。
船着き場
浄土ヶ浜の遊覧船乗り場の光景。港内は水深が浅く、停泊ポイントから少しでも前に行きすぎると遊覧船は岩に乗り上げてしまいます。
遊覧船とウミネコ
遊覧船に群がる海鳥達。乗客達が喜んでエサ(ウミネコパン)を与えるのでどこまでもついてきます。またウミネコは貸しボートや海水浴客にもエサを狙って近づいてきます。