嵯峨野観光鉄道 トロッコ列車
保津川のトロッコ列車は風光明媚な保津峡の景色を楽しめる観光電車。嵐山駅〜亀岡駅の7.3kmを約25分かけて運行しています。嵯峨野観光鉄道が運営していますが、実はこの会社はJR西日本の100%子会社で1991年(平成3年)に設立され、観光路線としてトロッコ嵯峨駅〜トロッコ亀岡駅間が開業しました。JRの貨物車両を改装した車両が走る保津川沿いの光景は
春の山桜、
秋の紅葉、トンネルを抜けるごとに変わる渓谷美と魅力ある光景が目白押しです。またクリスマス時などにはイベント列車も運行も企画されています。なおトロッコ列車の切符はJR京都駅などJR西日本のみどりの窓口で購入することができますが、ハイシーズン時などは予約で満員となり乗車できないこともあるので(1時間1本の運行列車に年間100万人以上(内約2割が外国人観光客)が乗車する人気路線です)、どうしても乗ってみたいという方は事前予約(乗車一ヶ月前まえから可能)しておくことをお勧めします。また仮にトロッコ列車が満員で乗れない場合でも
保津川下りの乗船場があるJR亀岡駅までは普通列車(線路は別)で行くことができます。
なおトロッコ列車は5両編成で1〜4両目が指定席車両。5両目のみが自由席で先着順となっています。ただし5両目はオープンデッキ仕様の為、雨天時は乗車不可となってしまいます。
運賃(片道) 大人 620円、小人 310円
公式HP 嵯峨野観光鉄道
嵯峨野トロッコ列車
嵯峨野トロッコ列車は廃線区間だったが嵯峨野観光鉄道が観光列車として復活させたもの。今では保津川川下りを楽しむ場合はこの嵯峨野トロッコ列車を利用するのが保津川観光の定番になっている。近年は冬の乗車時に車内を暖める「ダルマストーブ」が取り付けられ話題となっています。
保津川の沿いを走る嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車。トロッコ嵯峨駅〜トロッコ亀岡駅間約7.3kmの風光明媚な路線。道中トロッコ列車内に流れるユニークなアナンスも人気がある。眼下を流れる保津川にはラフティングボートを楽しむ方の姿も数多く見られる。
保津峡
保津峡を走るトロッコ列車。同区間を走る山陰本線の路線がほぼ直線となっているのに対して嵯峨野観光船は保津川を沿うように路線が延びており移り変わる保津峡の景色を楽しむことができる。
保津川下りとトロッコ列車
保津川下りを楽しむ際にはまず嵐山にあるJR嵯峨嵐山駅からトロッコ列車に乗りトロッコ亀岡駅まで行くのが保津川下りのお約束。トロッコ亀岡駅からすぐ近くにある保津川下りの乗船場に行き、そこから川下りを楽しみながら嵐山に帰ってくることができる。川下りの道中はトロッコ列車と出会うこともある。保津川下りとトロッコ列車との合計所要時間は往復3時間ほど。