二尊院



 二尊院は国の重要文化財である釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を本尊とする平安時代初期に建てられたお寺で慈覚大師円仁の創建と伝えられています。本堂に安置されている釈迦・阿弥陀如来立像は平安時代末期の作と言われどちらの像も同じ高さで左右対称となっています。この二つの立像が「二尊院」の名前の由来となっており参拝すれば一度に現世と来世の幸せを得ることができるといわれています。
 また二尊院は紅葉の名所である嵐山界隈でも特に紅葉が見事な場所として知られており、毎年11月の中旬になると約200mの参道にならぶモミジが一斉に色づき見事な光景を見せてくれます。

アクセス
 バス停嵯峨釈迦堂駅から徒歩で10分ほど。また嵐山駅から北西へ約2.5q、徒歩約30分

拝観料 500円

参拝時間 9:00〜16:30

駐車場 あり。駐車可能台数は15台ほど。


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二尊院


嵯峨野 二尊院 京都の嵯峨野の二尊院。天台宗のお寺で慈覚大師 円仁が建立したと伝えられている。写真は冬場の光景だが紅葉の名所としても知られている。百人一首ゆかりの藤原定家の山荘「時雨亭」(しぐれてい)があったとされている。

二尊院の紅葉 嵯峨野 二尊院の紅葉。二尊院は紅葉の名所として知られ、総門をくぐった参道の紅葉は有名。なお紅葉の盛りは11月中旬から12月上旬にかけて。周辺の嵐山等の紅葉名所と共に楽しめる。





二尊院の桜 二尊院の石段に咲く桜。二尊院は新緑と紅葉が有名な所だが境内には桜の木もいくつか植えられており、春先になると境内のあちらこちらで淡いピンク色の花を咲かせる。


新緑


 二尊院の新緑。総門の先に続く新緑につつまれた石段の参道。この参道は「紅葉の馬場」とよばれ紅葉のスポットとして有名だが新緑の時期も美しい光景を見せてくれる。

二尊院の新緑

境内の光景


二尊院の光景 二尊院の境内は小倉山の麓にあり、総門は二条城の薬医門を移したもの。他にも幅広くゆるやかな石段や土御門・後嵯峨・亀山天皇の分骨陵や法然の廟など特徴的な建物が多い。