銀閣寺の庭園



 銀閣寺の庭園は月待山麓に広がる約2万uの広大な庭園で、作庭家の善阿弥の技術指導のもと足利義政自ら作庭の指導をしたと伝えられていますが、当時の庭園の原型は江戸時代の改造でほとんど失われ現在は残されていないといわれています。
 現在ある建物や庭園は東山文化特有の「わび」「さび」を取り入れた質素なものとなっていますが、銀沙灘や向月台がある庭園は日本文化の粋を極めた見事な光景となっています。


銀閣寺の庭園


銀閣寺の庭園を整備する人  銀閣寺の庭園(向月台)を整備する人達。銀閣寺の庭園は錦鏡池を中心とした池泉回遊式庭園とモダンなアートが特徴の銀沙灘、向月台。そして「わび」「さび」を基調にした苔生した境内にわけられる。

枯山水


銀閣寺 枯山水庭園  銀閣寺の枯山水庭園。銀閣寺では錦鏡池を中心とした「池泉回遊式庭園」と向月台や銀沙灘のように白川砂を使用した枯山水の庭園を見ることができる。写真の光景は参拝路に整備された枯山水庭園。




錦鏡地


 銀閣寺庭園、池泉回遊式庭園の中心となる錦鏡池。裏山の参道から庭園を眺める観光客の姿も確認できるが、裏山からの眺望では角度の関係から池泉回遊式庭園部分の全景は見ることができなかった。

銀閣寺 錦鏡池

錦境池と銀閣


 銀閣寺庭園の錦鏡地と銀閣。様々な自然石と松の木を配した錦鏡地の後ろには銀閣が見える。銀閣寺庭園は散策していると松と自然石がよく目に付く。

錦鏡池と銀閣

境内


銀閣寺の境内 銀閣寺の境内。京都東山・大文字山の麓に建てられた銀閣寺はうっそうと木々が生い茂る森の中にある。境内には参拝路が整備され新緑の時期などに境内を歩くと身も心も晴れやかな気分になれる。


慈照寺の境内 東山・大文字山の麓に建てられた慈照寺の庭園は西芳寺(通称:苔寺)を模して造ったと言われ、至る所に苔が生えている。朝方は霧におおわれる日もあり厳かな雰囲気が漂う。