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淡路島の七福神古代神話の古事記によると国産みの夫婦神「イザナギ」と「イザナミ」が最初に生んだ島が淡路島とされています。この淡路島を七福神乗り合いの宝船に見立てて島に祀られている七福神を巡るのが「淡路島七福神めぐり」です。 |
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七福神巡りの参拝方法 七福神巡りはどの寺院からでもスタートOKですが、最初の寺院では必ず「ハッピー券」をもらい、それぞれの寺院で200円の奉納金を納めることにより本尊拝観や法話を聴聞することができ参拝記念品ももらえます。そして最後の寺(七つめの寺)では吉兆福笹を受けることができるのです。この他各寺では「ラッキーアイテム」が販売されており、どれもひとつ300円〜1,000円ほどですので自分が成就させたいご利益があるアイテムを購入するのもよいでしょう。 また「淡路島七福神宝印帳」2,800円(印代込み)を購入すれば、各寺で参拝した日の日付印を押してもらうこおとができます。 車の場合半日ちょっとで全て巡ることができますが、法話を聞いたりや日付印を押してもらったりするのに時間を要して丸1日かかることも希にあるそうです。 ・問い合わせ先:七福神霊場会事務局(八浄寺内) TEL:0799-65-0026 七福神ハッピーバス 七福神ハッピーバスは毎年1月から11月にかけての毎週日曜日に淡路島で運行している観光周遊バスです。その名のとおり淡路島に点在する七福神霊場を巡ってくれます。乗り場は洲本バスセンター 料金は奉納金として1,400円(各寺200円)、ハッピーバス会費6,400円/人(一切の費用を含む※ハッピーバス催行最低人員あり)となっています。 問い合わせ先 0799-65-0026 淡路島七福神巡りの寺社一覧
神様なのになんでお寺なの?(神仏習合とは?) 七福神は神様なのに淡路島では何故お寺に祀られているのでしょうか?通常恵比寿様なら恵比寿神社に、弁天様なら水辺の畔に建つ弁財宮にといったように神社に祀られています。実はお寺に七福神が祀られているのは淡路島だけではなく全国的で確認できることでそのはっきりとした理由は分かっていません。しかし推測される理由のひとつとして「神仏習合」の考え方があります。 古代日本では八百万の神々を信仰する神道が信仰されていました。しかし6世紀頃になると東アジア学問における国際的スタンダードである「仏教」を取り入れざるをえなくなり(他にも外交上の理由や朝廷内における権力争いなどいくつかの理由が重なります)、奈良、平安時代には仏教を積極的に取り入れ広めていきます。ところが国を治めているのは神道における最高神「天照大御神」を祖先にもつ天皇や「天孫降臨」の際に付き従った神々の子孫とされる豪族達ですから仏教をそのまま受け入れると自分たちの立場に大きな矛盾が生じてしまいます。この矛盾を解決する為に考え出されたのが「神仏習合」です。神仏習合とは簡単に言えば神道の神様と仏教の仏様を同一とする折衷案で具体的には八幡神は阿弥陀如来と、天照大御神は大日如来と同一といった感じです。七福神では中国の神様である大黒天と出雲大社の大国主の命、インドの神様である弁財天と厳島神社の市杵島姫命などが同一であるとされています。そして神社の中にお寺が建立されたり、また逆にお寺の境内に神社が建てられたりしていくのです。皆さんもお寺なのに鳥居があったり、神社なのに境内に観音様や菩薩様を安置しているお堂を見たことがないでしょうか? このような神仏習合の思想の元、長い歴史の中でその地方独特の信仰が育まれ、結果淡路島では七福神の七柱全員がお寺に祀られていると考えられています。 ※神仏習合についてこのページでは簡単に説明していますが、実際は空海や円仁といった多くの有名な学者(僧侶)達が長い年月を経て体系づけていった壮大な思想ですのでこのページの内容は参考程度に留めておいて下さい。 |
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