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淡路島のパワースポット 淡路島神社


  遥かなる昔、世界は混沌の中にあった。初めて天と地が別れたとき「高天原」に五柱の「別天つ神」が現れその後次々と「神世七代」と呼ばれる神々が現れた。神世七代は代を重ねる毎に抽象的な存在から性別や身体が整った姿となり、最後に誕生したのが「イザナギ神」と「イザナミ神」の男女2神である。
 イザナギ神とイザナミ神は高天原の神々から国土を固めるよう依頼を受けると、天浮橋から天沼矛を海水に入れかき混ぜ引き抜いた。矛を引き抜いた際に矛の先から落ちた潮が固まり「おのごろ島」ができた。
 イザナギ神とイザナミ神はこの島に降り立ち御殿を建て、ここで結婚して国産みをはじめた。こうして最初に淡路島が生まれ、次に四国、沖の島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、大八嶋(本州)が生まれた。その後さらに六つの島が生まれ日本が誕生した。

上記は日本の神話である古事記冒頭部分のくだりです(筆者が要約しています)。古事記に登場する「おのごろ島」は日本最初の島で淡路島のすぐ近くに浮かんでいるとされています。この事から淡路島の南東にある「沼島」が「おのごろ島」ではないかと推測されているのです。また淡路島自体を「おのごろ島」とする説もあり、淡路島やその周辺は日本国生み神話の舞台となっており、これが淡路島がパワースポットと呼ばれている由縁なのです。


淡路島のパワースポット一覧
おのころ島神社(自凝島神社)

 遠くからでもすぐに分かる高さ21.7m、柱の直径3mの朱塗りの大鳥居が目印の神社で、この鳥居は日本三大鳥居のひとつにも数えられています。当該地は現在はこんもりとした丘の上になってますが、昔は入り江に浮かぶ小島だったとされ、古事記に登場する「おのごろ島」と親しまれたきた神社。言い伝え通りならイザナミ命、イザナミ命が国生みをした所でまさに日本発祥の地となる。

御祭神:伊弉諾命(イザナギのミコト)、伊弉冉命(イザナミのミコト)
ご利益:健康長寿・良縁堅固・夫婦和合・安産塩砂
所在地兵庫県南あわじ市三原町榎列下幡多
問い合わせ先:0799-42-5320

おのころ島神社
おのころ島神社(沼島)

 日本最初の島である「おのごろ島」ではないかとされる沼島にある神社。沼島そのものがご神体で社はご利益がいっぱいありそうな急な山道を登っていった先にある。港から徒歩30分ほどの所にあり到着するまでには少々難儀するが、非常にスピリチュアルな空間が広がっている。沼島自体も豊かな自然に囲まれており個人的には淡路島一番のパワースポットなのではないかと思っています。

御祭神:伊弉諾命(イザナギのミコト)、伊弉冉命(イザナミのミコト)、天照大御神
ご利益:健康長寿・良縁堅固・夫婦和合・安産塩砂
所在地兵庫県南あわじ市沼島73
問い合わせ先:0799-42-5320
おのころ神社
伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)

 名前からも分かるように国生みの神であるイザナミ命、イザナミ命を祀った神社。言い伝えによると天照大御神に高天原を月読命に夜の国を須佐之男命に海原をそれぞれ委任したイザナギ命が余生を過ごした場所とされています(妻であるイザナミ命は火之神を出産した時の火傷が致命傷となり黄泉の国に旅立ち死を司る黄泉国の大神となっています)。イザナギ神はイザナミ神と共に日本の国を生んだだけではなく日本の最高神である天照大御神や須佐之男命といった主要な神々の父もしくは祖先にあたる神でもあり淡路島では多くの人から信仰を受けているのです。

御祭神:伊弉諾命(イザナギのミコト)、伊弉冉命(イザナミのミコト)
ご利益:夫婦和合・子孫繁栄
所在地兵庫県淡路市一宮町多賀
問い合わせ先:0799-80-5001

伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)

国生み神話以外のパワースポット淡路島七福神巡り

古事記について
 古事記とは日本の代表的な古典で平城京遷都後の奈良時代初期に完成しています。古事記は天皇家の正当性を示す為に編纂されたとされ、古くから伝わる神話や伝承を調べ直して編纂し、大和朝廷がその昔各地の豪族との戦いに勝ち抜いて日本を統一した過程も神話という形で盛り込まれています。
 つまり古事記は縄文時代からの自然崇拝や弥生時代の水稲農耕の守護神(太陽神や農耕神)信仰なども取り込んだ一大スペクタル叙事詩なのです。
 古事記に記されている有名なお話としては「黄泉の国 黄泉津比良坂での別れ」「天岩屋神話」「ヤマタノオロチ退治」「因幡の白兎」「出雲大社の祭神である大国主の国譲り」「天孫降臨神話」「海幸彦と山幸彦」「日本武尊の英雄伝説」など誰でも一度は聞いたことがあるものが目白押しで、今に伝わる三種の神器の由来なども記されています。
 「日本にもギリシャ神話や旧約聖書のような壮大な叙事詩がある」といえば少々オーバーに聞こえるかもしれませんが、けっして過言ではありません。古事記は日本人なら一度は読んでおいてもらいたい本のひとつなのです(地元の図書館に行けば分かりやすく現代風に翻訳された古事記を読むことができます)。
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