滝祭神



 滝祭神は伊勢神宮内宮の南東部、五十鈴川と島路川が合流する地点に建てられており、きれいに敷き詰められた玉砂利の道と階段を下っていった先に静かに鎮座しています。
 一見すると社のようですが、垣根の内側にはただ石が置かれているだけで清流五十鈴川を守護する水の神様として弥都波能売神(みづはのめのかみ)が祀られています。
 なお滝祭神は御神域とされる境内からは島路川を挟んで対岸にあるうえ、伊勢神宮にある他の社は「宮」や「殿」の名前がついているのにここだけ「神」の文字が付いていることや内宮に伝わる蛇神の奇異の記録などから神宮内でも特別な経緯や事情を経て創建されたものと推測する人も多く、神宮内にあるパワースポットのひとつとしても知られています。

滝祭神


伊勢神宮 滝祭神 伊勢神宮内宮の滝祭神(たきまつりのかみ)。五十鈴川の畔にある御手洗い場近くに建てられていた。1000年以上も前から社殿のない石神として祀られているそうです。