高野山のバス



 空中都市とも称される高野山に行く際、車の場合山道(舗装はされています)に長時間揺られ運転者や同乗者にとってかなりのストレスが溜まる場合があります。また高野山に到着してからも徒歩での移動には時間を要しますし、かといって駐車場間をいちいち車で移動するのも面倒です。そこで多くの方が利用するのがバスをはじめとした公共交通機関です。高野山玄関口の橋本駅から高野山駅まで行き、高野山ケーブルを経て高野山入りします。そして高野山内ではバスで移動し思い思いの所を参拝するというわけです。
 仮に車で訪れた場合も高野山内の移動にバスは有効な移動手段となりますので、高野山参拝寺にはバスの利用を検討してみてください。

南海りんかんバス


 位置づけは高野山を経由する路線バスですが、高野山エリア内のみを運行する便もあり、実質高野山のシャトルバスのような役割を果たしています。

運行本数
 各停留所によって異なりますが、平均すると午前午後の早い時間は1時間2便程度、昼間の繁忙期は1時間6本ほど。なお運行時間の詳細は別途南海りんかんバスのHPを参照。

運行時間 始発は6:30頃〜最終が21:00前後

料金
 1区間140円。大門から奥の院まで乗車した場合290円。また高野山内を何度も行き来する場合は1日フリー乗車券(大人1日800円、子供400円)も販売されています。

各種問い合わせ先 南海りんかんバス TEL.0736-56-2250





※高野山内の停留所は代表的な所のみ表示しています。また各バス停間の運行所要時間は1〜4分程度です(高野山駅から奥の院前までは14分)。


高野山のバスで気をつけてもらいたいこと


 前文では公共交通機関の利用を勧める記述となっていますが気をつけてもらいたい点もいくつかあります。ひとつは高野山エリア外の本数の少なさです。エリア内におけるバスの運行本数は十分だと思うのですが、極楽橋と橋本駅を結ぶ電車の本数が極端に少なくなっています。この為夕方まで高野山を参拝し、いざ帰宅の途についたら電車がなかなか来ず、大阪や和歌山に到着する頃は夜中だったということもあります。宿を高野山以外の場所に予約し公共交通機関で高野山に訪れる場合は事前に電車の運行時間をチェックしておきましょう。
 また高野山内をバスで移動する際、墓石群がある「高野山奥の院参道」を歩きたい場合はバスで「奥の院」まで行かず、手前の「一の橋」(上記の地図では省略しています)もしくは「奥の院口」で降りて下さい。奥の院参道は高野山観光の目玉のひとつですから見逃すことの無いよう気をつけて下さい。