高野山のパワースポット



 真言宗の総本山「高野山」(正確には総本山は高野山の金剛峯寺)は日本有数の強力な気を発するパワースポットと言われています。そもそも古来より続く寺社は創建当時に水や風、山脈等の良い気が集まりやすい場所に建てられているとされ1200年以上もの歴史をもつ高野山もパワースポットと言われてもなんら不思議なことではありません。
 そんな高野山において最高のパワースポットといわれているのがお大師様(空海)が今も瞑想しているとされる奥の院です。 
高野山の墓碑 奥の院へは無数の墓石が立つ「奥の院参道」を通って行くことになりますが、この参道もパワースポットといわれています。たしかに参道の両脇には老杉がたちならび、このエリアに足を踏み入れると今までとは少々異なるピリピリと肌を刺すような雰囲気を感じます。また墓石群には一般の方のお墓に混じって名を成した武将や事業に成功した実業家、著名な文化人など富や名誉を手にした方々の墓石も多数あり、これらの方々にあやかろうという気持ちも作用しているのでしょう。
 墓石群を通り抜けると到着するのが御廟橋(みみょうのはし)で、ここから先が奥の院です。写真撮影も禁止されているまさに聖域です。そして向かって正面にあるのが燈籠堂です。堂内は見学することができ無数の燈篭が光りを発する空間に立つと「すごい」としか表現できないなようなパワーを感じます。燈籠堂の裏手にあるのが高野山の中でも最高のパワースポットとされる弘法大師が入定された「弘法大師御廟」です。
 なお入定とは「生きたまま断食をし読経を唱えながら即身仏つまりミイラとなること」です。即身成仏された弘法大師は現在も瞑想を続けているとされ、毎日お食事が届けられています。今なお瞑想続けるお大師様がおられる場所である「御廟」。こここそがパワースポット高野山の核心的空間なのです。

高野山 奥の院 水向地蔵 奥の院にある水向地蔵。この先が写真撮影も禁止となる奥の院。






高野山のご利益


 パワースポットといわれる高野山。ではいったいどのようなご利益があるのでしょうか?一般的には自ら能力以上の力を発揮し何かを成し遂げる力を授かれる。この為、大事を成す前に訪れると良いといわれています。しかし実際現地を訪れてもそのような説明は無く、高野山自体も上記のような事は一切発信しておらず、あくまでも一般的に言われていることのようです。
 私個人的には高野山に足を踏み入れれば誰でも感じることができる「他とはまったく異なる空気」が邪な心を打ち払い清く美しい心と魂の持ち主になれるのではと思っていますが、とにかく自ら財を成すとか幸運になりたいといった世俗的なご利益ではないような気がします。

注:高野山に数ある寺社の中には良縁や開運、金運アップといったご利益があるとされる所もあり、中でも立体曼荼羅三鈷の松がある「根本大塔及び壇上伽藍」は有名です。

高野山奥の院地図
高野山奥の院の地図
高野山観光協会が配布している地図PDFファイルへリンクしています。


高野山の七不思議


 パワースポットとは特段関係ないのですが、高野山にてまことしやかに伝えられている通称「高野山七不思議」も紹介してみます。

一.高野にハブなし
 昔は高野山にも毒蛇が沢山いたのですが、お大師様が竹ぼうきで封じ込めてからは姿が見えなくなったということです。

二.高野に臼なし:女人禁制の高野山には杵はあっても臼はないのだとか。少々世俗的なお話です。

三.姿見の井戸
 井戸を覗き込んで水面に自分の顔が映らなければその人は三年以内に亡くなってしまう。この姿見の井戸は奥の院参道の中の橋付近にあります。

四.高野の大雨
 魚肉の摂取を禁じている高野山で、普段から肉食愛好の方がお山に入るとお大師様が浄めの為に大雨をふらすのだとか。また御影堂が一般の方にも公開される御影供の翌日は穢れを流し清めるために大雨が降るとか。

五.玉川の魚
 昔玉川の畔で捕らえた魚を食べようとしていた男からお大師様が魚を買い取り逃がしてやったそうです。串に刺されたはずの魚は不思議なことにスイスイと泳ぎだし、その後男は殺生をやめたそうです。そしてその魚には串の後として斑点が残っており高野山の人は今でもこの魚を食べることはしないそうです。

六.杖ヶ藪
 お大師様が京からの帰り道杖として使っていた棒を地面に刺したところ、根を張り葉を茂らせやがて竹藪となったとか。

七.かくばん坂
 奥の院中の橋を渡ってすぐの所にある覚鑁坂の石段は43段あり、途中で転ぶとその人の寿命は三年以内に終わるといわれ、別名「三年坂」と呼ばれています。なお43段は42(死)を越えるという意味が込められているそうです。