難波(道頓堀)の歩き方



道頓堀を中心とした難波エリアの見どころは多岐にわたりますが、初めて訪れる場合は道頓堀に架かる戎橋(えびすばし)通称「ひっかけ橋」を中心に散策すればよいでしょう。この界隈には西日本一の歓楽街道頓堀商店街やナニワの風情溢れる法善寺横丁があり心斎橋商店街までアーケードでつながっています。また少々慣れてきたら足をのばして千日前の道具筋商店街や秋葉原と並ぶ電気商店街である日本橋、再開発で生まれ変わった新名所湊町方面を散策してみるとよいでしょう。 なおこれらの見どころスポットはなんば駅から一駅圏内にありますので少々疲れますが移動は徒歩が基本となります。



難波(道頓堀)の見所 観光コース


難波の歩き方 王道コース

なんば駅

なんばグランド花月 所要時間3時間
なんばグランド花月 わざわざ説明するまでもない日本におけるお笑いの総本山。朝から晩まで落語や漫才、吉本新喜劇などが年中無休で上演されており、笑いに厳しい大阪の魂を肌で感じることができます。日本を代表する笑いの重鎮から若手まで幅広い層が出演しているのも魅力のひとつ。


千日前道具屋筋商店街 所要時間30分
千日前道具屋筋商店街 食い倒れの町大阪を支える食のプロの皆さん御用達の商店街。業務用の調理器具や厨房設備、食器などを取り扱う店が40軒ほど軒を連ねています。一般客も買い物可能で大阪では一家に一台はあるたこ焼きの鉄板や包丁などはお土産としても人気があります。ただし空港の検査では必ず引っかかりますから購入の際は注意が必要です。


道頓堀商店街 所要時間2時間
 たこ焼き、ラーメン、フグ料理といった食いだおれの町 大阪を代表するグルメタウン。

心斎橋筋商店街及びアメリカ村 所要時間3時間
 御堂筋から一本東側にあるファッションとグルメのストリート。難波とは一線を画した情報発信エリア。またアメリカ村は心斎橋とは反対側の御堂筋東側にあるジャンクタウン。古着やCD・レコードショップが中心の「ヤングカルチャー発信地」。

心斎橋駅


看板

難波の巨大看板 難波の見どころのひとつと言えばグリコ看板に代表される「ド派手な巨大看板」です。道頓堀南側商店街にはカニやタコ、龍や牛といったテレビや雑誌で誰でも一度は見たことがあるであろう看板が目白押しです。有名な食い倒れ人形もこの通りにあります。これらは記念撮影の人気スポットにもなっており休日には撮影待ちの行列ができるほどです。時には「これ道路側に出すぎじゃないの?」と思ってしまうほど目立っている名物看板。皆さんも機会があったら一度記念撮影をしてみてはいかがでしょうか?なお撮影のポイントは看板の真下ではなく少し離れて角度をつけて撮影すること。そうするとうまくカメラに被写体が収まります。


特徴を東西南北に分けてみると

 難波の中心である戎橋を中心に遊び場や見どころの特徴を東西南北にわけてみると大体以下のようになります。

道頓堀沿い
 いわゆるコッテコテのグルメストーリー。まさに「難波オブ・ザ・難波」ともいえるエリアで周辺路地には昔から営む隠れた名店が目白押し

東側
 御堂筋から四つ橋筋にかけてはアメリカ村をはじめとした多種多様な店がありますが東に行くほど商業地、住宅地とだんだん閑静かなエリアへとなっていきます

西側
 難波の西隣には大阪版秋葉原である日本橋商店街が控えています。日本橋は電気店の専門商店街ですが、近年はアニメやゲーム、フィギュアといったオタクカルチャーの聖地にもなっています。大阪でメイド喫茶を体験したいのならこのエリアを目指しましょう。

南側
 南海や近鉄、地下鉄の駅が集まり近年の再開発によりおしゃれな高級商店街へと変貌を遂げたエリア。その一方で黒門市場や道具屋筋商店街といった昔ながらの商店街もあり、南西方面に行くとウラナンバと呼ばれる昭和の空気が漂う飲み食い処が、さらに進むと大阪でもっともディープな地区といわれる新世界へとたどり着きます。

北側
 戎橋からはアーケードでつながっている心斎橋商店街を中心に最新トレンドを行くおしゃれなエリア  

難波(道頓堀)の歩き方と見所について


 大阪でよく聞かれるのが「大阪の街は南に行くほどガラが悪い」というもの。確かに平成初期の頃までは大阪の街はミナミ(難波)の方が、ミナミからは西の方が風俗店が多く治安も悪いイメージがありました。しかしこれは筆者達に言わせれば「半分正解で半分は間違い」。筆者流に言えば「大阪の街は南に行くほどベタコテで大阪らしくなる」といった感じで、近年は難波周辺も再開発が進みおしゃれでハイセンスな町並みとなりました。どことなく「怖い」というイメージのあるミナミですがそんな身構えることなく浪花の旅を楽しみましょう。