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奈良県 旅行記「吉野山の桜」


 吉野山といえば桜。一目千本と呼ばれる吉野の桜はほとんどが山桜系の白山桜で花が咲く時期と葉が芽吹く時期がほとんど一緒で他の桜の名所とは異なる光景をみせてくれます。修験道の聖地であった吉野山では修験者が蔵王権現の姿を桜の木に刻み守り本尊としていたと伝えられ、以来桜の木は神木として保護されてきました。これらの桜は平安の時代から多くの歌人や貴人に親しまれた西行法師も吉野山に庵を結んでいます。なお吉野山は紅葉も見事で大手旅行会社が行った「関西方面で秋に行ってみたい紅葉スポット」で毎年ベスト3以内にランクインしています。

見頃
 吉野の桜はロープウェイ駅周辺の下千本から竹林院周辺の中千本、西行庵付近の奥千本と麓から山頂にかけて順に見頃を迎えていく。見頃は下千本が4月中旬、中千本が4月下旬、奥千本が満開となるのは5月になってから。

歩き方
ロープウェイを経て最終駅である吉野山駅から徒歩で登っていくのが吉野散策の王道だと思うが道のりはけっこう険しい。足腰が弱い方は竹林院前から奥千本行きの路線バスを利用するとよい。

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奈良県の旅
吉野山の桜

吉野山の桜。白山桜が咲き誇る山の裾野を散策路が網の目のように通っている。所々に展望台もあり時間のたつのも忘れてしまう。
吉野山


吉野の旅館から眺めた桜。山の至る所で桜の花が咲いている。他の桜の名所では品種が統一され桜の色もピンク一色だが、吉野の桜は様々な色合いをみせてくれるのが特徴。
吉野山の桜
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