龍安寺垣(りょうあんじがき)



 龍安寺垣とは割った竹を斜めに交差させた格子状の垣根で上部も大きめの割竹で押さえてあります。この龍安寺垣はその名の通り龍安寺にある垣根が元となっており、現在でも日本庭園や家屋など建築の現場で広く用いられている日本伝統の垣根なのです。


龍安寺垣


龍安寺垣 龍安寺の龍安寺垣。庫裏の正面に通じる石段には竹を組んで作られた竹垣が設けられており、これが龍安寺垣と呼ばれる龍安寺独特の竹垣。なお高さは大人の腰程度。


龍安寺の参道  龍安寺の参道。龍安寺は鏡容池から先は坂道になっており、庫裏や方丈庭園に行く参道も石段となっている。この庫裡前の石段の両側にある竹垣が「龍安寺垣」(写真光景)と呼ばれる竹垣。