四天王寺の中心伽藍



 中心伽藍はその名の通り四天王寺の中心部に建てられた伽藍で回廊に囲まれた敷地内には南から順に中門、五重塔、金堂、講堂と建物が一直線上に配置されています。一般的に観光客の皆さんが四天王寺といっているのはこの中心伽藍の事です(境内そのものは11万uもある広大な面積となります)。中心伽藍は四天王寺の核となる施設で通常時は大人300円の入場料が必要ですが、弘法大師の命日である21日と聖徳太子の命日である22日は境内に縁日が並び、中心伽藍も無料開放されます。


中心伽藍


四天王寺 中心伽藍  四天王寺の中心伽藍。五重塔、金堂、講堂と一直線に並んでいるのが分かる。なお中央伽藍敷地内には白い砂利が敷き詰められ朱と白の壁が一層映えて見える。

四天王寺 中心伽藍 北から見た光景  こちらは中央伽藍を北から見た光景。金堂の奥に五重塔が見え、さらにその奥には中門が見える。金堂には本尊である救世観音が安置され、その四方を四天王が守護している。


中心伽藍と五重塔


四天王寺 中心伽藍と五重塔 四天王寺の中心伽藍と五重塔。五重塔を中心とした中心伽藍は創建以来幾度となく戦火や災害に見舞われてきました。ここ100年の間でも室戸台風や第二次世界大戦の大阪大空襲で甚大な被害を被っています。

中門と五重の塔


四天王寺 中門と五重塔 四天王寺中心伽藍の入り口となる中門。中門の両脇には伽藍を守護する金剛力士 (仁王像)が安置されており、一般的には仁王門とも呼ばれる寺社の正面玄関に相当します。

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