住吉大社 観光案内 「本宮(本殿)」



 住吉大社御際神は住吉三神に神功皇后をくわえた四神で、これらの神々をあわせて住吉四神と呼び、住吉大社にはこれら四柱の本宮がそれぞれ建てられています。これら4棟からなら本宮は建造は1810年ですが建築様式そのものは神社建築最古のものとされており、すべて海がある西側の方に正面が向いています(通常は南か東側を向いています)。
 古くから航海の守護神として敬われてきた住吉大社は外交、航海の要地にあった為、遣唐使派遣の際には海上安全が祈願され、全国に2000余りもの末社が建てられています。


住吉大社 本宮


住吉大社 4つの本宮 住吉大社には4柱の神様が鎮座しているので本宮も4つあります。この四つの本宮は第一から第三本宮までは直列、第四本宮と第三本宮は並列に配置され、上空からみると海原を航行する船団のように見えるそうです。

住吉大社の本宮(住吉造り) 住吉大社本宮の出入り口は「妻入り」と呼ばれる珍しい建築様式で、通常は棟に対して直角方向に出入り口を作るが、住吉大社の本宮は妻側(梁間)に設けられています。写真では分かりにくいですが、出入り口の裏には細長い棟が配置されています。


住吉大社の本宮 住吉大社の本宮。本宮は朱、白、黒が基調で所々黄金色の金具が用いられている。また内部に入り確認したわけではないのだが、公式HPでは「回廊がない造りになっている」と記載されていた。

住吉大社の外削ぎ 住吉大社の本宮は「住吉造」と呼ばれる造りで屋根は檜皮葺で切妻造となっています。空に兜のようにそびえる「外削ぎ」が特徴的ですが、これは大社造りなど他の本殿建築様式でもみられるものです。

住吉大社の鳥居


住吉大社 大阪住吉区にある住吉大社。西暦200年に建てられた日本三大住吉の1つ。海の神である住吉三神(底筒男命、中筒男命、表筒男命)と息長足姫命(神功皇后)を祀り港町大阪の人々はもとより兵庫や京都といった関西圏内の多くの人々から信仰されてきました。