深大寺ってどんなところ?



深大寺 深大寺は国分寺崖線(「こくぶんじがいせん」武蔵野台地にある段丘の崖部分)とよばれる崖面沿いにあり、その地形的特質から非常に湧水の多いところです。江戸時代の史料では山有り、谷有りと起伏に富んだ地形で水と緑の豊かなところであったとされています。
 このように当時大切であった「水」の豊かな場所であったが故に信仰の場となり、やがてお寺が建てられたものと推測されています。
 言い伝えでは奈良時代の天平5年(733年)満功上人が法相宗の寺院として開創したと伝えられており、859年、天台宗に改宗し現在にいたっています。本尊は本堂に安置の阿弥陀三尊像で東京都では浅草の浅草寺に次ぐ古刹です。
 また深大寺周辺は漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である故水木しげる氏ゆかりの地であり、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のロケ地にも使用されたこともあり近年はゲゲゲの鬼太郎をキャラクターとした観光振興の試みもされています。

 なお地名にもなっている深大寺の名前の由来は「深沙大王(じんじゃだいしょう)」からきており、深沙大王は病を除き、魔事を遠ざける効能のある仏教の守護神とされています。唐の玄奘三蔵が経典を求めて天竺に赴く途次、砂漠での難を深沙大王が救ったという説話が伝えられており、西遊記における沙悟浄のモデルとされています。ちなみに深大寺は創建当時は法相宗でしたが、この法相宗の開祖は玄奘三蔵です。


深大寺公式HPhttp://www.jindaiji.or.jp/





植物園


 深大寺は境内を挟んで北西側に「神代植物公園」が南東側に「神代植物園水生植物園」が整備されています。これらはその昔は深大寺の寺領でしたが、植物園として整備され現在では都内唯一の植物園として多くの方の憩いの場となっているのです。


アクセス・駐車場

 それぞれ「深大寺へのアクセス」「深大寺の駐車場」のページを参照


神代植物公園

深大寺植物公園  広さは約48万平方メートルにも及び、園内に植えられた植物は、約4,800種類、10万株。季節により様々な光景をみせてくれます

入園料
 一般・大人 500円・65歳以上250円・中学生200円(小学生以下入園無料)

開園時間
 9:30〜17:00(最終入園時間16:00) 定休日は月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始。ゴールデンウィーク、バラフェスタ中は開園

所在地 調布市深大寺元町5-31-10


神代植物園水生植物園

深大寺植物園水生植物園  水の豊かな深大寺の特質を生かして整備した水生植物園。もともとは湧き水があつまり湿地帯となっていた所で、池と水路に木道を配しており、水生植物を観賞しながら散策が楽しめます。公園内には戦国時代に築かれた深大寺城跡があり、現在も空堀や土塁が残された小高い丘となっています。

入園料 無料

開園時間
  9:30〜16:30 定休日 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始。ゴールデンウィーク、バラフェスタ中は開園

所在地 調布市深大寺元町2-37

湧水


 深大寺と言えば豊富な湧水の存在が欠かせません。湧水の豊富なところであったからこそ龍神信仰が芽生え深大寺が建立され、現在ではその豊富な湧水で打たれる「そば」が名物となっているのです。
 深大寺で湧水が豊富である理由は国分寺崖線とよばれる崖面沿いに位置しており、ちょうど地下水が湧き出る場所となっているからです。この国分寺崖線とは簡単言えば武蔵村山市から大田区まで続くおよそ30km、高低差20mほどの崖で、世田谷区の等々力渓谷も国分寺崖線の一部です。
 非常に長い期間をかけて形成された多摩川による浸食の跡で、分かりやすくいえば巨大な河岸段丘というわけです。


そば


 深大寺といえば「そば」。門前に軒を連ねる数多くのそば屋さんは深大寺独特の雰囲気となっており、この地を代表する名物です。
 
 この深大寺そばは江戸時代、深大寺周辺の土地が、米の生産に向かないため、代わりにそばをつくり、そば粉を寺に納めていました。深大寺では納められたそば粉でそばを打って来客をもてなしていたのですが、やがてそのそばの美味しさは多くの人の知るところとなり多くの家から深大寺へそばの使者が立つほどの人気となったといわれています。

 なお深大寺でそばが名物として発達したのも豊富な水の恩恵が関係しています。深大寺の湧き水は蕎麦の栽培のみならず、水車を利用してのそばの製粉からそば打ち、釜茹で、晒しとあらゆる場面で利用され、深大寺そばの発展に貢献してきたのです。


湧水

深大寺そば 湧水  深大寺は20店舗以上もあるそばの激戦区ですがその中でも特に有名なのが「湧水(ゆうすい)」です。いつ訪れても長蛇の列ができている人気店ですので、深大寺そばを代表して本項でご紹介しておきます。

住所 東京都調布市深大寺元町5-9-1
問い合わせ先 042-498-1323
営業時間 10:30〜17:00(そばが売れ切れ次第終了)
定休日 木曜日
駐車場 有


 なお深大寺にあるそばは筆者も全てを食したわけではないのでランキングをつけがたいところがあるのですが、深大寺におけるそば店の一覧はこちらで紹介されていますので参考にしてみて皆さんでチョイスしてみて下さい下さい→http://chofu.com/web/jindaiji_soba/


温泉


 深大寺周辺には休憩のできる天然温泉があり、連日多くの方が訪れる人気の日帰り施設となっています。有料ではありますがタオルセットの貸出も行っているので、深大寺参拝の途中に立ち寄ることも可能です。


湯守の里

 以前は「深大寺温泉ゆかり」としてで営業していた温泉施設、深大寺温泉といえばこの施設のことを意味します。全国でも珍しい黒い色をしたお湯が特徴の温泉となっており、泉質は等張性のナトリウム塩化温泉、館内には様々な風呂が設けられており、2階の休憩室や食事処で休むこともできます。なお現在も「深大寺温泉ゆかり」の名称で紹介している雑誌やHPも多数あるので間違わないようにして下さい。

アクセス バス停・深大寺(参道入口)から徒歩6分

所在地 調布市深大寺元町2-12-2

時間 10:00〜22:00(年中無休)

入浴料 大人1,200円 幼児・小学生700円


紅葉


深大寺の紅葉 深大寺及び植物園は緑豊かな所ですので秋になると見事な紅葉をみせてくれます。その美しさは都内屈指で筆者個人的にはまだ朝靄のただよう早朝の雰囲気がすきなのですが、当然の事ながら深大寺名物である参道沿いにあるたくさんの店もまだ開店していませんし、天気がよい日などは朝日が邪魔をする事があるので注意が必要です。
 なお休日の昼間やテレビ等マスコミで紅葉見頃が紹介・発表された次の日などは身動きがとれなくなるほどではありませんが、かなりの混雑となるので覚悟しておいて下さい。

紅葉の見頃

 紅葉の見頃は深大寺、植物園共に毎年11月下旬から12月上旬にかけて。主な見所は深大寺の参道及び境内。そして神代植物公園の「かえで園」は特におすすめです。


深大寺の観光所用時間


 深大寺への参拝そのもはさほど時間もかからず30分もあれば十分ですが、最寄り駅から深大寺までの移動に約20〜30分ほど時間を要しますし、お土産店やそば屋が軒をつらねる参道をぶらぶら歩くだけでもそれなりに時間は要します。さらに深大寺お隣の植物園などにも足を伸ばす場合は2時間ほど時間がプラスとなりますので、深大寺を含めた周辺もあわせて散策される予定の場合は最低でも半日は時間を見ておいた方が無難です。


深大寺おすすめの時期・ベストシーズン


 深大寺というのは東京郊外にあり、とにかく水と緑の豊かな所です。この為、筆者個人的には梅雨時で若葉がしっとりと濡れた新緑の時期が好きなのですが、一般的には春の桜及び秋の紅葉。そして春・秋にそれぞれ植物園で開催される「バラフェスタ」の時期がよいといわれ、たくさんの人で賑わいます。また深大寺そばが目当てであるならやはり新そば時期、具体的には11月以降がおすすめで、新そばの味は格別です。
 なお湧水が豊富な土地柄の為か真夏の盛りに雨などが降ると異様なまでの蒸し暑さとなる場合がありますので心の片隅に留め置いておいて下さい。。


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