藤田記念庭園
藤田記念庭園は
弘前城がある弘前公園に隣接する大正時代の別邸跡で、弘前市出身の藤田謙一氏が大正八年に別邸を構える際、東京から庭師を招いてつくらせたものです。庭園は高台部と低地部に別れ、会議室を貸し出している洋館や茶屋の他、水琴窟(地中に埋めた瓶に水滴が落ち木琴を叩いたような音が地下から響いてくる)等趣向を凝らした江戸風な景趣となっています。和風の庭園と洋風の建物が織りなす光景は昔から地域の人々に親しまれてきましたが、2016年には地元弘前を舞台にした漫画「
ふらいんぐうぃっち」に登場する喫茶店のモデルとなり話題となりました。
営業時間
9:00〜17:00
開園期間
4月中旬〜11月下旬(開園期間中は無休)。他年末年始や
弘前城雪灯籠まつり期間中は特別開館。
料金
大人320円、子供100円
共通券(弘前城・
弘前城植物園・藤田記念庭園) 大人2,090円、子供620円
駐車場 あり。
地図で所在地を確認する
青森県弘前市大字上白銀町8−1
公式HP→
http://www.hirosakipark.or.jp/hujita/index.html
※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
大正浪漫喫茶室
藤田記念庭園の洋館。通常時は一般公開されているが、会議室として貸し出される事もあります。内部はアンティーク調の椅子やインテリアがそろえられ政府高官の会議室のような雰囲気となっています。また「ふらいんぐうぃっち」に登場する喫茶店「コンクルシオ」はこの洋館がモデルとなっており、実際に大正浪漫喫茶室という喫茶コーナーも設けられています。
水琴窟
藤田記念庭園低地部にある水琴窟。水琴窟がある建物に近づいていくと「キーン・キーン」と木琴のような鉄琴のような音がかすかに聞こえてきます。その音はこの水やり場の地下から響いているのです。
滝
藤田記念庭園は段丘になっており、敷地も高台部と低地部に別れています。光景は高台部から流れ落ちる池の水で、滝をまたいで朱色の橋が架けられています。
受付
藤田記念庭園の受付。津軽の
霊峰岩木山を眺望できる高台の上にある。訪れたのが平日の昼間だったので受付には誰いなく「すいませーん」と声を上げると綺麗な津軽美人のお姉さんが口をモグモグさせながら慌てて出てきました。