田んぼアート



 弘前市と黒石市のちょうど中間地点にある田舎館村では村おこしの一環で1993年から毎年 現代の米と「古代米」と呼ばれる色の異なる稲を使って、巨大な絵を作る田んぼアートが田舎館村役場の向かいの田んぼ及び道の駅いなかだて敷地内にある溜池跡の2箇所で行われています。
 この田んぼアートは現在では日本全国で行われるようになりましたが、田舎館村の田んぼアートは先駆け的存在で第1、第2会場共に展望台から眺めることができ眺めは最高です。また知名度のアップと共に海外からも注目されるようになり、本物の稲を使用しアートを仕上げていることに驚きと感嘆の声が数多く寄せられています。


見学時間 午前9時〜午後5時


料金
 大人 300円(第1、第2会場個別) 
 ※従前までは善意の募金のみでしたが、2012年から安価ながら有料となっています。また共通券は2014年より廃止となっています。


駐車場
 田舎館村役場駐車場(第1会場)及び道の駅いなかだて(第2会場)に無料で駐車できる。
 また第1田んぼアートと第2田んぼアートを結ぶ無料シャトルワゴン車も運行しています


所在地

 第1会場:青森県南津軽郡田舎館村大字田舎舘字中辻123番地1「田舎館村役場」

 第2会場:田舎館村大字高樋字泉4ー1「道の駅いなかだて」


※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


見頃


 田んぼアートの見頃は葉が生い茂る7月下旬から稲穂が出る8月下旬にかけてで、この見頃をむかえる期間中は見学時間が延長されます。特にお盆前は一番の見頃とされ夏休みと重なることから多くの人が訪れま(シーズン中に訪れる観光客は30万人以上))す。またまた稲刈り直前の9月末から10月あたまにかけては夏場とは異なる少々渋みの効いた光景を楽しむことができます。

※毎年田んぼアートが見頃をむかえる7月中旬頃には田舎館村役場から「見頃宣言」が発表されます。

夏の見頃

田んぼアート(田舎館村) 田舎館村の田んぼアート。田舎館村役場(第1会場) 8月上旬の光景。この時期田舎館村役場に設けられた展望台には多くの人が訪れ土日祝日ともなると数時間待ちとなることもあります。

刈り取り直前の光景

借り入れ前の田んぼアート 田んぼアート刈り入れ前日の光景。背景の部分の稲はすでに刈り取られ立体的に見えます。受付の方は「刈り入れの時だけ見れる貴重な光景ですよ」と教えてくれました。下に降りてみると収穫前の稲を狙っているのかたくさんのバッタが飛び跳ねていました。


田んぼアート駅

 
田んぼアート駅 田んぼアート駅は公共交通機関によるアクセスが不便であるとの意見を受け、田舎館村が費用負担し設置された弘南鉄道弘南線の臨時駅です。屋根付きで待合室もある無人駅で4月から11月の期間中列車が停車します。場所は尾上高校前駅と田舎館駅の間で田んぼアートの第2会場である道の駅「いなかだて」に隣接しています。 第2会場からは第1会場である田舎館村役場行きのシャトルバス「たさあべ号」(10人乗りのマイクロバス)も30分おきに運行しています。
 写真は「田んぼアート駅」の光景で右側に見える小さな建物が「田んぼアート駅」で左側の建物が田んぼアート第2展望台。

第1会場(田舎館村役場)


田舎館村役場 展望台 田舎館村役場の展望台。中央のお城のような建物が田舎館村役場で天守閣のような所が展望台になっています。このような建物にした理由は「村の半分が田んぼ。せめて役所だけでも目立たせよう」ということなんだとか。
田舎館村 展望台 田んぼアートが見頃を迎える8月の田舎館村役場の光景。会場周辺には露天が軒をつらね訪れた行楽客達を迎えてくれます。



第2会場(道の駅いなかだて)


田舎館村の田んぼアート(第2会場)  道の駅「いなかだて」にある第2会場の展望台。田んぼアートは展望台前の池に描かれており、その池は昔はボート遊びに使用されていたのだそうです。
道の駅いなかだて  田んぼアート第2会場がある道の駅いなかだて。国道102号線沿いにあり、個人的には津軽地方にある道の駅では一番規模が大きいと思います。駐車場も広く夏場にはキャンピングカーや車中泊の車が多く見られます。



駐車場