松島の牡蠣とかき小屋



 三陸海岸の南部に位置する松島から塩竃にかけての海域はちょうど暖流である黒潮と寒流である親潮がぶつかり交わる海域となってます。この特殊な環境のもと松島周辺にはプランクトンが大量に発生し、これらを餌とする牡蠣にとっても恵まれた環境となっています。松島で採れる牡蠣は一般的に水分が多く透明感がありほのかな甘さがあるといわれており、旬をむかえる冬になると地元の名産牡蠣を生かしたイベントが開催され冬の主要な観光資源となっているのです。

牡蠣小屋は宮城県では主に気仙沼から塩竈市にかけてのエリアで営業されていますが、本サイトでは松島地区の牡蠣小屋についてピックアップしています。


牡蠣の食べ放題


 牡蠣といえば食べ放題(時間制限あり)の牡蠣小屋。松島では食べ放題の牡蠣小屋が2件営業しています。

松島かき小屋

 松島観光協会が企画運営するまさに牡蠣小屋の元祖。とにかく人気があるのでどうしても牡蠣を食べたい方は事前に予約しておいた方が無難です。 
(当日店頭受付プラン)

営業期間
 11月〜3月

営業時間
 10:45〜15:00(店頭受付は9:00〜13:00)

お食事時間
 Aコース50分 Bコース40分

料金
 Aコース 大人1人3,300円(小学生1,650円)

所在地
 松島町松島字東浜12-1

予約・問い合わせ先先
 TEL:0120-733-530 公式HP 松島観光協会



松島さかな市場

 松島さかな市場は地元の漁師さんが(漁師さんといっても船を5隻ほど所有しているそうです)営業している直売所で、売り場の一画で牡蠣の食べ放題を行っています。

営業時間
 8:30〜16:00

お食事時間
 45分 殻付き牡蠣焼き食べ放題。他に牡蠣飯・カキ汁がついたコースもあります

料金
 大人一人3,300円

所在地
 宮城郡松島町松島字普賢堂4-10

問い合わせ先
 TEL:022-353-2318 公式HP http://www.sakana-ichiba.co.jp/



松島のかき小屋  松島のかき小屋。熱い鉄板の上にスコップで牡蠣がどんどんのせられ、牡蠣からしみ出るエキスが湯気となって芳ばしい香と共に小屋内を漂います。はっきりってこのかき小屋を訪れて「物足りない」という人はいないと思います(筆者の個人的感想です)。

松島の牡蠣 宮城県は牡蠣の水揚げ量が広島県についで第2位。主な産地は牡鹿半島から松島にかけてで特に奥松島ではさかんに養殖が行われ、松島湾に浮かぶ養殖筏は奥松島を代表する光景となっています。

松島かき祭り


開催日 毎年2月第1土・日曜日
 注:東日本大震災以降は牡蠣の減少により「松島未来復興かき祭り」と名称変更し開催日も日曜日のみとなっています。

開催時間 10:00〜14:00

問い合わせ先 022-354-2618(松島観光協会内)

開催場所 松島海岸グリーン広場

松島かき祭りの大炉端 松島かき祭りの大炉端。大炉端は全長100mほどあり。自らがカキやホタテを焼いて食べることができます。また炉端は他に普通サイズのものも用意されており、家族連れやカップルなどグループで楽しむこともできます。

松島かき祭り 松島かき祭りの光景。松島海岸に面した「松島海岸グリーン広場」が会場で牡蠣の殻焼きや鍋、即売会などが行われるまさに冬の松島一大イベント。