奥入瀬渓流(渓谷)の見どころ



 奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は、十和田湖畔の子ノ口(ねのくち)から焼山までの(約14km)渓流区間のことをいい、新緑や紅葉が特に美しい事で有名な景勝地です。なお奥入瀬渓谷という呼び名で言われる事もあるようですが、一般的な「渓谷」と呼べるような地形は存在せず奥入瀬渓谷という地名も存在しません。奥入瀬渓流という呼び名が正式な名称です。
 見所は多数あるのですが主な観光スポットは中間地点の石ヶ戸休憩所から十和田湖の子ノ口にかけての区間に集中しています。この為、渓流全域14kmを歩くというのは観光目的で来られた方には時間的に少々厳しいお話ですので、散策は石ヶ戸〜子ノ口間にするのがベストな歩き方とされています。駐車場は石ヶ戸、子ノ口どちらにも整備されていますが満車の場合は比較的空いている焼山に車を駐め、そこからバスレンタサイクル(乗り捨て可能)で石ヶ戸まで来ると良いでしょう。ちなみに他のHPやパンフレットでは奥入瀬渓流の景色は下流側からの方が美しいと記載されています。これはこれで事実なのですが、散策路が南北に延びているので日の傾きが低い秋口などは下流側から歩くとまともに直射日光を受けまぶしい思いをしながら歩き続けなければならないことがあります。ですから個人的には太陽の日中高度が低くなる紅葉の時期などは北向きにあたる上流側(十和田湖 子ノ口)から散策することをおすすめします。


※本サイトに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。

一人旅に・・・・


奥入瀬渓流 一人旅 誰もが一度は憧れる一人旅。一人旅に出かける理由は色々あるとは思いますが、やはり気になるのが人目。その点奥入瀬渓流はあまり・・・というよりほとんど人目を気にせず散策を楽しむことができます。その理由としてまず挙げられるのが「魅力的な散策路」。深い緑に囲まれ苔むした木道あり、橋あり、そして滝がありと飽きることがありません。妖精が現れても不思議ではないような空間は一人で歩いていてもまったく気になりませんし、また一人の方がいても同じく気になりません。そして次ぎに理由として挙げられるのが、一人の方が多いこと。これは奥入瀬渓流の光景を写真や絵におさめようとするアーティストの方も大勢訪れており、これらの方々はそのほとんどが単独(一人)で訪れています。
 このように現実離れした癒しの空間にプラスして一人で散策されている方が比較的多いといった理由が重なり奥入瀬渓流では他の人を気にせず一人旅を楽しむことができるのです。




奥入瀬渓流散策の所要時間


奥入瀬渓流散策地図 せっかく奥入瀬渓流を訪れたのですから、誰でも真っ先に世に名高い渓流の景勝美を楽しみながら散策してみたいと考えると思います。そこで気になってくるのが散策に要する所要時間です。

 奥入瀬渓流には焼山〜子ノ口間に道路と平行して14kmの遊歩道があり、全区間を徒歩で散策した場合の所要時間は5時間ほどとなります。遊歩道の中間地点には石ケ戸「いしけど」休憩場があり、見所が集中している石ヶ戸より上流の区間(石ヶ戸〜子ノ口)は約8.9km 3時間の所用時間となっています。石ヶ戸にはレンタサイクルのサービスもあり利用するとさらに所用時間の短縮をはかれますので(子ノ口・焼山で乗り捨て可能)検討してみるのもよいでしょう。また周辺には十和田湖八甲田といった青森県を代表する一大観光地があるので、あわせて時間をかけてじっくり観光してもらいたいところです。なお奥入瀬渓流の散策については別途「散策地図」をご参照下さい。

※奥入瀬渓流を組み入れた青森県の観光モデルコースは別途「青森空港」「三沢空港」及び「新青森駅」「八戸駅」の各ページを参照。


奥入瀬渓流の観光



奥入瀬渓流周辺のグルメ・イベント


グルメ

きりたんぽ
きりたんぽ きりたんぽは秋田県の名物。鍋で食べるのが一般的だが、おみやげ屋さんでは味噌だれを塗った炭火焼きで売られている。


ヒメマス
ひめます 元来魚が生息していなかった十和田湖で繁殖が成功した魚。今では地元の名物となり、新しい料理も開発しPRに努めています。


スタミナ源タレ
スタミナ源タレ 地元の上北農産加工農業協同組合が開発し昔から愛されている万能調味料。最近は全国的に有名になってきました。

十和田バラ焼き
十和田 バラ焼き 元々は地元の名産タマネギと三沢米軍基地に卸す際に大量に余り安価で購入できた牛バラ肉を上記のスタミナ源タレで味付けして食べていた地元のソウルフード。最近はバラ焼き専用のタレも販売されています。

雲谷そば
雲谷そば 蕎麦の身の中心部分のみを使用したそば粉100%の蕎麦。麺は白くさっぱりした食感。


祭り・イベント

十和田湖冬物語
十和田湖冬物語 毎年2月中旬に開催されるイベント。夜には雪化粧の湖上にたくさんの花火が打ちあげられる。

十和田湖湖水祭り
十和田湖湖水祭り 7月第三(土)・(日)十和田湖の休屋で開催されるイベント。夜に湖面に打ち上げられる花火は圧巻。  


奥入瀬渓流 おすすめの時期・ベストシーズン


 奥入瀬渓流の観光ベストシーズンは新緑の5月から紅葉の11月上旬まで。特に新緑の光景は日本屈指の美しさで毎年5月下旬から6月上旬にかけては「青森県でもっとも美しい場所」と言われたくさんの観光客が訪れます。なお冬の間も観光は可能で、特に十和田湖で行われる雪祭り「冬物語」が開催される時期は奥入瀬渓流沿いの国道102号線がメインのアクセス道路になる為、道中車を停め凍り付いた滝や雪化粧の奥入瀬渓流を見ている観光客の姿が見られます。


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