奥入瀬渓流の遊歩道及び車道沿いには多数の滝があり、真夏の暑い時期でも涼やかな風がたなびき別名「瀑布街道」と呼ばれています。このページではこれらの滝のうち別途紹介している「銚子大滝」及び「雲井の滝」以外の代表的な滝を紹介しています。なお各滝の位置については別途「奥入瀬渓流の散策地図」を御覧下さい。


白布の滝


 奥入瀬渓流の白布の滝。白い帯のように水が流れ落ちており、その様はまさに「白布」。この白布の滝は「雲井の滝」から道路及び渓流を挟んで反対側にあり遊歩道及び国道102号線から見ることができます。落差や水量は奥入瀬渓流に数ある滝の中でも多い方でもっとも有名かつ迫力がある滝として知られています。
新緑の奥入瀬渓流 白布の滝



 こちらは紅葉の時期の光景。秋も深まり周辺の木々の葉が色づいたり落葉したりすると白布の滝はいっそう際だって見え、新緑の頃とはまた違った趣を感じることができます。
紅葉の奥入瀬渓流 白布の滝

九段の滝


 奥入瀬渓流の九段の滝。段差がある岩肌を山中からの湧き水が生糸のようにつたって流れ落ちていきます。なお九段の滝近くまで木道が整備されていることから記念撮影のスポットとしても人気があります。
奥入瀬渓流 九段の滝


九段の滝周辺の歩道 九段の滝に通じる遊歩道。奥入瀬渓流ではこのような滝に通じる歩道もいくつか整備されており、間近で撮影できるように先端はウッドデッキのような構造となっている場合が多い。

白糸の滝


 奥入瀬渓流の白糸の滝。遊歩道を散策していると木々の隙間からその名の通り白糸のような流れが見えてきます。その生糸のような流れは国道102号線沿いの車窓からでも見ることが出来きます。
奥入瀬渓流 白糸の滝

双竜の滝


奥入瀬渓流 双竜の滝 幻の滝と呼ばれている奥入瀬渓流「双竜の滝」。雲井の滝のさらに上流にあり、地図上ではすぐ近くにあるように見えますが実際は急斜面の小道を15分ほど歩かなければなりません。雲井の滝が玄関口になりますが案内標識などは無く幻の滝と呼ばれています。

奥入瀬渓流幻の滝


 無数の滝があり、瀑布街道とも呼ばれている奥入瀬渓流。この数ある滝のなかには遊歩道から外れた森の奥深くにあり中々見ることができないことからパンフレットやHPでも紹介される事が無い「幻の滝」と呼ばれている滝もあります。この幻の滝の中でもっとも迫力があり、かつ間近でみられアクセスも比較的容易なのが上述の双竜の滝です。双竜の滝は落差25mの雲井の滝の奥にある為、勾配のキツイ斜面の道を登って行かなくてはなりませんが、その容貌は名前のとおり2つに別れた双流となっており、離れていても水しぶきがかかるほどの豊富な水量を誇る奥入瀬渓流でもまさにトップクラスの迫力を持つ滝となっています。
 現地には案内看板などはありませんが、雲井の滝に続く散策路の脇に踏み固められた獣道のような道があり、そこから行くことができます。