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下北半島 旅行記「ドライブ」


 公共交通機関の便が少々不便な下北半島では、車で一周するのが一番旅を楽しめる方法です。国道279号線、338号線が海岸線沿いに走り快適なシーサイドドライブが楽しめます。途中大間崎佐井村などで休憩し下北の特産品に舌鼓を打ちながら各景勝地を見て回る。下北半島の旅の醍醐味はドライブにあるといっても過言ではないでしょう。また大間には北海道行きのフェリー乗り場があり多くのツーリング客も訪れます。
 右の地図はドライブコースの概略図ですが、詳細図は別途「下北半島案内地図(PDF)」を参考にして下さい。


下北半島 ドライブの王道(文中のアルファベットは右地図と対応しています)
 旅行者にとって下北半島定番のドライブコースといえばむつ市B〜恐山、薬研温泉F〜大間C〜仏ヶ浦〜脇野沢D〜むつ市Bと下北半島西半分を一周するコース。距離は180kmほどで各観光名所に立ち寄ると、なんとか日没までに元のむつ市に戻ってくれる計算ですがかなりタイトでギリギリの行程です。一番おすすめなのは薬研温泉か下風呂温泉で一泊しゆとりをもって一泊二日の行程で旅をするプラン。この場合は尻屋崎Eにも立ち寄れるし、大間のマグロや仏ヶ浦の遊覧船下北半島の各温泉も楽しめる。
 下北半島ドライブマップ
グーグルマップより
I〜B 野辺地町〜むつ市(国道279号線)  所要時間 1時間(55km)

 下北半島の玄関口の野辺地町からむつ市にかけてのコース。青森方面から来た場合はこのルートを通ることとなる。陸奥湾に面した道路で夏泊半島や釜臥山を眺めながらのドライブとなる。道は平坦でまっすぐな道が多い。
横浜町の菜の花畑
B〜D むつ市〜脇野沢(国道338号線)  所要時間 50分(40km)

 下北半島南側の沿岸を通るコース。波風穏やかな陸奥湾の内水部に接し、鯛島や自衛隊大湊基地に停泊している護衛艦隊、また対岸の青森市街地などの眺望が見事。道は道幅の狭い市街地を通る部分もあるが全般的に緩やかで走りやすい道が多い。
むつ市大湊の海上自衛隊基地
D〜C 脇野沢〜大間(国道339号線)  所要時間 1時間50分(70km)

 通称「海峡ライン」と呼ばれる下北半島一番の人気コース。津軽海峡沿いにそびえる切り立った崖を縫うように道路が走っている。またかなり高い確率で「北限の猿」にも出会うことができる。ツーリングの旅を続けるライダー達には大人気のコースだが、崖崩れなどで通行止めや片側通行の区間も結構あるので注意が必要。
下北半島 海峡ライン
C〜F〜B 大間〜恐山・薬研温泉〜むつ市(国道279号線及び県道4号線) 
  所要時間 1時間50分(67km)

 津軽海峡に面した下北半島北部から中央の山間部を抜けるコース。夜は沖合に浮かび上がる漁り火が幻想的な光景を見せてくれる下風呂温泉や大畑市街地など賑やかな区間がある一方、津軽海峡や下北半島の自然も感じることができ、霊場恐山や天然露天温泉がある薬研温泉もルート上にある。海峡ラインと双璧をなす下北半島人気のドライブコース。
恐山
B〜E むつ市〜尻屋崎(県道6号線)  所要時間 1時間(32km)

 寒立馬で有名な尻屋崎に向かうコース。一連のドライブコースからは外れているので時間に余裕がないとなかなか立ち寄る機会はないが、春から秋にかけて間近に見ることができる寒立馬は他では見ることができない驚きの光景。時々寒立馬に通せんぼされたり大きな糞を踏んづけてしまうこともあるが、旅の思い出と思えば笑い話になります。
尻屋崎の寒立馬
A〜B 八戸市〜むつ市(国道338号線)  所要時間 2時間15分(115km)

 八戸方面から下北半島に向かう際によく利用されるルート。手つかずの大自然が残る小川原湖のほか原子力で潤い過疎の寒村から近未来的で県内で一番所得が一番多い村に生まれ変わった六ヶ所村や東通村と相反する2つの光景を見ることができる。 
六ヶ所村
B〜H〜G 川内地区〜佐井村(県道46号線) 所要時間 1時間30分(40km)

 脇野沢と大間を結ぶ「海峡ライン」が通行止めとなった時に代替えルートとして利用される道で通称「かもしかライン」と呼ばれている。道中、湯野川温泉や紅葉の名所である「川内川渓谷」がある。道は山間部を走っているが比較的平坦な道が多い。
湯野川温泉
F〜G 薬研温泉〜佐井村(県道284号線)  所要時間 1時間10分(27km)

薬研温泉と佐井村を結ぶルートで地図上では仏ヶ浦や大間方面に最短で行けるルートに見えるが、実際は未舗装の悪路が続き個人的にはおすすめできないルート。
薬研温泉
気をつけよう
 ドライブの天敵ともいえるのが「スピード違反の取り締まり」です。交通ルールを守るのはドライバーとして当然の責務ですが、下北半島の国道276号線は少々勝手が違います。最高法定速度は50kmですが、見通しの良い直線道路が続いており、特にスピードを出しているわけでもないのに65kmくらいは普通に出てしまいます(上記地図のI〜B間)。この為、取締中に単独走行していればほぼ間違いなく検挙されてしまいます。20年近く無事故無違反だった優良ドライバー達も国道276号線では軒並み検挙されており、地元でも「取り締まりしやすい優良ドライバーの車を検挙するより夜中に危険運転をする悪質ドライバーを捕まえろ」と批判的です。大してスピードを出しているわけでもないのにねずみ取りで検挙されてしまったらせっかくの旅の思い出も台無しです。国道276号線をドライブする際にはねずみ取りに十分注意して走行しましょう。なんせ「たちが悪い」と地元の方が言うくらいですから・・・・・・。

 なお国道276号線のむつ市内や国道338号線海上自衛隊前でもよくスピード違反の取り締まりが行われていますが、こちらは街中で道幅が狭く人通りも比較的多いので、捕まった場合は「まぁしょうがないか・・・」と諦めましょう(ただし街中で制限速度が低いので普通に単独で走行しているとほぼ100%捕まります)。
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