暗門渓谷



暗門渓谷 アクアビレッジANMONから暗門川沿いを歩き暗門の滝に向かう「暗門の滝コース」は白神山地における一番人気のトレッキングコースでした。コースを管理する西目屋村は資材をヘリコプターなどで上流に運搬し仮設散策路を設け維持管理を行ってきたのですが、2015年に立て続けに落石事故が発生したことをうけ、2016年より暗門の滝散策道は、整備及び管理を一切行わない方針で決定し、一般の観光客は事実上立ち入りができない状態となってしまいました。しかしそれまで年間2万人程度いた入山者は16年度には約1200人まで落ち込んでしまい、地元・旅行関係者から対応を求められる事態となり対策を講じた結果、「暗門の滝コース」は「暗門渓谷ルート」と名称を変更し、ヘルメットの着用(レンタル有り)、通行届けの提出を義務づけたうえで、暗門の滝(第2の滝)までは一般の方でも行けるようになりました。


※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


暗門渓谷ルートの受付


白神山地 ヘルメット レンタル 暗門渓谷ルートに入るには前述してある通り、ヘルメットの着用と通行届けの提出が義務づけられていますが、これらは暗門渓谷ルート入り口の受付で手続きすることができます。手続き事態は簡単で100円でヘルメットを借りる事もできます。


 暗門渓谷ルートについては落石事故のあった2016年より様々が試みが開始され今後いくつかの変更点がでてくる可能性もあります。もし暗門渓谷ルートにチャレンジされる方は念のため事前に問い合わせをしておいた方がよいでしょう。

同ルートに関する問い合わせは村産業課(電話0172-85-2800)

公式HP白神山地ビジターセンター



ガイド

 暗門渓谷のルートのガイドについての問い合わせはアクアグリーンビレッジANMON(電話0172-85-3021)で受け付けています。世界自然遺産に認定された白神の説明や白神の地で営まれる自然の魅力を分かりやすく説明してくれます。



暗門渓谷ルート


白神山地 歩道 暗門の滝へと続く遊歩道。歩道は暗門川に沿って上流へ続いていきます。道は砂利道で岩の壁から水がしみ出た水たまりがある所もあるので、靴はそれなりのものが必要。なお白神山地から流れ出る暗門川では遊泳や釣りは一切禁止となっています。



 暗門の滝(第3の滝)周辺の光景。ここら辺まで来ると暗門川の岸に歩道は無く、川に張り出した桟橋状の仮設足場の上を歩くようになります。大雨や悪天候が続くとこれら仮設の桟橋が壊れ復旧するまでの間通行止めとなることもしばしばあります。
暗門の滝 周辺




白神山地 暗門の滝付近を歩くトレッキング客 暗門の滝(第3の滝)のすぐ脇にあるトレッキングコースから滝を眺めるトレッキング客。虹でも見えたのか滝を指さしてなにか話していましたが30mほど下の滝壺付近にいた筆者からはなにも見えなかった。暗門渓谷コースは第3の滝以降から高低差が大きくなり、階段や岩の上り下りが多くなります。

暗門渓谷ルート(上流部)


 本項に掲載している写真は落石事故で通行止めとなる前の暗門渓谷ルートの光景で、現在は通行止めとなっている区間(第2の滝以降)です。



 暗門の滝のトレッキングコースは上流に行くほど狭くなり、途中からは互いのすれ違いができないくらいに道幅は狭くなります。
白神山地 暗門川


 こちらは暗門の滝(第3の滝)手前にある隧道。人一人通れる程度の幅と高さで油断していると天井に頭をぶつけてしまいます。
白神山地 隧道