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達谷窟 旅行記「毘沙門堂」


 達谷窟は正式な名称は達谷窟毘沙門堂といい、坂上田村磨公が801年に蝦夷を征伐し勝利を収めた際に仏のご加護のおかげと感じ、京の清水の舞台を模して九間四面の精舎を建て、百八体の毘沙門天を祀ったのがはじまりとされています。
 その後源氏、奥州藤原氏、伊達氏といった時の権力者達が寺領の寄進、伽藍の建立・再建を行い保護されてきました。毘沙門堂は度重なる火事で何回か再建されていますが、現在の毘沙門堂は昭和36年に再建されたもので、創建以来5代目となります。また現在まで残っている毘沙門天は27体を数えます。
 
毘沙門堂

切り立った崖の窟に造られた達谷窟。京都の清水寺を模して坂上田村麿公が創建したとされている。この為「小清水寺」と呼ばれる事もある。なお境内は神仏が共に祀っている神仏混淆の社寺となっている。
達谷窟 毘沙門堂


達谷窟 毘沙門堂の全景。出口側からの光景。東日本大震災では灯籠が倒れる等の被害があったが、2011年になって改修と共に毘沙門堂は朱色に塗り替えられ鮮やかさや壮麗さがいっそう増してきた。
毘沙門堂の全景
昔の毘沙門堂

昔の毘沙門堂の全景。現在の毘沙門堂は朱色になっている。光景は入り口で鳥居をくぐってすぐの所。なお毘沙門堂の出入り口は決められており、案内の通りに進まなければならない。また堂内は撮影禁止となっている。
昔の毘沙門堂
一の鳥居

達谷窟 毘沙門堂一の鳥居。右手に見えるのは売店で、ここで拝観料を支払う。なお他にもおみくじや御守り、祈祷、祈願の受付も行っている。目の前の柵から先は御神域で不浄なもの(煙草、食事、ペットの同伴等)は禁止となっている。
達谷窟 毘沙門堂 一の鳥居
二の鳥居

達谷窟 毘沙門堂の二の鳥居。神聖な場所である境内では動植物の採取が禁止されている。また達谷窟は神仏が同じ地で祀られている所でもあり、毘沙門堂には仏神である毘沙門天が祀られている
達谷窟 二の鳥居
 三の鳥居 

達谷窟 毘沙門堂の三の鳥居。奥に見えるのが毘沙門堂。毘沙門堂は京都の清水寺を模してつくられたとされ、毘沙門天が安置されている二階からの光景は清水の舞台を思わせる。
達谷窟 毘沙門堂 三の鳥居
日本一早い新年
 ここ達谷窟にて祀られている毘沙門様は12月2日が年越しとなります。この為、11月下旬には長さ6m太さ30センチ(もっとも太いところ)のしめ縄を三本作成し11月30日にすす払いを行い鳥居のしめ縄を交換します。この為平泉の達谷窟は日本で一番早い新年といわれているのです。
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