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遠野市 旅行記「続石」
続石は遠野市郊外の山中にある巨石です。一見すると3つの巨石が組み合わさっているように見えますが、実は手前の岩に巨石が乗っかっているだけで後ろの石には接してなく、過去に何度か大地震にみまわれているはずですが崩れることなく絶妙なバランスでその姿を今に伝えています。
この続石。誰がなんの為につくったのか詳細は不明ですがドルメン(原始巨石文化の遺構)で古代人の墳墓ではないかと推測されています。
なお遠野物語では弁慶が泣石という石に笠石をのせたら、泣石は自分は位の高い石なのに笠石の下になるとは残念と一晩中嘆いたので、弁慶はそれなら他の岩を台にしようと現在の台石の上に置きかえたと伝えられています(遠野物語拾遺)。
またある鷹匠が続石で遊ぶ山男と山女のカップルを見かけ邪魔をします。するとその鷹匠は谷底に転落し3日後に山の神達の祟りで死んでしまうという話しも記されています(遠野物語九一)。
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続石
遠野市の続石。山道を歩いていると突然現れる幅7m、高さ5mの巨石。遠野物語にも登場し、武蔵坊弁慶が持ち上げて作ったとも古代人の墓とも伝えられています。
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続石の全景
続石の全景。続石の後ろに見える祠は山神の祠で地元では安産の神様として信仰されています。祠の中には赤と白の布で作られた一対の枕が奉納されています。
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続石の隙間
遠野市の続石。巨石は2つの岩に乗っているように見えるが、よく見ると片方の岩とは1センチほどの隙間があいている。絶妙なバランスで立てられた巨石。見れば見るほど不思議な石。
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