十和田湖のキャンプ場




 十和田湖には湖の南岸に3箇所のキャンプ場が整備されており、昔から地元の家族連れや観光客に親しまれてきました。3箇所とも歴史あるキャンプ場だけあって地元では知名度が高く、夏のハイシーズンには多くの人で賑わいます。
 これらキャンプ場の設備やロケーションについては文句なし。料金については人によって意見が分かれるところですが個人的には比較的安価に抑えられていると思います。雑誌やHPではあまり取り上げられていませんが個人的には一押しのキャンプ場です。
 なお十和田湖は東北地方を代表する観光地ですが北東北中央の山間部に位置するため、夜間も営業しているコンビニなどは皆無です。この為「足りなくなったら買いに行けばいいや」という感覚は捨て朝晩の食材やキャンプ期間中に使用する炭、氷等は十分に用意しておくようにしましょう。また宇樽部キャンプ場については以前はかなり自由度の高いキャンプ場だったのですが、久しぶりに訪れてみたら以前と比べ制約が厳しくなっており(あくまでも常識的な範疇です)、過去に訪れた事がある人の場合そのギャップに驚くかもしれません。


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十和田湖のキャンプ場一覧

宇樽部キャンプ場


宇樽部キャンプ場 十和田湖の御倉半島付け根部分にあるキャンプ場。十和田湖の自然に手を加えずそのまま生かしたキャンプ場で入り江のような湖畔にサイトが広がっておりロケーションは最高。木立の空いているところに車を駐めオートキャンプも楽しめます。ただしハイシーズンと重なる湖水祭りの花火大会時は御倉半島が花火の視界を遮る為、少々残念な思いをする。

営業期間
 7月1日〜10月31日

駐車料
 普通車520円、自動二輪105円

サイト使用料
フリーキャンプエリア・テント1張り210円、オートキャンプエリア(駐車料込)1,570円
※別途入場料が1人310円必要 
宿泊施設 コテージ14,140円

公式HP十和田市公式HP

問い合わせ先
 0176-75-2477



十和田湖生出キャンプ場

モデル料金3,000円 大人・子供各二人 オートキャンプの場合

生出キャンプ場 十和田湖の人気展望台発荷峠を下りてきたところにあるオートキャンプ場。場内はキレイに整備され車はサイト近くに駐めることができます。また場内は平坦な芝生で設備も整っているので初心者や幼い子供がいる家族連れにはもってこいのキャンプ場となっており長期滞在者も多く見られます。湖岸は道路を挟んですぐの所にあり十和田湖最大の観光拠点「休屋」も近く花火大会が催される7月の連休時の宿泊は花火を真っ正面から見ることができ超おすすめです。

営業期間
 4月下旬〜11月上旬

管理費
 1人(小学生以上)300円(オートキャンプの場合は不要)

駐車料
 普通車800円、オートバイ200円(オートキャンプの場合は不要)

サイト使用料
 オート1区画3000円

問い合わせ先
 0176-75-2079(予約は0176-75-2368)

滝ノ沢キャンプ場

モデル料金2,100円 大人・子供各二人 オートキャンプの場合

 十和田湖の観光拠点から離れているうえ、入り口が非常に分かりにくい為か、十和田湖畔のキャンプ場の中では知名度はイマイチ。ただ知る人ぞ知る隠れスポット的なキャンプ場で、周辺がヒメマス釣りの好ポイントとなっている為か釣り客の方も多く利用するキャンプ場。

営業期間
 5月〜10月

サイト使用料
 テント専用1張り2,100円

宿泊施設
 バンガロー3,000〜6,000円

問い合わせ先
 0176-75-2341

十和田湖のキャンプ場について


無料のキャンプ場はあるの?

十和田湖 十和田湖周辺のキャンプ場は皆管理型の有料キャンプ場で無料のキャンプ場はありません。たまに湖岸にテントを張ってキャンプを楽しんでいる方を見かけますが、国立公園内で勝手にテントを張る行為は違法ですしトイレやゴミの問題も発生します。また十和田湖を含めた広い範囲で熊の目撃情報があり、2016年の春には秋田県の筍林で熊に襲われ4人の方が亡くなっていますので、十和田湖周辺で勝手にテントを張ってキャンプをするような行為は控えましょう。

温泉は?

 十和田湖の温泉宿泊施設では外湯が可能なところもありますが、十和田湖の各キャンプ場からは少々距離があり気軽に歩いて温泉を楽しみにいくという訳にはいきません。そもそも十和田湖自体温泉の湧出が少ないので温泉施設の数も限られていますし十和田湖でキャンプをする際はきっぱりと温泉は諦めアウトドアーに専念するほうが賢い選択かもしれません。



十和田湖のキャンプ場 地図