十和田湖 旅行記「十和田湖 湖畔」



 十和田湖は、青森県十和田市と秋田県鹿角郡小坂町にまたがる湖で、十和田八幡平国立公園内にあります。 日本の湖沼では12番目の面積規模を有し、世界でも屈指の透明度を誇る十和田湖はまさに北東北を代表する観光地のひとつです。また十和田湖は元々魚の生息しない湖でしたが、明治時代に和井内貞行によってヒメマスの養殖が成功し、現在は特産物として重要な観光資源になっています。地形的には北側の標高が高く南側は低くなっており、湖畔散策は南側沿岸がメインとなります。主な散策ポイントはレストハウスが建ち並ぶ子ノ口休屋ですが、その他にも宇樽部、和井内といった風光明媚なビュースポットがいくつかあります。

御倉半島


霧の御倉半島 十和田湖の宇樽部から見た御倉半島。6月上旬の光景で霧がかかっています。御倉半島は新緑、紅葉、雪とその季節によって様々な光景を見せてくれます。


紅葉の十和田湖 御倉半島 こちらは紅葉の時期の光景。十和田湖の紅葉は10月中旬から下旬頃に盛りを迎え、その後奥入瀬渓流を下り平野部へと進んでゆきます。この写真では切り立った崖が印象的ですが、これは現在の十和田湖が形作られる原因となった火山噴火により形成されたものです。
 なお現地で偶然お話したアマチュアカメラマンの方のお話だと御倉半島には横断できる道があるそうで、そこからの眺めは最高だということです(ただし道といってもけもの道で一般の方が踏破するのは少々危険)。
 

和井内


夏の十和田湖 和井内 十和田湖の和井内にある展望所から見た十和田湖畔。波静かな湖畔にはテントを張り野営している人の姿が見える。この他釣竿を垂れる人、カメラで風景を撮影する人など様々な方が楽しんでいました。

十和田湖 和井内の紅葉 十和田湖和井内の桟橋から見た紅葉の様子。紅葉の満開には少々早かったようです。和井内は国道103号線を通って秋田県方面から訪れるた観光客が最初にたどり着く湖畔のビュースポットです。

十和田湖 和井内展望所  十和田湖の和井内にある展望所。背景に写っている道路は国道103号線『通称樹海ライン』。樹海ラインには十和田湖が一望できる発荷峠展望台があります。

中山半島


十和田湖 和井内から見た中山半島 和井内から見た中山半島の光景。雲の間からの太陽の光に照らされた中山半島が綺麗でした。なお画面右方向に見えるているが休屋で中山半島の奥に見えているのが御倉半島。

宇樽部


十和田湖 宇樽部 十和田湖の宇樽部でバーベキューを楽しむ観光客。宇樽部付近はキャンプ場やバーベキュー等のレジャー施設が整っている他、観光遊覧船の風待ち港にもなっています。

霧の十和田湖


朝霧ただよう十和田湖 十和田湖に通じる国道454号線から見た光景で場所は十和田湖宇樽部から10分ほどの所。眼下の十和田湖は霧につつまれていました。国道454号線はキリストの墓で有名な新郷村に通じていますが冬場は通行止めとなります。



十和田湖湖水祭り



 十和田湖湖水祭りは毎年7月の連休に行われる音と光りの祭典です。会場は十和田湖の休屋で、まつり期間中はフリーマーケットやよさこい、音楽ステージ、花火などが開催されます。この湖水まつりを迎えると十和田湖は夏に向けて本格的な観光シーズンへと向かっていくのです。

入場 
 無料

駐車場
 あり。詳細は別途「十和田湖の駐車場」のページを参照

アクセス
 十和田湖への行き方・アクセスを参照

問い合わせ先
 (社)十和田湖国立公園協会 TEL 0176-75-2425



花火

乙女の像と花火 十和田湖乙女の像と花火。花火は夏祭りには欠かせない催しものだが、十和田湖湖水まつりでも湖上や桟橋から花火が打ち上げられまつりを盛り上げ、また締めくくってくれます。



湖水祭りの光景


十和田湖湖水まつりの光景 十和田湖湖水まつりの光景。まつりは休屋地区ほぼ全てで行われ、きれいに着飾った若者やよさこいの壮麗な衣装を着た人達の姿がよく目につきます。
十和田湖湖水まつり よさこい 十和田湖湖水まつりのよさこい。「よさこい」とは「夜にいらっしゃい」という意味で高知県高知市で誕生したまつりですが、現在は日本全国に広がり、十和田湖でも地元のよさこいチームがよさこいを披露してくれます。



イルミネーション

十和田湖 遊覧船 イルミネーションで飾られた十和田湖の遊覧船。遊覧船が複数で航行する上にイルミネーションで飾られているのでなんともいえない優雅かつ迫力がとなっています。なお湖水まつり期間中は花火観賞用の遊覧船も出船します。




ボート

十和田湖のボートと灯籠 十和田湖湖面に浮かんだ灯籠と湖上を遊覧する手こぎボート。これは日没直後の光景ですが、昼間にはボートレースが開催され熱い熱戦が繰り広げられます。