日本の観光地・宿東北の観光地・宿岩手県の観光地・宿鵜の巣断崖
岩手県の宿

鵜の巣断崖 旅行記


やませについて
 やませとは春から秋にかけて太平洋から三陸海岸沿岸に向かって吹く湿った東風の事です。
 正体は海からの水蒸気が冷たい空気によって冷やされたもので、やませが吹くと沿岸地域の気温は一気に下がります。この為東北地方東部では飢饉を呼ぶ風として古くから恐れられてきました。
 飢饉を引き起こすと聞けば激しい雨風を想像する人も多いと思いますが、実際は霧の固まりで風も穏やかです。やませ自体は白い雲の固まりのような姿で陸地すれすれを移動してきますが、車などでやませの中に入ってもほぼ無風状態です。ただし濃霧の為視界は遮られ、窓ガラスもしっとりと濡れます。
 三陸沿岸に押し寄せるやませの光景は圧巻で必見の価値はあると思います。
 
事前に調べておけば鵜の巣断崖の旅もより充実したものに・・・・〜鵜の巣断崖が待ってます〜
鵜の巣断崖

展望所から眺めた鵜の巣断崖。のこぎり状にえぐられた高さ200mの断崖が5列に連なっている。吉村昭氏の「星への旅」はこの壮大な景色をヒントとしたとされ近くには文学碑も建てられている。
鵜の巣断崖
やませ

鵜の巣断崖に吹き付けるやませ。海から吹き付ける濃霧が巨大な筋状の雲となって陸地に吹き付ける。三陸海岸の春から初夏にかけてはこのような天気の日が多い。やませが吹くと真夏日でもその周辺の気温は一気に下がる。
鵜の巣断崖に吹くやませ
真木沢海岸

鵜の巣断崖から眺めた海岸。目もくらむような高さだが、下に見える海岸まで遊歩道で歩いて行くことができる。なお右隅に見える岩に開けられた穴は遊歩道のトンネル(その昔手で掘ったと伝えられている)。
田野畑村の海岸
眼下の光景

鵜の巣断崖眼下の光景。柵があり崖際まで近づくことはできないのだが手にカメラを持って突きだし撮影してみた。ずっと眼下を眺めていると岩山の上とはいえ崩落するような危険性はないのか少々不安に駆られる。
鵜の巣断崖 眼下の光景
鵜の巣断崖のおすすめスポット一覧
鵜の巣断崖ってどんなところ? 鵜の巣断崖の観光 鵜の巣断崖とはこんな所です
鵜の巣断崖の光景 遊歩道 展望所及び展望台 北山崎 鳥越
三陸海岸


     
著作権情報