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史跡 尾去沢鉱山 旅行記「一般コース」


 尾去沢鉱山の観光坑道は「一般コース」と「特別コース」があります。一般コースは鉱山として採掘がされていた坑道をそのまま公開しているもので、鉱石を運んだバッテリーカーのレールや山崩れを防ぐための支保工などが当時のまま残されており、所々で岩肌に露出した鉱脈も確認できます。なお特別コースは一般コースからさらに奥に行ったところにあります。
 
尾去沢の旅
観光坑道

史跡 尾去沢鉱山の観光坑道。坑道は営業していた当時のまま残されており、所々で銅鉱脈も見ることができる。尾去沢は900万年前の火山活動で鉱液が噴出し断層の隙間に充填され鉱脈ができたとされている。
史跡 尾去沢鉱山 観光坑道
銅鉱脈

観光坑道に入ってすぐの所にある銅鉱脈。周囲の岩と同化しており注意しないと気がつかないが、案内看板の先にはキラキラ輝く鉱脈のようなものが確認できる。

尾去沢鉱山の銅鉱脈
坑道の支保工

尾去沢鉱山坑道内の支保工。観光坑道から上を見上げた光景。岩の隙間につっかえ棒のように支保工を交わして、岩盤の崩落を防いでいる。殺風景な支保工の光景もライトアップされると幻想的に見える。
尾去沢鉱山坑道内の支保工
尾去沢鉱山の怪鳥伝説
 尾去沢周辺には異人及び怪鳥伝説がいくつか残されており、その全てが鉱山の開山に由来しています。ここではそれら伝説を簡単に紹介いたします。
その1
 和銅元年(708年)朝廷の命により村人達が鉱石さがしをしていたところ獅子のような姿をした異人に出会いました。村人達は梵天という武器をもって追いかけますが異人は魔力をもって梵天を空高く巻き上げ谷に投じてしまいました。村人達は谷におり梵天を引き抜いてみると銅鉱石があることを示す「あかつち」がついており銅鉱を見つけることができたのです。この為、尾去沢から産出する銅を梵天銅といい、銅鉱を発見したところを獅子沢と呼ぶようになったのです。

その2
 天平20年(748年)尾去沢村の清吉という者の夢枕に唐獅子のような異人が梵天を持った共人とともに現れ大森山の奥の森を指し「そこへ行って宝を掘れ」と告げました。清吉はお告げにしたがい光る石を探し当て、これを火で焼くと黄金に光り輝く物が得られました。清吉はこれが何であるか分からずにいたのですが、ある日白髪の翁が現れ「これこそ黄金という貴い物だ」と教えてくれ清吉はこの黄金を国主を通じて朝廷に献上しました。

その3
 文明13年(1481年)大森山から黄金の火を吹き、牛のような声で吠える怪鳥が現れ付近を飛び回りました。住民達は恐怖のどん底にたたき落とされ、皆で怪鳥退治の祈願を続けていたところ、大森山から怪鳥の苦しみ泣き叫ぶ声が聞こえた後、再び怪鳥が姿を現すことは無くなりました。村人達が大森山に確認しにいったところ怪鳥は朱に染まって死んでました。そして腹を割ってみると金銀銅鉛の鉱石が詰まっており、辺り一面を調べてみるとこの一帯には鉱石が充満しており、後にこの一帯は尾去沢と呼ばれるようになりました。
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