四天王寺の見所・歩き方



四天王寺 四天王寺は正式名称を「和宗総本山四天王寺」といい今から1400年以上も昔の推古天皇元年(593年)に聖徳太子によって建立された日本仏教における最初の大寺のひとつで大阪天王寺の地名はこの四天王寺からきています。四天王寺の境内の広さは総面積3万3千坪(約11万u)で甲子園球場の約三倍にも匹敵する広大な範囲に及び、伽藍や仏塔なども数多く存在します。これら数多くある仏教施設の中でも外すことのできない見どころは五重塔で有名な「四天王寺式」と呼ばれる中心伽藍と境内北西部にある極楽浄土の庭です。これらの歩き方は門前町のように多くの店が軒を連ねる通りを散策しながら四天王寺境内に入り、南から北へ一直線に中門、五重塔、金堂、講堂と伽藍が配置されている中心伽藍を通り抜け境内北東にある極楽浄土の庭に行けばよいでしょう。その後は時間の許す限り境内に多数あるお堂や講堂を見て回る。筆者個人的にはこれが一番四天王寺を楽しめる歩き方だと思います。


四天王寺 観光案内


四天王寺の参拝料、参拝時間

拝観時間 境内は24時間自由

 お堂・中心伽藍・庭園
  4月〜9月 8:30〜16:30、10〜3月 8:30〜16:00 毎月21・22日 8:00〜17:00

 六時礼讃堂(六時堂)
  8:30〜18:00 *毎月21・22日 8:00〜

 本坊庭園 9:00〜16:00



定休日 年中無休


拝観料 拝観は自由
 中心伽藍 大人300円、高大生200円 
 宝物館 大人500円、高大生300円 
 本坊庭園 大人300円、小中高大生200円


問い合わせ先 06-6771-0066

 

四天王寺の宗派

 四天王寺が建てられた6世紀の日本の仏教には宗派というものがなく、現在もどの宗派にも属さない「和宗」という宗派をとっています。


四天王寺の御本尊

 四天王寺の名前の由来は仏教における「四天王」(持国天、増長天、広目天、多聞天(毘沙門天))で、創建当時は四天王が御本尊でしたが、平安時代以降は金堂に安置されている救世観世音菩薩(ぐぜかんぜおんぼさつ)が本尊とされています。 救世観世音菩薩は人々を世の苦しみから救う菩薩様とされ聖徳太子に由来するお寺ではよく本尊として安置されています。

四天王寺 参拝(観光)所要時間

 中心伽藍や極楽浄土の庭の散策には約1時間30分ほど必要。またたくさんの伽藍や仏塔が建ち並ぶ境内全てを巡る場合は2時間以上要します。
 四天王寺がある上町台地には古くからの名所、旧跡が点在するのでこれらのスポット巡りながら天王寺駅から谷町九丁目まで歩くのも面白く、この場合散策に要する時間は3時間ほど(四天王寺の散策も含め)で歩く距離は2kmほどとなります。

 上町台地は日本有数の寺町で、四天王寺をはじめとした歴史ある寺社が数多く見られます。梅や桜の名所も多く戦国武将「真田幸村」終焉の地でもあることから昔から物見遊山の地として賑わっている地域です。飛鳥時代からの主な名所、史跡(天王寺駅から谷町九丁目駅まで順番に並べてみました)

天王寺駅→庚申堂→四天王寺→一心寺(大阪夏の陣で家康の本陣となった寺)
→安居神社(真田幸村最期の地)→清水寺→清水坂→愛染坂→大江神社→愛染堂
→藤原家隆の墓→浄春寺→口縄坂→源聖寺坂→生國魂神社(大阪最古の神社)
→高津宮→谷町九丁目


四天王寺 おすすめの季節・観光ベストシーズン


 四天王寺がある上町台地は実は夕日のスポットとして有名な所。昔は四天王寺付近まで海岸が迫っていたといわれ夕日にちなんだ名所や地名も多い。この為夕日がもっとも時間をかけてゆっくりと沈む初夏の季節が一番のベストシーズンといえるでしょう。ただし大阪の夏は非常に蒸し暑いので上町界隈を徒歩で散策する場合はタオルやハンカチは必須となります。また毎月22日は聖徳太子の命日とされ、絵堂、中心伽藍が無料開放され、五重塔最上階回廊も開放されるのでおすすめです。ただし縁日にあたるため人の数も非常に多いです。


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 宿は近鉄上本町駅やJR天王寺駅を中心にホテルがあり、難波方面で宿をとれなかった人達が利用する場合も多くみられますが、ホテルは一流どころが多いです。

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