常陸国出雲大社



常陸国出雲大社 常陸国出雲大社は1992年に島根県の出雲大社から分霊された比較的最近に創建された神社です(現在は出雲大社との関係は解消され互いに無関係の状態になっています)。
 主祭神は現在の日本国の礎を築いたと伝わる大国主命(大黒様)で、縁結びでも有名な神様です。
 緑に囲まれた境内は少々急な坂道を200mほど登った先にあり、創建が比較的最近だけあり出雲大社の特徴のひとつである大きな注連縄(しめなわ)や諏訪大社本宮に用いられている脇拝殿様式の拝殿、日本最古の建築様式である大社造りの本殿と見所も多数あります
 また冠婚葬祭をはじめとした数々の人生儀礼などの際に重宝するお食事処「ぷりえーる」もあり、一般参拝客でもランチを楽しむことができます。

 なお常陸国出雲大社の参拝方法は他の神社とは異なり「二礼四拍手一礼」となっており、これは出雲大社と同様になっています。




開門時間 8時〜17時


御朱印・御守授与 9時〜17時(挙式等があるときは時間帯が変更となります)


食事処「プリエール」
 稲庭うどんや常陸秋そばといったランチや軽食喫茶が楽しめます。ランチだけではなく会食会や披露宴などのスペースとしても利用できます。

営業時間 10:00〜16:30
定休日 水曜日※水曜に神社行事がある場合は営業。
TEL 0296-74-2948



※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


公式HPhttps://izumotaisha.or.jp/



常陸国出雲大社の歴史 


 島根県の出雲大社から分霊し創建された常陸国出雲大社。紆余曲折があり現在は出雲大社とは無関係の宗教団体となっています。これらに経緯についてはデリケートな部分もありますので、本項ではごく簡単にご説明しておきます。


1.1992年 平成4年12月4日 島根県出雲大社より主祭神である大国主命の御霊を分霊し茨城県笠間市に祀り出雲大社常陸教会となる。出雲大社は伊勢神宮を本宗とし日本各地の神社を包括する宗教法人「神社本庁」に属していますが、出雲大社の宮司を務める千家家は別途「出雲大社教」という宗教法人を運営しており、出雲大社常陸教会は出雲大社教の包括団体として参加します。


2.2013年 平成25年 運営方針を巡り出雲大社常陸教会と出雲大社教との間に意見の相違が生じる。


3.2014年 平成26年9月16日 出雲大社教との関係が廃止され、単立宗教法人として名称を常陸国出雲大社(ひたちのくにいずもたいしゃ)と改称。出雲大社、並びに出雲大社教とは関係のない宗教団体となる。



 要約すると元々は出雲大社から神様の御霊を分霊、つまり霊を分けて建立された神社でしたが、現在は出雲大社とは関係のない神社という位置づけとなっているわけです。通常関係の途切れた神社というものは分霊した御霊をお返しする事になっているのですが、お互いの主張に隔たりがあり現在も常陸国出雲大社に大国主命の御霊が鎮座している、つまり神様がおられる状態となっているのだそうです。



しめ縄とお金


常陸国出雲大社 しめ縄 お金 出雲大社最大の特徴といえば巨大なしめ縄。常陸国出雲大社でも2012年に長さ16m、重さ6tと本家のものより大きい大しめ縄が掛け替えられました。 
 さてこの大しめ縄ですが、下からお金の小銭を投げるとそのまま刺さることがあり、これが縁起が良い、つまりお金がささると願い事が叶うといわれるようになりました。
 ただお金をしめ縄に投げる行為はしめ縄が傷むことにもなるので、本家の出雲大社ではお金をしめ縄に投げないように注意喚起しています
 一方で常陸国出雲大社ではしめ縄とお金にかんしては特に発信はしてなく、実際に参拝客がお金を下から投げている状況を神社の関係者とみられる方が見てもなにも言ってなかったので(注意してなかった)こちらの方は大分おおらかにみているようです。



御朱印


常陸国出雲大社 御朱印 近年人気を集めている神社仏閣の御朱印。常陸国出雲大社でも御朱印を授与することができます。社務所にて受け付けており初穂料は500円。御朱印の他にオリジナルの御朱印帳(1冊1,500円 ネットで授与することも可)も取り扱っています。


ふくはら霊園 及び 樹木葬


 穢れを清める神道では最大の穢れである死を嫌う傾向が強く、子供の出産から成人、婚礼、厄払いと神式の人生儀礼が数多くあるなかで葬儀については特に確立されたものは無かったとされています(神道とは別の「殯(もがり)」とよばれる葬送儀礼がありました)。その後飛鳥時代に仏教が伝来して以降、葬式は仏式が一般的となりたとえ神職であっても葬儀は仏式で行うのが普通でした。ちなみに神道の最高神である天照大神を祖に持つ皇室の葬儀も明治時代までは仏式でした。
 しかし江戸時代なかば頃から神式による葬儀「神葬祭」の研究がすすみ、1872年(明治5年)に神葬祭が一般的に認められました。筆者は実際に神葬祭を見た事はないのですが、基本的な次第は仏式に準じておりお経の代わりに詞が奏上され、霊魂を移しとどめる霊璽(れいじ)(仏式でいう位牌)や遺骨を墓所に納める埋葬祭(仏式でいう納骨)等もあります。
 神葬祭では死者は神の世界に再び帰り子孫を温かく見守る祖霊になるとしており、神葬祭は死者を神として祀り家の守護神となってもらう為の儀式と位置づけられています。

 常陸国出雲大社は以前より神道による葬儀(神葬祭)を行っており遺骨を納める墓所、つまり霊園の管理運営も行っています。
 常陸国出雲大社の霊園は一般墓石のふくはら霊園、自然に還る樹木葬霊園、跡継ぎ不要の永代供養墓、永代合祀墓、都心型の樹木墓地など様々なお墓があり、特に樹木葬は木杭を中心とした2m四方(約4u)の区画の中心部に指定の花木を植樹し、その近くに焼骨を埋葬するもので近年は多くの方からの申込みがあるのだそうです。



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