松本城の観光・宿



松本城 松本は中世の頃信濃国府がおかれ、以来松本盆地及びその周辺の政治、文化、経済の中心地として栄えてきた所です。松本城及び前身である深志城は、この松本盆地における軍事・政治の中心施設として長年機能してきました。この為、城下町も松本城を中心に形成され白壁の土蔵や蔵、古い建物等が建ち並び、落ち着いた雰囲気の城下町となっています。
 また松本城は現存するものとしては最古の天守と黒塗りの壁が特徴的な城で、松本しいては長野県のシンボルとして人々に親しまれてきましたが、近年は松本城おもてなし隊の方たちによる観光案内をはじめとした観光PRにくわえ、海外における知名度も向上し外国人観光客の皆さんを含め多くの方が訪れるようになりました。
 


※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


松本城公式HPへhttp://www.matsumoto-castle.jp/


天守閣


松本城 天守閣 松本市のシンボルである漆黒の松本城。その松本城を象徴するのが五層六階の天守閣です。北アルプスの山並みを背景に現存する天守としては最古の歴史を誇り、姫路城、犬山城、彦根城等と共に国宝に指定されています。天守閣の規模は高さが約29.4mで床面積は1050u。使用されている柱の本数は222本とまさに大天守の名にふさわしい概要となっています。

 この天守閣は入場することが可能で、内部には数々の武具が展示されており、天守閣の最上階からは松本市街地の他に北アルプスの山々を望む事ができ絶景が楽しめます。
 なお松本城に限らず日本国内に現存する天守内部の階段は現代では考えられないほどの急勾配となっています。松本城はその傾向が特に顕著で勾配は60度ほどと階段と言うよりは梯子に近く、足腰の弱い方にとっては少々きつい階段となっておりますので見学の際にはお気を付け下さい。

 また松本城の天守はひとつではなく、大天守(だいてんしゅ)・乾小天守(いぬいこてんしゅ)・渡櫓(わたりやぐら)・辰巳附櫓(たつみつけやぐら)・月見櫓(つきみやぐら)の五棟で形成されている天守群で、戦国の余韻が燻る安土桃山時代に建造された大天守と乾小天守は渡櫓によって連結され、太平の江戸時代に建造された辰巳附櫓と月見櫓は複合されている連結複合式の天守となっています。 
 これらそれぞれの時代を象徴している天守のまとまりは「複合式天守」と呼ばれ松本城だけに見られる特徴的な構造となっています。



二十六夜神

 夜の見廻り中に現れた女神に、月齢26の日に3石3斗3升3合3勺の米を供えれば城は栄えていく。と聞いた家臣の報告をうけた城主は、その話を信じ、大天守最上階に、二十六夜神をまつり毎月お供えを行ったそうです。
 1727年本丸御殿が火事にあったとき、天守が焼けなかったのは、二十六夜神様のおかげだといわれています。


料金・入場料


 松本城は公園内は無料となっており、料金・入場料が必要なのは天守閣のみとなっております。

天守閣 入場料
 入場料610円、小中学生300円、小学生未満は無料(松本市立博物館と共通)
 ※20名以上で団体割引あり

 なお余談となりますが、前述してあるとおり料金が必要なのは天守閣内部を見学する場合のみで、公園内の散策は無料となっています。ですから天守閣に入る予定の無い方は入場料を払う必要はないのですが、受付が少々ややこしいことろにあり、天守閣に入るつもりは無いのに間違って料金を支払ってしまう方も希にいるそうです。


時間



 8時30分〜17時(入館は16時30分まで。またGWやお盆期間中は18時まで)
 年末年始以外は無休

観光所用時間

 天守閣を含めた松本城場内の観光に要する時間は大体1時間40分ほど(公園30分+天守閣30分+博物館40分)、城下町をはじめとした周辺を観光しても3時間ほどあれば一通り楽しむことができます。
 ただし天守閣は多くの方が見学する人気スポットであるうえに、前述してあるとおり天守内の階段が急勾配の為に人の流れが滞り気味となることも相まって、順番待ちの行列がよく発生します。特に休日の昼間などは安全の為に入場制限がかけられる事もあり、2時間近く待たされることも普通にあるので注意して下さい。


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