善光寺の観光



善光寺 善光寺は飛鳥時代の創建とされる国内でも有数の古刹です。1400年以上もの歴史のなか源頼朝、武田信玄、徳川家康といった、時の権力者から庶民まで幅広く信仰を集め、「一生に一度はお参りに行かないと極楽には行けない」とまで言われました。
 由緒は仏教伝来の552年まで遡り、朝鮮の百済国国王であった聖明王から、インドより伝わったとされる仏像が献納され、これが現在秘仏となっている一光三尊阿弥陀如来とされています。当時は排仏派の物部氏と崇仏派の蘇我氏が激しく対立しており、結果仏像は物部氏により難波の堀江に捨てられてしまいますが、信濃国の本田善光という人物がこの仏像を拾い上げ、642年に現在の場所に安置したと伝えられています。安土桃山時代の争乱期には兵火を避ける為に武田信玄、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らにより所在を転々とする時期もありましたが(善光寺の直ぐ近くには有名な古戦場である川中島があります)、1598年に現在の場所にもどされ今に至っています。ちなみにお寺の名前である「善光」は仏像を信濃国に持ってきた前述の「本田善光」が由来とされています。

 現在、善光寺は約6万uにも及ぶ広大な敷地に39の塔頭が立ち、国宝に指定されている本堂も国内最大級の大きさとなっており(間口24m、高さ30m、奥行き54m)、まさに日本を代表する寺院の1つで、年間に訪れる参拝客は600万人にも及びます。

善光寺公式HPへhttps://www.zenkoji.jp/

※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。






善光寺の宗派


 善光寺は特定の宗派に属していませんが、絶対秘仏である一光三尊阿弥陀如来像をご本尊とし、天台宗と浄土宗の僧侶が秘仏並びに善光寺を守っています。

 善光寺の宗派が無宗派である理由は「善光寺が、まだ仏教の宗派ができる前に開山されたお寺だから」これにつきます。

 日本の仏教における多くの宗派は仏教の母山といわれる比叡山で修行した僧侶達が開祖となっています。この比叡山は唐に留学し仏教を学んだ最澄が788年に開山したもので、善光寺の開山に遅れること140年以後になります。このように善光寺が開山した頃は特定の宗派などなく、したがって善光寺も特定の宗派に属していないのです。
 
 善光寺は無宗派であることから檀家制度がなく、身分の高い人しか参拝できなかったり女人禁制が当たり前であった昔から、身分や性別に関係無く誰でもお参りできる庶民の寺として全国から老若男女が訪れ信仰を集めてきたのです。

 なお無宗派とはいえ、前述してあるとおり善光寺を管理しているのは天台宗と浄土宗の僧侶の方々で、天台宗のトップは「貫主(かんす)」と呼ばれ代々公家出身の方から選ばれ、浄土宗のトップは「上人(しょうにん)」と呼ばれ代々女性の方が努めています。



善光寺の時間・観光所要時間


 本項では善光寺における観光に要する時間 及び参拝の時間についてご説明していきます。

拝観時間

 善光寺の外陣(一般境内)は24時間、無料で参拝が可能で無料となっています。
 ただし内陣(本堂内)の拝観時間は5時30分頃から16時30分(冬期は6時頃から16時)で内陣参拝・資料館・お戒壇めぐりは共通券(500円)が必要となっています。

※本堂内陣の参拝開始時間は、日の出の時刻によって分単位で決まっているため、同じ月でも時期によっては参拝開始時間が多少異なります。


観光に要する時間

 仁王門をくぐり山門から外陣(境内)までの散策に要する時間は15分ほど、また本堂に入る内陣参拝とお戒壇めぐりに要する時間は20分ほどとなっております(注:お戒壇めぐりなどの待ち時間は考慮しておりませんが、平日でも30分ほど順番待ちとなることもあります)。この他史料館や経堂の見学に30分ほどとなっており、すべてくまなく散策した場合の所要時間は1時間30分ほどとなります。この他善光寺から長野駅までつづく参道も名物のひとつですが、この参道は距離にして2kmほど。ブラブラと散策しながら途中グルメなどを楽しむ場合はさらに1時間以上時間を要します。
 
 以上を勘案しますと個人差もあるとは思いますが、2〜3時間ほど余裕をみればくまなく散策することができます。ただし上記の時間はあくまでも平常時の時間であり、大型連休中や御開帳時といった特別な時は大変混雑し待ち時間も長くなりますのでご注意ください。


初詣


善光寺 初詣 善光寺の初詣客数は毎年50万人とされ、全国では30位前後、長野県内では諏訪神社に次いで第2位となっています。
 これだけの方が初詣に訪れるわけですから大晦日から元旦にかけては大変混雑し、当然の事ながら仲見世通り辺りまで行列ができますが、流れは意外とスムーズで1時間ほどで参拝可能です。
 2日以降は並ぶことなく初詣ができますが(混雑時に入場制限が行われる事があります)、周辺道路は相変わらず混雑し交通規制も行われているので、車で訪れる際には少々ストレスを感じるかもしれません。 
 なお年末年始はJR長野県善光寺口バスロータリーから善光寺行の臨時バスが終夜運行しています。


善光寺のお土産・グルメ


 善光寺がある長野市は、善光寺の門前町として栄えてきた町です。この為、街も善光寺を中心に形成されており、長野駅から善光寺をつなぐ参道や仲見世通りでは数々の信州グルメやお土産選びを楽しむことができます(善光寺境内への飲食の持ち込みは禁止されています)。


お土産

八幡屋磯五郎
 1736年創業の「唐辛子屋さん」。自分好みに調合できる八幡屋磯五郎の七味唐辛子は善光寺の定番お土産であり、かつ最古の名物のひとつとなっています。 公式HP→https://www.yawataya.co.jp/


ひとにぎり地蔵
善光寺の入り口、仁王門の手前には大本願がありますが、こちらで頒布(販売)されているのが「ひとにぎり地蔵」というお地蔵様で、「辛いとき、悲しいとき、苦しいとき、左手でギュツとひとにぎりすると、安らぎとパワーをいただける」とされています。このお地蔵様は粘土とお線香の灰を練り合わせて焼いた陶器製で、お守り代わりに持ち歩く方も多くお土産品としても喜ばれています。


グルメ

蕎麦
 長野県は蕎麦の産地として有名です。善光寺門前にもいくつかの人気蕎麦屋さんがあり、なかでも「北野屋本店」、「藤木庵」、「かどの大丸」、「小菅亭」などはよく知られているお店です。


精進料理
 肉や魚といった動物性の食材を使用しない精進料理。仏に仕える身の方が食する料理ですが、長年培われた料理技法は他の和食に劣らぬ味です。善光寺には40近くもの宿坊が存在し、宿泊者以外でもその味を楽しむことができます。主な精進料理が楽しめる宿坊としては「兄部坊」、「淵之坊」、「常智院」などが有名ですが、いずれの宿坊も予約が必要となっています。またこれら宿坊の情報は「善光寺宿坊組合」で総括していますので、そちらに確認することもできます。


長野風月堂
 長野風月堂は明治時代の1886年創業という老舗菓子店です。信州産の杏を練り込んだ羊羹を求肥で巻いた「玉だれ杏」は不動の人気商品で、作家の池上正太郎も愛した銘菓です。


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