神田明神ってどんなところ?



神田明神 神田明神は正式名称を神田神社といい、1300年もの歴史を誇る古社で江戸の総鎮守ともいわれています。
 氏子町は東京、丸の内、神田、日本橋などを中心に108にも及びこれらの氏子町なかには秋葉原の電気街も含まれ、パソコンの基盤をモチーフにした「IT情報安全守護 お守り」などはIT関連の仕事をしている方々に人気となっています。
 
 創建は奈良時代の天平2年(730)とされ、代々出雲大社を司る出雲一族の真神田臣(まかんだおみ)により現在の東京都千代田区大手町・将門塚周辺)に創建されました。ちなみに「神田」という地名は創建者の真神田臣からきているといわれています(注:伊勢神宮の神田が当該地にあったからという説もあります)。
 祭られている神様は出雲大社と同様大己貴命(おおなむちのみこと)でしたが、鎌倉時代の1309年に平将門公が奉祀されます。
 江戸時代になると江戸城の表鬼門守護の為に現在の地に遷座し、以来「江戸総鎮守」として、幕府をはじめ江戸庶民にいたるまで多くの人々の信仰を集めるようになりました。

 明治時代に入り江戸が帝都「東京」となると、社名を神田明神から神田神社に改称し、東京の守護神として信仰されます。
 1923年の関東大震災で社殿は焼失しますが、当時としては珍しい鉄骨鉄筋コンクリート構造で再建され
、1945年の東京大空襲では境内に焼夷弾が落ちたにもかかわらず本殿・拝殿などは焼失を免れます。その後昭和から平成にかけての期間中に大修復が行われ現在にいたっています。
 近年の神田明神はアイドルグループの活動拠点でありアニメの聖地でもある秋葉原に隣接していることもあり、若い世代が観光目的で参拝したり、奉納されている絵馬のほとんどにアニメキャラの絵が描かれていたりと、1990年代の神田明神を知っている方から見ると隔世の感かもしれません


※本サイトに記載されている内容については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


公式HPhttp://www.kandamyoujin.or.jp/



時間


時間
 境内自由(24時間)。日没から23時まで境内の灯籠に明かりが灯されるので夜の参拝もおすすめです。

お守りの授与時間 9時~16時30分

ご祈祷の受付時間 9時~16時

参拝に要する時間
 個人差もあるとは思いますがゆっくりと参拝しても所要時間は20分ほどです。 


初詣


 アニメの舞台やAKB48の成人式などで話題を集め、近年は初詣の人出も多くなってきている神田明神。平時は24時間参拝自由となっていますが、大晦日の31日は一度閉門され元旦の0時に開門されます。
 初詣の人出は30万人と有名な都内の神社にくらべると少なめですが(初詣客数が第1位の明治神宮浅草寺の人出は300万人前後)、それでも湯島聖堂近くまで行列ができることありますし、境内も身動きがとれないほど混雑します。また神田明神は日本有数のオフィス街にありますので毎年仕事始めの日は会社務めの方で混雑します。つまり一般的な神社は三が日を過ぎると人初詣客も減少傾向となりますが、神田神社は仕事始めの日に再び混雑するというわけです。
 また混雑を避ける為には「出店が営業している時間帯はさけましょう」とか「朝方がおすすめです」などと紹介されていますが、実際にはそう大差はなく(明け方の3~4時頃はさすがに空いていると思いますが・・・)筆者個人的には人混みが苦手であるならば初詣の混雑が一段落する1月中旬に出かけるというのも方策のひとつなのではないかと思っています。


時間

ご昇殿参拝受付 祈祷時間
 1月1日~3日 8:00~18:00
 4日~6日 7:00~19:00
 7日~31日 9:00~17:00
※お守り授与時間も同じ。


おみくじ

 おみくじにおける運勢の順番は各神社により異なるのですが神田明神においては以下のとおりとなっています。

大吉→中吉→吉→小吉→末吉

神田明神のお守り また神田明神のおみくじは通常の授与所の他、かわいい獅子舞からお受けすることもできます。方法は簡単で境内に設置されたボックスにお金を投入し、4つあるボタンを選んで押します。すると、お拍子に合わせて獅子が踊りだしおみくじが出てきます。なおおみくじ自体の内容は特別なものではありません。


厄除け


 神田明神は厄除けで有名な神社でもあります。これは神田明神が東京を守護する総鎮守であることや、祭神の1柱である平将門命が厄除・除災の神様であることからきています。
 なお厄除けは年始めに行うのが良いとされていますが、厄除けの意味や考え方については別途「明治神宮のお宮参り・厄払い」のページをご覧下さい。 


厄払い祈願祭

 「厄払い祈願祭」は毎年1月中旬の土曜日から3月中旬の土曜日にかけての毎週土曜日に行われる「厄除祈願祭」です。
 わかりやすく説明すれば厄年及び厄除祈願を希望する方々に定められた日時に集まっていただきお祓するというもの。初穂料は7,000円となっていますが、行われる時間は日によって異なるので別途ご確認下さい。

お問い合せ・受付先
 神田神社社務所 03-3254-0753


厄払い

 上述の厄払い祈願祭の他に別途平日や個人で厄払いをうけることもできます。いわゆる神社で一般的に行われる厄除けというわけで、こちらは事前予約は不要となっています。

受付時間 午前9時~午後4時

ご祈祷時間 約20分

初穂料
 7,000円から受け付けており、10,000円、30,000円で神札の大きさが異なってきます。
 ご祈祷後にはお札と普段身につけるお守りが授与されます。

礼儀・作法

 礼儀や作法については巫女さんが放送で順次教えてくれるので迷うことはありません。最近は神田明神に限らずどの神社でも親切丁寧に教えてくれるので、身構えることなどありませんが、やはり正装で参拝するのは基本ですし、事前に入浴し身を清めておくなど神様に対して失礼のないように身を整えておくといった心構えは必要だと思います。


甘酒


 一般に砂糖が普及していなかった中世時代。人々の甘味といえば「甘酒」。神田明神には江戸時代の頃から甘酒を提供しているお店が2軒ほどあります。どちらも化学添加物を一切使わず、米と糀だけの伝統的製法で作られる甘酒で神田明神の名物となっています。


天野屋

神田明神 甘酒 天野屋  神田明神の鳥居横で営業しており創業は1846年。お店の地下には100年以上前に造られた専用の糀室(こうじむろ)があります。店内で注文するともろみ味噌がついてくるので口直しをしながら飲みます。また夏場の「氷甘酒(甘酒のかき氷)」も人気の一品です。※日曜日は定休日となっています


三河屋綾部商店

神田明神 甘酒 三河屋 こちらの創業は1616年と江戸時代初期からの営業している老舗。元々は三河(現在の静岡県)で商売していたのですが、徳川幕府の御用商人として三河より江戸に上京し、以来代々将軍家に味噌や甘酒を納め、明治以降は宮内庁御用達にもなっていた由緒あるお店なのです。甘酒にショウガの粉を入れて飲むのがオススメの飲み方です。

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