松島の観光・見所
松島は日本三景の1つに数えられる景勝地で、その光景はテレビや雑誌等で誰でも一度は見たことがあることと思います。この松島は国道45号線沿いにあり、時折海が見える程度でなんの変哲もない光景が続く道を走行していると突然無数の島々が浮かぶ見事な光景が視界に飛び込んできます。
松島は遊覧船乗り場周辺に徒歩で行ける範囲に観光スポットが集まっており散策は比較的簡単です。松島観光で外すことができないのは
遊覧船だと思いますが、中世の時代に僧達が修行した霊場で人々の遺骨を納めた骨塔や板碑が今も残されている
雄島等も私達の知らない松島の違った一面を見ることができるおすすめしたいスポットです。
なお松島には4大観と呼ばれる展望台をはじめとした眺望スポットがいくつかありますが、こちらの方は松島海岸から少々離れた所にあり、全て巡るのは大変です。数ある眺望スポットのうち
西行戻しの松公園は遊覧船乗り場から車ですぐの所にあり、眺望も見事ですので足をのばしてみるとよいでしょう。また4大観なかでは
奥松島にある大高森と呼ばれる展望台が一番な見事な光景と言われています。
※本サイトに記載されている内容については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
松島観光協会公式HP→
http://www.matsushima-kanko.com/
観光 所用時間
松島は松島海岸自体はさほど広いわけでもなく、
五大堂や
瑞巌寺、
円通院、
観光遊覧船といった
松島海岸周辺に限っての観光であれば所要時間は半日ほどあればなんとか巡ることができますが、さらに足を伸ばし塩竃方面や
奥松島方面等も観光する場合、半日では行程的に少々きつく丸1日必要となります。
※松島を組み込んだ
宮城県の観光モデルコースは別途「
仙台空港」「
山形空港」及び「
一ノ関駅」「
北上駅」のページでもご紹介していますので参考にしてみて下さい。
松島の観光マップ
前項で松島の観光に擁する所要時間は半日あれば十分とご説明しましたが、具体的にどのような見所があるのかマップに整理してみましたのでご参照下さい。地図上の赤い印は半日で回れる範囲内にある名所で、青い印まで足を伸ばす場合は1日ないとゆとりをもって松島観光を楽しむことはできない想定される名所。また番号は筆者の個人的なお勧めの順となっております。
半日コース
@ 五大堂
伊達政宗公が再建した松島湾に浮かぶ五大明王を祀った松島のシンボル的なお堂。
A 松島遊覧船
松島観光の定番。海から眺める日本三景の光景は格別です。
B 瑞巌寺
伊達政宗公により再建された伊達家の菩提寺。伊達家縁の宝物が展示公開されています。
C 円通院
伊達政宗公嫡孫 光宗公の霊廟。バラをはじめとした鎖国時代に海外から持ち帰った品々が随所で見られます。
D 西行戻しの松展望台
松島湾がほぼ一望できる展望台。松島海岸から歩いても行けますが高台にある為、車で行った方が無難です。
E 雄島
その昔松島が霊場だった時代の遺構が残る島で松島発祥の地とされています。
F 観瀾亭
伊達家歴代の藩主が納涼や月見の場として利用した眺望の見事な県の重要文化財。
G 福浦島
朱色の橋が特徴的な島。徒歩で島に渡る事ができますが、散策には小一時間ほど時間を要します。
1日コース
@ 奥松島
松島から車で30分ほどの所にある景勝地。展望台や遊覧船乗り場があります。
A 塩竃
松島の隣にある街で松島行きの遊覧船も運航しています。松島周辺の店は夕方以降はほとんどが閉店となってしまうので夜も楽しみたい場合は塩竃まで足を伸ばしてみるのも一案です。
もらって喜ばれる松島のおすすめお土産
松島のお土産店を覗くと目に付くのが「牛タン」「笹かまぼこ」「ずんだ餅」の三点セット。これらは松島というよりは
仙台の名物なのですが松島でもお土産の定番メニューとなっているようです。そんな松島において「ここでしか買うことができないお土産」といえば「松島こうれん」です。1327年創業の
紅蓮屋心月庵が提供している伝統銘菓でササニシキを原料とした薄焼きの煎餅は口に入れるとさらりと溶ける上品な食感となっています。一袋に二枚入って値段が100円程度ですので、たくさん必要な職場のお土産にも最適です。
日本三景松島は典型的な○○海岸の進化系
日本三景のひとつに数えられている宮城県の松島は海岸が沈降してできた景勝地ですが、実はこの沈降海岸は日本有数の
景勝地三陸海岸でよく見られる特徴です。三陸海岸はリアス式海岸といわれる入り組んだ地形をしていますがその地形は一様ではなく、北部は
北山崎や
鵜の巣断崖に代表されるように海岸が隆起して形成された断崖が続き、南部は海岸が沈降して形成された地形が続いています。松島は三陸海岸南部の沈降海岸がさらに進んだ形と推測されています。三陸海岸の南端は松島より北に25kmほどの所にある牡鹿半島で松島自体は三陸海岸から外れてはいますが、松島を起点とした三陸巡りの旅も趣がありおすすめです。
松島のグルメ・イベント
グルメ
かき
塩竃市周辺は広島とならんでかきの産地。太平洋の海で育ったかきの味は格別。旬は十月から三月の間。
イベント
灯籠流し花火大会
毎年8月17日に塩釜港で開催されるお祭り。8,000発の花火と3,000個の灯籠が湾を彩ります
かき祭り
毎年2月の第1土曜、日曜に塩竃市で開催される。かき殻焼き、かき鍋を無料で味わえます。
松島おすすめの時期・ベストシーズン
松島は梅や桜が咲く早春から雪化粧が見られる冬まで四季を通じて楽しむ事ができる観光名所です。また月見の名所でもあり、かのアインシュタインも月見に訪れ感嘆の声をあげたと言われてます。地形的に暖流である黒潮がぶつかる地域である為、冬場でも比較的温暖な気候が続き、東北では珍しく冬場でも観光客が途絶えることはありません。そんな松島おすすのベストシーズンは昔から雪化粧の冬と梅や桜が咲く初春、そして月が見事な中秋の時期と言われていますが、近年は
松島一帯がライトアップされ幻想的な光景を見せてくれる紅葉の時期もおすすめとなっています。
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仙台市 松島 瑞巌寺 円通院 気仙沼市 秋保温泉 鳴子温泉 仙台城跡 蔵王 塩竈神社 瑞鳳殿