男鹿半島の観光案内地図




 男鹿半島は中心部に標高715mの「本山」をはじめとした「男鹿三山」がそびえ、主要な道路はこの男鹿三山を迂回するように海岸線に沿って整備されています。この為、男鹿半島の道はほぼ1本道であり、迷うことなく順番に観光名所を巡って行くことができます。


男鹿半島の地図

※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


目 次

男鹿半島のドライブ
男鹿半島 観光マップ
 ゴジラ岩
 五社堂
 男鹿水族館GAO 
 八望台
 入道崎・入道崎灯台
 万体仏
 なまはげ館・真山神社
 寒風山
 男鹿半島 道の駅
 男鹿温泉郷
男鹿半島 観光所要時間


駐車場



男鹿半島のドライブ


 男鹿半島へは国道101号線経由で南北両方から進入することができますが、北側コースは道が細く入りくんでいるうえ案内看板も少なく、土地勘のない人はよく道を間違えてしまいます。それに対して南側のルートは真っ直ぐな一本道で道に迷うことはまずありません。この為初めて男鹿半島を車で訪れる場合は南側から行くことをおすすめします。
 ドライブルートとしては国道101号線から県道59号線に入り海岸線を北上します。道中 ゴジラ岩五社堂男鹿水族館GAO八望台と順番に景勝地を巡り北上し男鹿半島北端の入道崎へ、その後は内陸部に車を進め、真山神社、なまはげ館寒風山と車を進めていけばよいでしょう。ここまでの所要時間は6時間ほどです。じっくりと時間をかけて観光したとしても8時間ほどあれば余裕をもって男鹿半島を一周することができます。

男鹿半島 ドライブマップ



男鹿半島の観光マップ





ゴジラ岩

 地図中 @     
 ゴジラ岩は男鹿半島の南西端にある岩で、その形が映画ゴジラに似ていることからその名前がつきました。南西に面していることから夕日の眺望スポットでもあります。

 男鹿半島 ゴジラ岩


駐車場


五社堂

 地図中 @     
 
赤神神社・五社堂の全景 五社堂は男鹿半島南東部にある五つの社で「なまはげ」の起源となった5匹の鬼の伝説が伝わる所です。男鹿の森の中にたたずむ五つの社は、石段の坂を登り切った先にあり、静かな佇まいを見せていましたが、2014年に吉永小百合さんが出演するCMのロケ地として使用されてからは知名度がアップし訪れる観光客も増え賑わいをみせるようになりました。


姿見の井戸

五社堂 姿見の井戸 五社堂入り口にある姿見の井戸。井戸の中は自由にのぞけるようになっており、命が長くない人はこの井戸の水面に自分の姿が写らなかったり、ぼやけて写ったりすると伝えられています。この姿見の井戸は999段の石段を登り五社堂に到着する手前にあります。



五社堂の由来
 中国の漢の時代、武帝が5匹のコウモリをつれて男鹿にやってきました。このコウモリ達は鬼に変わり武帝によく仕えていました。ある日鬼達が武帝に「どうか1日だけよいので休みをくれませんか」とお願いすると武帝は了承し1日の休みを鬼達に与えました。喜んだ鬼達は人里に降りて狼藉のし放題。村人達は武器を持って戦うが鬼達の怪力にはかないません。困った村人達は相談し武帝にお願いします。「5匹の鬼どもが五社堂まで一番鶏が鳴く前の一晩のうちに千段の石段を築きあげることができたら毎年娘を差し出します。そかわりできなかったときは鬼達は二度と村に降りてこないでほしい」村人達はいくら怪力の鬼達でも一晩で千段の石段を積み上げることは無理だと思ったのです。ところが鬼達は日が暮れ夜になるとあれよあれよという間に石段を積み上げていきます。このままでは夜が明ける前に石段が完成してしまうと思った村人達は物まねが上手いアマノジャクに頼んで一番鶏の「コケコッコウ」をやってもらいました。鬼達はあと一段で完成の九百九十九段まで石段を積み上げていましたが鳥の鳴き声を聞くとまさに鬼の形相で悔しがりそのまま山に帰り、二度と村に降りてくることはなかったそうです。
 鬼達が積み上げた石段は今でも残っており、石段を登った先に五社堂がたたずんでいます。また石段を積んだ鬼達がのちのナマハゲのおこりと云うことです。

九九九の石段
鬼達が一晩のうちに積み上げたと伝わる九九九の石段


駐車場


男鹿水族館GAO

 地図中 B     
 男鹿半島戸賀地区にある水族館。詳細は別途「男鹿水族館GAO」のページをご参照ください。



八望台

 地図中 C  
八望台から見た戸賀湾 八望台は展望台から火山の爆発跡である二ノ目潟と戸賀湾を見ることができるビュースポットで男鹿半島観光の定番スポットのひとつです。周辺には一ノ目潟と三ノ目潟もあり、三ノ潟目はニノ潟目の西側に、一ノ目潟は展望所の後方にあります。
 この八望台から見える特有の地形はいずれも爆裂火口により形成されたもので、爆発跡がマールと呼ばれる円形の湾や湖を形成しており、日本では男鹿半島でのみ見ることができる珍しい地形です。
 なお八望台の命名者は高松宮殿下で昭和26年に男鹿半島を訪れた際にこの地の眺望に感嘆し名付けられたといわれています。


展望台

八望台 展望所 八望台の展望所の光景。展望所からは日本海のパノラマや戸賀湾、二ノ目潟を見ることができる。また後方には一ノ目潟があるが草木が視界を遮り一部しか見えません。



入道崎・入道崎灯台

 地図中 D  

入道崎灯台 男鹿半島 入道崎は男鹿半島最北端にある半島で、ちょうど北緯40度の緯線上にあります。道路沿いにはレストハウスやお土産店が建ち並び男鹿半島随一の賑わいを見せている所です。夕日の美しいスポットとして知られているほか、正体不明の発光する飛行体がよく目撃される所としてテレビで放送され話題になったこともある所です。
 また入道崎灯台は1898年(明治31年)に建てられた(現在の灯台は昭和26年に建てられたもの)、男鹿半島最北端の入道崎から日本海を照らし行き交う船舶の安全を見守ってきた灯台で、地上からの高さは27.92m。海面からの高さは57mで光の届く距離は約37キロになります。
 広大な芝生の広がる入道崎に建つ白と黒の横縞模様の灯台は毎年4月下旬から11月上旬にかけて一般の人でも登ることができ、高さ約28mのデッキから眺める日本海を一望できる光景は、まさに壮観の一言に尽きます。また2016年にはその独特の風貌や周辺に広がる芝生、眼下に広がる日本海の光景などが評価され一般社団法人・日本ロマンチスト協会が選ぶ「恋する灯台」に選ばれました。

入場料:200円

見学時間:9時〜16時



レストハウス

入道崎灯台から見たレストハウス 入道崎灯台から見たレストハウス。地上から約28mの高さからの眺め。地上では広く大きなレストハウスも灯台から眺めるとこのように一目瞭然。



北斗の路

北斗の路 入道崎の芝生の上にまっすぐ伸びる「北斗の路」。 入道崎がある北緯40度の線上に沿って建てられています。なお北緯40度の線上にある都市としてはニューヨークや北京があり、入道崎灯台は北緯40度00分18秒の地点に建っています。








入道崎の夕日

男鹿半島の夕日 男鹿半島の入道崎から見た夕日。日本海に面した男鹿半島は夕日の名所として有名で、日本の夕陽100選に選ばれた夕陽ビューポイントが多数あり、特に鹿半島最北端の入道崎からの眺めは絶景といわれています。


駐車場


万体仏

 地図中 E  

男鹿半島 真山の万体仏 真山の万体仏は三間四面のお堂の壁や屋根裏に木彫りの仏体約1万体が並べられている建物です。1714年に僧 普明が建立したとも伝えられていますが、実際正確なところは分かっていないそうです。
 お堂の内部は立ち入り自由となっており、中は広いようで狭くもあり無数に並べられた仏体を見ていると「男鹿半島はそのものが霊場である」という事を実感させられます。
 なお「真山の万体仏」のような建築物は他に例がなく、民俗学、宗教学の観点からも非常に貴重な建物となっています。



お堂内の光景
万体仏 お堂内の光景。天上や壁一面に並べられているものは全てが木彫りの仏体。その数は1万体といわれ、他に例のない貴重な建造物となっています。



なまはげ館・真山神社

 地図中 F  
 なまはげ館は33地区60体のなまはげが勢揃いしている秋田杉と石造りの建物が特徴的ななまはげの資料館です。また真山神社はなまはげ館のすぐ近くにある霊場男鹿半島の信仰の中心となる神社です。
 詳細については別途「なまはげ館・真山神社」のページをご参照ください。



寒風山

 地図中 G  
寒風山 回転展望台 寒風山は男鹿半島の付け根部分にある標高355mの山。その名が示すとおり強風地帯であるため、木々がほとんど育たず広大な芝生が広がっており(注:芝生保全の為、毎年春には野焼きが行われています)、夏の行楽シーズンになるとこの芝生を利用してパラグライダーを楽しむ人も多くみられます。
 男鹿半島ばかりではなく遠く青森県や秋田県全域を見渡せるビュースポットとして人気がある所です。


寒風山 火口跡
寒風山 火口跡 展望所からみた寒風山の火口跡。火山の噴火跡は3箇所ほど見られ道路が縫うように走っています。寒風山の火山活動は2万年前に始まったとされ現在は活動を停止しています。


八郎潟 調整池
八郎潟 調整池 こちらは展望台から見た八郎潟の調整池。その先に見える山並みは八幡平をはじめとする奥羽山脈の峰々。展望台の麓には碁盤の目のように整備された水田が広がっているが、昔は八郎潟という日本第二位の湖でした。
 さらに歴史を遡ると八郎潟はその昔本土と当時島だった男鹿半島を隔てていた海で米代川や雄物川からの堆積物による沿岸州が伸び出し湖となりました。


駐車場


道の駅 男鹿

 地図中 H  
 日本海に突き出た男鹿半島は当然の事ながら海の幸も豊富です。これら男鹿の海の幸は主に半島南東部にある道の駅や海鮮市場で購入することができます。この男鹿半島における道の駅・海鮮市場の詳細は別途「男鹿半島の道の駅・海鮮市場」のページをご参照ください。



男鹿温泉郷

 地図中 I  
 男鹿温泉郷は男鹿半島北部にある温泉郷。男鹿半島の各観光スポットへのアクセスも良く、宿泊を伴って男鹿を旅行する際の拠点となるエリアです。真っ赤に焼けた石を木桶に入れて仕上げる味噌仕立ての煮込み料理は男鹿温泉郷の名物料理となっています。



男鹿半島の観光所要時間


 男鹿半島を車で一周するのに要する時間は6時間ほど。ただしこれは各観光名所をさっと巡った場合の時間で、水族館や展望台など時間をかけてじっくりと巡る場合はやはり8時間ほど必要となります。
 なおバスをはじめとした公共交通機関で男鹿半島を一周しようとする場合、一周する路線が無いので少々難しいのが現状です。


駐車場