小安峡(おやすきょう)




小安峡 観光 小安峡(大噴湯)はその読み方を「おやすきょう」といい秋田県湯沢市の奥深くにある渓谷です。国道398号線を湯沢市方面から進んでいくと小安峡の物産館があり、そこに車を駐め道路反対側にある小安峡遊歩道へと進むことができます。遊歩道は一本道ですが起終点では高さ60mほどの階段を上り下りしなければなりません。一番の見どころは遊歩道の途中にある98度の蒸気が噴出する「大噴湯」と呼ばれる噴出孔。江戸時代の紀行家管江真澄も大噴湯を初めて見たときの迫力や音に驚いたことを紀行文に記しています。
 他の見どころといえは60mの高さから真下に大噴湯を見ることができる河原湯橋。そして小安峡の先にある小安峡温泉郷。温泉郷では足湯や公共浴場が整備されています。また紅葉の時期や冬のライトアップされた光景(注:遊歩道は11月上旬〜4月中旬は冬期閉鎖のため通行不可)も観光客には人気があります。


※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。


公式HP湯沢市観光物産協会



目 次

観光モデルコース・観光マップ
 駐車場・観光物産館
 大噴湯
 小安峡・皆瀬川
 小安峡温泉 
小安峡の観光所要時間
小安峡の観光ベストシーズン
小安峡周辺の宿泊施設 


駐車場


観光モデルコース・観光マップ


 小安峡の見所は大噴湯を中心に500m程の区間に集中しておりほぼ一本道です。ですから観光モデルコースといっても駐車場がある観光物産館から、上流側に向かって遊歩道を散策し時間に余裕があれば日帰り温泉を楽しむといった感じになります。





駐車場・観光物産館

地図中 @  

小安峡 駐車場 小安峡の観光物産館は秋田県方面から小安峡方面へ来た場合最初の玄関口にあたる場所で、観光物産館の他に大規模な無料の駐車場や足湯などが整備されています。特に駐車場は道路を挟んで反対側に小安峡の遊歩道の入り口があるので、小安峡の観光にとても便利です。
 なお観光物産館の詳細については別途「小安峡の観光物産館」のページをご参照下さい。
 


大噴湯

地図中 A  

 約4kmに渡り最大落差60mの深いV字谷の渓谷美を見せる小安峡。その小安峡の断崖からは高温の蒸気や熱泉が噴出している箇所が多数あり、中でも「大噴湯」と呼ばれる小安峡最大の噴出孔は大地の息吹を感じることが出来る最大の観光スポットとなっています。
 この大噴湯は周辺には遊歩道が整備され間近で見る事ができ、また小安峡に架かる河原湯桟橋からも眺めることができます。



遊歩道から見た 大噴湯 

小安峡 大噴湯 遊歩道から間近で見た大噴湯。渓谷の壁から常時蒸気が吹き出ているのが分かります。蒸気の中はさほど熱くはなく普通に歩く事ができますが、噴出口から吹き出る蒸気の温度は98度と高温の為さわると火傷をする危険性があります。小安峡ではこのように至る所から温泉が湧出しており、「シュゴー」という蒸気の吹き出る轟音が辺り一面に響いています。
 なお大噴湯の前は普通に通ることはできますが、メガネやカメラは手や服で防護しないと蒸気で曇ってしまいます。


小安峡 大噴湯 川原湯橋 大噴湯を少々離れたところから見た光景。左側が大噴湯で右側に見える蒸気は別の噴出口。中央に見える橋は河原湯橋で小安峡随一のビュースポットとなっています。皆瀬側に架かる川原湯橋は約60mの上から吹き上がる蒸気を眺める事ができる絶好のビュースポットで特に紅葉の時期は人気があります。


川原湯橋からみた大噴湯

川原湯橋から見た大噴湯 皆瀬川に架かる河原湯橋から見た大噴湯。上から見ると大噴湯がどのように吹き出ているかよく分かります。下に見える観光客は大噴湯の前を通るのを躊躇しているようでした。


駐車場


小安峡・皆瀬川

地図中 B  

皆瀬川 小安峡がある皆瀬川は自然豊かな美しい渓流。両側の渓谷から熱泉が流れ込む場所は湯気が立ち上り、時に幻想的な光景を見せてくれ、周囲の木々は秋になると見事な紅葉も見せてくれます。
 また周囲には温泉宿も多数あります。


小安峡 温泉の滝 皆瀬川の渓谷から染み出る温泉。小安峡では至る所から水がしみ出ているように見えるが、実はこれらは水ではなく温泉。染み出た温泉の為、皆瀬川からは湯気が立ち上り、周囲の温度が高いのか周辺の植物も他とは違った様相を見せています。


河原湯橋からみた小安峡

川原湯桟橋から見た小安峡 河原湯橋から見た小安峡。エメラルドグリーンの渓流に渓谷から吹き出る蒸気が見える。光景は初夏のものですが、小安峡は紅葉の時期も美しい光景で訪れる観光客を楽しませてくれます。


小安峡の滝

 小安峡にはいくつもの滝が流れ込んでおり。特に上流に行くほど多くの滝を見る事ができます。それらの滝の一部は温度の高い温泉の滝となっています。
小安峡に流れ込む滝

 

皆瀬川上流の滝 こちらは生糸のような流れの滝。これらの滝は遊歩道からも見る事ができます。


冬の光景

 冬の小安峡の光景。噴出蒸気の熱で溶けた雪が冷やされ再び凍り、つららとなって下がっている。これらは「しがっこ」と呼ばれ、2月の立春の頃になると幅50m高さ約20mもの氷柱も見られます。冬場はこのしがっこを見にたくさんの観光客が訪れ、花火などが打ち上げられる「しがっこまつり」も開催されます。
しがっこ


駐車場


小安峡温泉

地図中 B  
 
 無数の温泉が噴き出る小安峡には当然の事ながら温泉もあり、共同浴場も整備されています。これら小安峡の温泉については別途「小安峡の温泉」のページをご参照ください。



小安峡 観光所要時間


 小安峡(大噴湯)の散策に要する時間は30分ほど。なお周辺には霊場川原毛地獄やいくつかの温泉郷があるので、あわせて観光するとよいでしょう。



小安峡 観光ベストシーズン


 小安峡では新緑や紅葉の他、冬は「しがっこ」と呼ばれる渓谷に下がる氷柱が楽しめ、周辺には秘湯と呼ばれる温泉地も多く通年を通して楽しめるが、冬場は遊歩道が通行止めになる(4月中旬〜11月上旬)ほか、豪雪地帯なので車の交通も雪になれていない人は注意が必要。また冬場は通行止めとなる周辺道路(国道398号線及び周辺県道)もあるので注意が必要です。



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駐車場

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