磊々峡



磊々峡 奥羽山系を水源とし仙台平野を潤している名取川。この名取川の中流域、ちょうど秋保温泉がある辺りは川幅が狭く急流となっています。また両岸は秋保石と呼ばれる凝灰岩となっており、この秋保石が急流により長年浸食されたことにより形成されたのが、秋保温泉の景勝地「磊々峡」です。
 浸食された渓谷の長さは650mほどで渓谷の深さは最大で20m。はじめて磊々峡を訪れた方は皆一様に100万人都市である仙台市から車でわずか30分ほどのところに、このようなダイナミックな渓谷があるのかと驚かされます。

地図で場所を確認する宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原


磊々峡のハート


秋保温泉 磊々峡 ハート 秋保温泉への入り口でもある「覗橋」。この覗橋の眼下には見事にハートの形をした窪みがあり、NPO法人が企画している「恋人の聖地プロジェクト」の聖地、つまり「恋人の聖地」に認定されました。その後「一緒に覗橋のハートを見ると幸せになれるかも?」と噂が広がり、現在は秋保温泉 磊々峡の新名所となっているのです。



磊々峡の遊歩道


磊々峡の遊歩道 磊々峡は覗橋の上下流1km深さ20mにわたって続いており、覗橋を挟んで上下流には遊歩道が整備されています。この遊歩道の延長は650mほどで奇面岩や八間巌といった造形美を眺めながら散策が楽しめ5月〜9月の期間中はライトアップも行われます。遊歩道自体はきちんと整備され歩行者に配慮した作りとなっていますが、磊々峡自体が高低差のある切り立った断崖となっていますので、自然と階段や坂道も多く、地面が濡れている時などは滑りやすくなるので足下はしっかりとした物を履くことをお勧めします。
 また遊歩道の出入り口は「秋保・里センター」、覗橋付近、覗橋下流の3カ所設けられていますが、覗橋下流には駐車場がないので、実質秋保・里センターか覗橋付近の出入り口から遊歩道に入ることとなります。


紅葉

磊々峡の紅葉 磊々峡は紅葉の名所としても知られており、紅葉が見頃をむかえるのが毎年11月上旬前後。ちょうど11月の連休のあたりが紅葉見頃となります。紅葉自体は鳴子峡や栗駒山といった宮城県の他の紅葉の名所と比べると若干知名度が落ちますが、10月下旬から11月中旬にかけてはライトアップも行われ幻想的な光景を楽しむことができます。


所要時間

磊々峡 所要時間 磊々峡の散策に要する時間、つまり遊歩道を往復する所要時間ですが、こちらは個人差があるとは思いますが、1時間前後となっています。ただし前述してあるとおり、急な坂道や階段も多いので散策には十分注意して下さい。

駐車場


磊々峡の駐車場 磊々峡には覗橋から道路を挟んで反対側に規模の大きな無料駐車場が解放されています。また直線距離で西に100mほどいった所にある「秋保・里センター」の駐車場も利用可となっています。
 このほかイベント時やハイシーズン時の土日祝日等は臨時の駐車場が設けられる場合もあります。