城崎温泉 日帰り ランキング あれこれ



 城崎温泉は大阪駅から特急を利用すれば3時間で到着でき、朝方に大阪を発てば昼前に城崎温泉に到着することが可能です。したがって城崎温泉で名物ランチを楽しんだ後、外湯めぐりをしながら合間にスイーツを楽しみ夕方の便で大阪方面に戻ってくることができるのです。なお日帰りで城崎温泉を楽しむ場合おおよその目安として11時前後に到着できれば夕方にはほぼ全ての名所を巡ることが可能です。なお城崎温泉での移動は徒歩によるそぞろ歩きが基本となっています。

※車で日帰りの旅に訪れた場合は温泉街には複数の駐車場が整備されていますので、そちらを利用してください。この他城崎温泉への行き方については別途「城崎温泉への行き方・アクセス」を参照。

外湯


 城崎温泉には7つの外湯がありますがこれらの湯にランキングをつけたり「○○の湯がおすすめ」なんでいうのは無粋なこと。泉質はどこもいっしょですので個性的な7つの外湯を楽しんで下さい。日帰りで外湯巡りを楽しむ際には1日外湯めぐり券「ゆめぱ」を利用すれば1200円で外湯が入り放題となります(旅館に宿泊している場合は無料で湯めぐり券がもらえます)。なお7つの外湯は土日はすべて営業していますが、平日はどこかひとつが必ず休みとなっています。
※外湯巡りの地図はこちらを参照→城崎温泉観光協会

泉質

 ほのかな塩味がするナトリウム・カルシウム−塩化物泉。源泉の温度は73〜80度。

城崎温泉のご利益と外湯

 城崎温泉の外湯にはそれぞれ効能ならぬご利益があるとされています。ご利益を求めて外湯めぐりというのもなかなか趣があって面白いかもしれません。以下に一般的に言われている城崎温泉の各ご利益を紹介します。


地蔵湯:家内安全、水子供養
 源泉からお地蔵様が発掘されたのが名前の由来。広々とした大浴槽が特徴です。
 外湯 600円 


柳湯:子授、安産
 木造平屋の風情ある建物で湯船は御影石で作られています。温泉の温度は少々高めに設定されています。
 外湯 600円


一の湯:合格祈願、交通安全、開運招福
 温泉街のほぼ中心部にありモダンな外観の建物と洞窟風呂が有名。名は温泉医学の香川修徳が「天下一の湯」と記したことに由来します。
 外湯 600円


駅舎温泉さとの湯:自然回帰
 城崎温泉駅のすぐ近くにあり展望露天風呂やミストサウナなどが人気です。
 外湯 800円 駐車場あり


御所の湯:日伏防災、良縁成就
 広々とした滝が流れる岩造りの露天風呂が特徴の温泉で隣には四所神社があります。
 外湯 800円 駐車場あり


鴻の湯:夫婦円満、不老長寿
 温泉街の一番奥まった所にある温泉。その昔コウノトリがこの温泉で傷を癒していたという言い伝えが残ります。
 外湯 600円 駐車場あり


まんだら湯:商売繁盛、五穀豊穣
 道智上人の祈願で湧き出たと伝わる温泉。
 外湯 600円 駐車場あり


カニ


 山陰の香住海岸はカニの産地。カニの旬(漁期)は11〜3月にかけての冬ですので、城崎でカニを楽しみたいのであれば冬に訪れるように予定を組みましょう。。

おすすめ店

 をり鶴
 昭和17年創業の老舗で常連客も多いお食事処。初めて城崎温でお食事をするのであればここが一番おすすめです。


 すけ六
 かにちらしが有名な温泉街中心部にある寿司店です。メニューが豊富で店内も広いので家族連れの方などにおすすめです。メニューによっては持ち帰りも可能なので日帰りの場合、帰りの電車のお弁当代わりにもなります。


 お食事処 山よし
 カニの加工会社直営のお食事処。城崎温泉駅前にあり約15種類ものカニ料理を楽しむことができます。


 上記に紹介しているカニ料理は原則旬である冬の期間しか食べることができませんが、城崎温泉ではカニの出汁と身の入った「城崎流かに塩らーめん」や茶房夢屋で提供している松葉ガニの剥き身とキュウリタマネギをからしマヨネーズであえパンで挟んだ「カニサンド」などがあり、こちらは通年食べることができます。 

グルメ・ランチ


 城崎温泉は歴史ある温泉街の他に山海の地物グルメを提供してくれるグルメの街という一面ももっています。これらは和風のものからオシャレなランチまで地元の食材を使用した名物店がたくさんです。

海鮮丼

 城崎温泉から2〜3キロほど北に行けばそこはもう日本海です。地元の漁港で水揚げされた新鮮な季節の魚介を使用した海鮮丼は城崎グルメの定番です。
 おすすめ店 城崎では「おけしょう鮮魚の海中苑」が人気で海鮮丼のお値段は1400円ほどとなっています(1階は鮮魚店となっており購入した魚介類を2階で料理してくれます。また本店の他に駅前店もあります)。


但馬牛

 但馬牛は兵庫県北部で昔から飼育されていた和牛でかの神戸牛のもととなる牛。最上級ブランドの神戸牛に比べるとランクこそ落ちますが、その分お手軽な値段で美味しい和牛を食べることができます。
 おすすめ店 串焼きや牛丼を提供する「但馬牛串焼き但馬づくし屋」や但馬牛と八鹿豚のハンバーグを提供する「城崎町家 地ビールレストランGUBIGABU」、老舗旅館「三國屋」が運営する但馬牛レストラン「いろりダイニング三國」などが有名です。


ランチ

 なぜかオシャレな洋食店が多い城崎温泉。その理由は観光協会の方に聞いてみましたが分からないそうです。さて洋食といえばランチ。外湯を楽しみながらその合間に少々軽めのランチを楽しむ。これはいまや城崎の名物ともなっています。
 おすすめ店 「城崎ガレット&クレープドリカフェ」地元の農家から仕入れた野菜やそば粉、香住町の塩などを使用しているガレット専門店。


スイーツ Sweets

 城崎温泉にはジェラードやスムージーといったスイーツのお店も沢山見られます。外湯めぐりの合間に冷たいスイーツで火照った体をクールダウン。美味しさも倍増でおすすめです。



城崎温泉 日帰りの旅


 城崎温泉を散策しているととても目に付くのが浴衣姿の人たち。外湯めぐりの他に遊技場や道の往来でも普通に浴衣姿です。これは城崎温泉では「浴衣が正装」というルールがあり「外湯に行く際は必ず浴衣に着替えること」とされているから。つまり城崎温泉の宿泊客は外湯する場合は浴衣姿にならないといけないわけです。浴衣姿の人たちは午前中からよく見かけますが、日が暮れ始めるとさらにその数は増え、外湯以外の場所でも浴衣姿で移動する人たちの姿も多くなります。下駄の音を鳴らしながら浴衣姿で温泉街をそぞろ歩きする。この光景は城崎温泉で昔から見られている光景なのです。