金華山(黄金山神社)
金華山は宮城県石巻市牡鹿半島の先端に浮かぶ島で島全体が花崗岩で覆われています。由緒は日本で初めて黄金を産出した奥州の地でもっとも秀麗な地である金華山に、金を司る神様である金山毘古神
(かなやまひこのかみ)及び 金山毘賣神 (かなやまひめのかみ)を祀ったのがはじまりとされ、その後辨財天を守護神として、
恐山、
出羽三山と共に東奥の三大霊場として信仰を集めてきました。
東日本大震災では震源地に近い場所だった為、崖崩れや境内の灯籠や社の瓦が落ちるなどの大きな被害を受け、船着き場も使用不可能となってしまいましたが、現在は定期便も運行し自由に参拝が可能となっています(崖崩れの為島内は通行止めとなっているハイキングコースもあります)。
アクセス
宮城県石巻市女川港より定期船で35分、鮎川港より15分。船着き場から黄金山神社まで車で5分ほど(神社所有のワゴン車で送迎してくれます)。
定期船料金
女川港発 潮プランニング 35分(片道) 往復3,500円
※日曜・祝日のみの運行で午前11時女川港発、午後1時金華山発
鮎川港発 金華山航路事業協同組合 20分 往復2,500円
※平日は不定期の海上タクシーが運行(5名以上で出船) 往復3,000円
問い合わせ先
潮プランニング 090-4639-9038、金華山航路事業協同組合 080-1664-3800
黄金山神社
金華山西側中腹に鎮座する黄金山神社。金銀財宝、開運のご利益があるとされ、3年続けてお参りすれば「お金に不自由しない」と云われています。
金華山 観光
上空から見た金華山
金華山は
三陸の海に浮かぶ霊島。島全体が原生林におおわれ、野生の鹿・猿が生息しています。島全体が財産、開運のご利益があるとされる黄金神社の御神域であるうえに、地形的に牡鹿半島の東端部に位置することから元旦などは初日の出を求め多くの人でにぎわいます。
千畳敷(金華山)
千畳敷は金華山の東側にある景勝地。その名の通り「畳千枚」分の広さがあると云われているテーブル状の岩が続く海岸。
仙人沢
仙人沢は千畳敷とならんで金華山を代表する景勝地。高さ数十メートルの断崖が続いています。眺めは陸上よりも海上からの方がよいが、海から眺める場合はチャーター船と相談することとなります。
鹿
金華山には神の使いとされる鹿が多く生息しています。この鹿は人にも慣れており黄金山神社の境内も多くの姿をみることができます。また鹿達の為に草原化している所も多く見られます。
桜
金華山は桜の名所としても有名な所で、黄金山神社周辺を中心にソメイヨシノ、シオガマザクラ、ヤエザクラ、シダレザクラ等がきれいな花を咲かせてくれます。なお桜の見頃は種類が多いので4月中旬から5月中旬までと比較的長い期間楽しむことができます。
写真提供:宮城県観光課