茨城県
茨城県は関東平野の北東部に位置する県で、北西部は山間地、南東部は鹿島灘と呼ばれる太平洋に面した海岸線沿いに平野部が広がり、特に南部は霞ヶ浦と呼ばれる広大な水郷地帯となっています。
歴史的には律令制度が成立する前より大和朝廷の支配下にあったと推測されており、鹿島神宮や大洗磯前神社、6世紀頃の古墳もある古都水戸市など古い歴史を持つ神社や町も今に伝わっています。また黒潮と親潮がぶつかる好漁場「鹿島灘」やシジミやワカサギ、鯉などで有名な霞ヶ浦などの水産物や温暖な気候を利用した果物栽培などグルメにも事欠きません。
このように観光資源は結構あるのですが、観光に訪れる人の数は別にして、とある団体の魅力度調査では長くワースト1位に甘んじており近年は官民あげて観光PRに力を入れています。
※本ページに記載されている情報については変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください。
目 次
おすすめ観光名所ランキング
茨城県の観光マップ
観光モデルコース
茨城県の宿泊施設
本項では茨城県を代表する観光名所をピックアップしてご紹介していきます。初めて茨城県を訪れる方などにおすすめの、まさに茨城県観光では外すことのできない王道スポットです。
国営ひたち海浜公園
地図中 @

約200haの園内に四季折々の花々が咲き誇る海浜公園で、園内には遊園地の他、アスレチック広場や見はらしエリアなども設けられています。丁寧に整備された広大なフラワーガーデンはカップルや家族連れに人気です。
筑波山
地図中 A

日本百名山のひとつ。標高は約870mほどで女体山、男体山のふたつの山頂に、それぞれ女体山本殿、男体山本殿とふたつの神社が鎮座しています。山頂まではケーブルカーやロープウェイが整備されているのでハイキング気分で気軽に山頂まで行くことができます。山頂に続くロープウェイは秋から冬にかけての土日祝日に夜間運航も行われており、スカイツリーをはじめとした都心部の高層ビル群の明かりや関東平野の夜景を眺める事ができます。
偕楽園
地図中 B

水戸藩9代藩主徳川斉昭公(徳川幕府最後の将軍となる徳川慶喜の実父)によって造園された庭園。
100品種3000本の梅の木が植えられており、日本三大名園のひとつです。
袋田の滝
地図中 C

落差120m、幅73mの袋田の滝は日本三名瀑のひとつで、4段の岩壁を流れ落ちる光景が有名な滝です。自然豊かな滝の両脇には遊歩道やお土産店などが設けられ、かの
西行法師も絶賛したとされる新緑・夏の涼・紅葉・冬の氷と季節毎に姿を変える光景と滝の流れが織り出す自然の美しさは訪れる人々の心身を癒やしてくれます。
牛久大仏
地図中 D
牛久大仏(うしくだいぶつ)は高さ120mの青銅製の仏像。青銅製の立像としては世界一の高さを誇りギネスブックにも登録されています。周辺には簡易動物園や庭園なども整備されています。アメリカの自由の女神の3倍の高さを誇る(ただし女神像が乗っている台座部分から右手に掲げたトーチまでの高さは93mで3/4ほどの高さとなります)牛久大仏はその存在感もさることながら、胎内(仏像内)の光景も神秘的でおすすめです。ちなみに有名な
奈良の大仏様は座像ではありますが高さは15mほどで牛久大仏の手のひらに収まる大きさとなっています。
アクアワールド大洗
地図中 E
沢山の種類のサメやマンボウ専用の水槽で有名な大型水族館。テーマ別に9つのエリアに分かれており、特に茨城県沖の鹿島灘を再現した巨大水槽は圧巻の一言につきます。
鹿島神宮
地図中 F
鹿島神宮は勝利の武神「
建御雷神」を祀り、国の守護神として信仰されてきた古社。その由緒や歴史の古さから日本有数のパワースポットとしても知られ毎年多くの方が参拝に訪れます。なおサッカーチームの鹿島アントラーズは鹿島神宮の門前町「鹿嶋市」をホームタウンとしています。
霞ヶ浦
地図中 G
霞ヶ浦は茨城県南東部に広がる巨大湖沼で西浦・北浦・外浪逆浦・北利根川・鰐川・常陸川の各水域が交わり、河川法では利根川の支流の位置づけとなっています。
ワカサギや鰻、鯉といった水産資源が豊富で特に霞ヶ浦西部に位置する土浦市周辺では、霞ヶ浦で採れた食材を使用した料理を提供する店が多くみられます。また自然豊かな地域でサイクリングや遊覧船でクルージングを楽しむ方も多く見られます。
大洗磯前神社
地図中 H

創建は平安時代の856年と伝えられる古社で江戸時代に水戸の黄門様で有名な水戸光圀公が再興しました。太平洋が一望できる丘の上に鎮座し、祭神が降臨したとされる岬の岩礁に建てられた大鳥居は、日の出や月の眺望スポットとして知られています。この他、大洗磯前神社が鎮座する町がアニメの舞台となった事もありファンの方が多く訪れる事でも知られています。
常陸国出雲大社
地図中 I
縁結びで有名な出雲大社から分霊された神社で縁結びのパワースポットとして有名。拝殿に下げられた重さが6トンもある巨大なしめ縄は圧巻です。
※茨城県における定番の王道観光名所をおすすめ順に数字で表してみました。判断区別はあくまでも筆者の体験を元にした個人的見解ですが、茨城県観光の参考にしてみて下さい。
本項では茨城県の観光モデルコースと観光に擁する標準的な時間を整理してみました。茨城県は首都圏から日帰りで訪れる事ができる為、宿泊される方は少ないと聞いていますが本サイトでは1泊2日のプランでご紹介しています。なお交通手段は車による移動を想定しています。
茨城一周コース
茨城県を二日間かけて一周するコース。宿泊場所は北茨城・奥久慈・日立を想定していますが、足を伸ばせば宿泊施設が多くある水戸市もあるので皆さんの好みで選ばれるとよいでしょう。
1日目
圏央道 阿見東IC→5分→
牛久大仏→常磐自動車道経由 1時間→
水戸市観光・昼食→1時間15分→
袋田の滝→北茨城・奥久慈・日立辺りで宿泊(袋田の滝近くの奥久慈エリアは温泉宿がメインで旅の疲れを癒やすには最適です)
2日目
国営ひたち海浜公園→20分→
那珂湊昼食(海鮮丼をはじめとした漁師飯がおすすめ)→5分→
大洗磯前神社→1時間→
鹿島神宮→10分→
北関東自動車場 潮来IC
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