箱根のパワースポット一覧




 古より関東山岳信仰の拠点であった箱根は全域がパワースポットと言ってもよく、箱根山の箱根大神を祀った「箱根神社」、芦ノ湖の九頭龍大神を祀った「九頭龍神社」、この二つの神社を中心に、縁結び、恋愛、心願成就のパワースポットとして知られています。本ページではこれら箱根のパワースポットを紹介していきますが、箱根神社と九頭龍神社 新宮については別途「箱根神社のご利益」で詳しく紹介しています。


目 次

箱根神社と九頭龍神社の違い
九頭龍神社 本宮と新宮の違い
九頭龍神社 本宮
箱根神社 元宮
箱根のパワースポット巡り


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箱根神社の元宮と九頭龍神社の本宮・新宮 なにが違うの?


 まず最初に箱根神社には他に元宮が、また九頭龍神社には本宮と新宮があります。これらはいずれも箱根のパワースポットとされる神社ですが、参拝者のなかにはこれらの神社を混同していたり、違いが分からず参拝されてしまう方も多くおられますので、本項では簡単に整理してみます。

位置関係

箱根神社と九頭龍神社 位置関係は図の通りで「箱根神社及び九頭龍神社 新宮」は元箱根地区にあり、「箱根神社 元宮」は駒ヶ岳山頂にあります。また九頭龍神社の本宮は箱根園から徒歩で徒歩30分ほどの所にありますが、月次祭が行われる毎月13日は箱根芦ノ湖遊覧船 元箱根港から参詣船が出航しています。
 
 
箱根のパワースポット



九頭龍神社の本宮と新宮

 九頭龍神社には本宮と新宮があります。これは本宮は箱根神社から直線距離にして3.2kmほど北西の芦ノ湖湖岸にあり徒歩もしくは船でしか渡ることができなかったため、平成12年に箱根神社の境内に分社として九頭龍神社 新宮を建立し参拝しやすくしたものです。神社の方のお話では御神徳は本宮、新宮共に変わらないとの事ですが、ご祈祷や神事、行き方はそれぞれ異なり、神職の方が常駐されているのは新宮ですからお守りやご祈祷は新宮の方で授与、お願いします。また神事の月次祭は本宮の方で行われています。

九頭龍神社の本宮と新宮


九頭龍神社 本宮


九頭龍神社 本宮 縁結びの神様として有名な九頭龍神社。箱根神社を建立した万巻上人が人々を苦しめていた芦ノ湖に住む九頭の龍を調伏し祀ったのがはじまりとされています。お社自体は小さなもので、境内及び周辺には弁財社や白龍神社といった水や龍に関係のあるお社が鎮座しています。縁結びのほか金運守護、商売繁盛のご利益があるとされており、毎月13日に行われる縁結び・心願成就の祈祷行事である「月次祭」の日には良縁を求め毎月数百人もの女性が参加し、もっとも盛大な6月の月次祭時にいたっては数千人もの人が集まります。
 なお九頭竜神社の「縁結び・心願成就お守り」は本宮にお札所が無いため、お受けする場合箱根神社のお札所で受けることとなります(注:月次祭が行われる13日は本宮でもお守りをお受けすることができます)。
 九頭竜神社の本宮は月次祭が行われる毎月13日しか行くことができないと一部誤解されていますが、正確には元箱根から参拝船が出船するのが毎月13日のみということであり、普段の日でも時間はかかりますが徒歩で行くことができます(箱根園から徒歩で片道30分ほど)。この九頭龍神社 本宮への行き方の詳細は別途「箱根神社へのアクセス・行き方」を参照。

月次祭

 毎月13日に行われる九頭龍大神に感謝しご加護を祈願するお祭りです。参列者の願い事を祈願する祈祷も行われ縁結びのご利益があることから良縁祈願を願う多くの女性で賑わいます。もし九頭龍神社の本宮でご祈祷を受けたい場合(通常時は新宮でのみ行っています)はこの月次祭に参加すればよいわけです。願い事はお受けした紙に記載し納めると神職の方がひとつひとつ祈願してくれます。

箱根のパワースポット


箱根神社 元宮


箱根神社 元宮 箱根神社の起源は箱根の山岳信仰からきているとされ、駒ヶ岳の山頂には箱根最高峰の神山を拝むための社が築かれました。この社が現在の箱根神社 元宮となっています。言い伝えでは2400年前聖占仙人が神仙宮を開いたのが始まりとされ、広々としていて眺めもいい山頂に鎮座していますが、周辺には岩垣や古代祭祀遺跡なども確認できその歴史の深さを感じさせてくれます。
 この元宮は古来より信仰されてきた聖なる場所ですので、具体的なご利益や効果を期待するというよりは、聖地箱根のパワーを身に受けることに訪れる意義がある、まさに正真正銘パワースポットと呼ぶにふさわしい場所なのです。
 なお元宮の参拝は24時間自由ですが、実際は実質的に唯一のアクセス手段となる駒ヶ岳ロープウェイの運行時間にコントロールされることになります(駒ヶ岳ロープウェイ 下りの最終は16:50分です)。

祭神

 箱根神社元宮は位置づけ的には箱根神社の奥宮にあたりますが、祀られている神々は比較的若い世代の神々が祀られている麓の箱根神社とは異なり天地開びゃく時の創造神が祀られています。これらの神々は造化三神と呼ばれ日本神話において最初に出現する神々です。

天之御中主神 (あめのみなかぬしのかみ):最初に出現した宇宙の根源の神
高御産巣日神 (たかみむすびのかみ):創造・生産を司るムスビの神で生成の霊力を司ります。
神産巣日神 (かみむすびのかみ):創造・生産を司るムスビの神で生命の復活と再生を司ります。
※高御産巣日神と神産巣日神の「ムスビ」とはムスが生成、ヒが霊力を意味し「万物生成を発展させる霊力」を意味します

箱根のパワースポット


箱根のパワースポットパワースポット巡り


箱根神社と九頭龍神社 一般的には箱根のパワースポット巡りをする時には箱根神社と元宮、九頭龍神社の本宮と新宮、以上四箇所の神社を巡れば良いといわれてます。九頭龍神社の月次祭が行われる毎月13日は人出も多く参拝にも時間を要するので話は別次元となりますが、基本的には1日あれば余裕をもって巡ることができます。

各所要時間

元箱根地区〜箱根園
 バス及び車で約10分。ただしバスの本数は1日5本程度。最寄りのバス停は元箱根地区が「元箱根」、箱根園が「ザ・プリンス箱根」となります。詳細は伊豆箱根バス
HPを参照

箱根園〜駒ヶ岳山頂
 駒ヶ岳ロープウェイで山頂まで7分。山頂駅から元宮まで徒歩10分。

箱根園〜九頭龍神社本宮
 徒歩20分
 

箱根のパワースポットマップ



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